Amazonで中華ガジェットを中心に販売をしている「hommee-jp」の方から、中華SIMフリースマホ『HOMTOM S8』をご提供頂きましたので、実機をレビューしてみたいと思います。
こちらのスマートホンは 上下のべゼル幅を削る事で、端末サイズを大きくすることなく5.7インチの大画面を実現しています。またDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応していますので、SIMカードを2枚挿す事で、キャリアSIM+格安データSIMといったデータ通信の大幅な節約にも利用できる端末となっています。
HOMTOM S8仕様
HOMTOM S8スペック
項目 | スペック |
---|---|
CPU | MediaTek MTK6750T Octa Core 1.5GHz |
GPU | Mali-T860 |
OS | Android 7.0 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
画面サイズ | 5.7インチ 1440 x 720 pixels |
カメラ画質 | リア:16 + 5MP フロント:13MP |
micro SD スロット | ○最大 128GB |
SIMカード | nanoSIM + MicroSIM (DSDS対応) |
Bluetooth | v4.0 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n |
バッテリー | 3,400mAh |
入出力端子 | MicroUSB |
サイズ | 152 x 72.5 x 7.9 mm |
重量 | 179g |
ネットワーク | 2G: GSM 1800MHz, 1900MHz, 850MHz, 900MHz 3G: WCDMA B1 2100MHz, B8 900MHz 4G LTE: FDD B1 2100MHz, B3 1800MHz, B7 2600MHz, B20 800MHz |
カラー | 黒/ブルー/シルバー |
開封の儀
【セット内容】
・HOMTOM S8本体
・USB充電アダプター(EUプラグ)
・MicroUSBケーブル
・USB変換アダプター(給電用)
・TPUケース
・画面保護フィルム
・取扱い説明書(英語)
・SIM取出しピン今回の端末はAmazonのバイヤー会社「hommee-jp」さんから提供頂きました。
こちらの会社からAmazonで購入すると、KKMOONのスマホスタンドと日本国内用の5V/2AのUSB急速充電アダプターが付属されます
筐体レビュー
ピッカピカの艶ブラックボディ▼
端末下側にはマイク・スピーカー・MicroUSBコネクタ・ステレオジャック(3.5mm)▼
画面上のべゼルにインカメラ▼
端末上にSIMカードスロットが搭載されています▼
端末右側にはボリュームボタンと電源ボタン▼
リアのデュアルカメラは縦配置、その下には指紋認証部▼
画面は2.5D曲面ガラス▼※画面保護フィルムは予備とは別に最初から貼ってありました
べゼル幅は左右4mm/上下9mm▼
重さ約188g▼※公称値より9g重いですが、2個の量りで軽量しましたので間違いないと思います
それでも一般的な5.5インチ画面スマホ並みの重量に留まっています
付属のケースはハードでは無く薄型のTPUケース▼
画面では分かり難いですが細かいドット柄です▼
画面サイズについて
このスマートホンは、上下のべゼル幅を削りまくって5.7インチ画面を実現しています。
5.5インチ画面の「MEIIGOO M1」と並べてみます。
右:HOMTOM S8▼端末サイズは5.5インチスマホより逆に小さいです。ただし「MEIIGOO M1」の方は前面下部に指紋認証ボタン兼ホームボタンを配置しています。
画面サイズを比較するために画面下部の位置を併せて撮影してみました▼画面のアスペクト比は18:9で、縦に画面が長いのが分ります。ちなみにボディに対するスクリーンの割合は83パーセントです。
内部レビュー
日本語ロケールがインストールされていますので、Welcome画面から直接日本語化が可能でした▼
ピュアなAndroid 7.0で、インストールされている独自のアプリはカメラ・ファイル共有・ドキュメントリーダー・アプリロックアプリ。それ以外はGoogle系バンドルアプリです。バンドルアプリはアンインストールする事ができません
ナビゲーションキーは画面内のオンスクリーンキー▼
設定を開くだけでストレージとメモリの使用量が確認できます。
初期状態で内部ストレージは64GBのうち603MBのみ使用していました▼
SIMカードスロット2にはMicroSDカードを挿す事が可能です▼
外部ストレージとして認識されます▼
SIMカード
この端末は、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応しています。DocomoのSIMとLINEモバイルのSIMを入れて接続テストをしてみました。
SIM1側がMicroSIM、SIM2側がnanoSIMとなっています▼
4G(3G)+3GのDSDSに対応していました▼VoLTEにも対応しています
カメラ性能
HOMTOM S8はリアにデュアルカメラ16.0MP + 5.0MPを搭載しています。
カメラアプリにマニュアルモードはありませんが、セッティング画面から、露出、ホワイトバランス、撮影シーンモード、彩度などを設定することができます▼
カメラのモードはノーマル・blur・パノラマ撮影の3つ。フィルターなどの機能はありません。
blurモードを選択すると絞りを調整して一眼レフのようなボカした写真撮影が可能です▼
こんな感じでボカす事が可能です▼
カメラの総評としては、ピント合わせからシャッターを切るまでに少しモタつきます。また日中の外で撮影すると、露出オーバー気味で、手動で露出を設定する必要がありました。アプリを含めデュアルレンズの機能を生かし切れていない印象です。しかし日常使いのスマホカメラとしては、悪くないレベルには達していると思います。
スピーカー
スピーカーの性能は優秀で 音量を上げても音割れする事がありません。モノラルなので音質が良いとは言えませんが、音の広がりがあります。動画鑑賞程度ならイヤホンやBluetoothスピーカーなど無しでも大丈夫です。
充電・バッテリー
付属の専用充電器の表記は5V/2A。EUプラグになっています▼
付属の変換アダプターを使えば日本でも使用可能です。
5.37v / 1.75Aで急速充電▼
一般的なUSB急速充電器で充電してみます。
5.05v / 1.25A▼そこそこの速度で充電できました。ちなみにQuick Charge3.0(QC)には対応していませんので、QC対応のUSB充電器を使ってみると逆に速度が落ちました(5.04V/1.1A)
バッテリー容量は3,400mAhで、電池の持ちに関しては平均的といった印象です。通勤通学の音楽鑑賞+LINEやメール・WEB閲覧程度でしたら1日は使えると思います。
給電機能
HOMTOM S8には給電機能が付いています。端末をモバイルバッテリーとして使えますので、外出先でバッテリー切れになったBluetoothイヤホンなどの機器を充電する事ができます。
付属のケーブルを挿して給電します▼
ベンチマークテスト
AnTuTu Benchimark (v6.2.7)を使って処理能力をテストしてみます
スコア41,127。3Dスコアは6,437▼
MTK6750T オクタコア1.5GHzはミッドレンジの下といったSoCです。RAM4GB、ROM64GB積んでいますので、余程CPUパワーを必要とするゲームをプレイしない限り動作がモタつく事はありません。日常使いには十分なスペックです
デバイス情報
各種センサー情報
まとめ
iPhone Xを筆頭に「べゼルレスにする事で大画面化を実現する」というのが、最新スマートホンの傾向になっています。実際に手にしてみると端末サイズは据え置きで画面が大きくなっているのが当然の進化だと感じました。ノートパソコンがべゼル幅を削りまくって進化したように、これからはスマホもべゼルレスの時代になりそうです。
また最近の海外SIMフリー端末は、DSDSに対応していても2G+4Gの事が多く、日本では実質使えないものばかりでした。こちらの「HOMTOM S8」は3G + 4Gの2枚挿しに対応していますので、キャリアSIM + 格安SIM(データプラン)を使ってのモバイルデータ通信費の大幅な節約が可能です。
タカシ
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