オーディオ機器メーカーの老舗JBL(ジェイ ビー エル)よりエントリーモデルのBluetoothイヤホン『JBL T110BT』が発売になりました。
同社は、言うまでもなく世界最大のスピーカーメーカーとして君臨しています。
JBLのBTイヤホンは「E25BT」という五千円台で買える機種がありましたが、T110BTは低価格帯イヤホンの激戦区である三千円台の価格設定になっています。
JBL特有のプレミアムサウンドをこの価格で実現していれば、一人勝ち間違いなしです。さっそく購入して来ましたので実機をレビューしたいと思います。
JBL T110BTスペック
タイプ 密閉ダイナミック型Bluetoothワイヤレスカナルイヤホン
カラー ブラック、ホワイト、ピンク、ブルー、グリーン、グレー
Bluetooth Ver 4.0
※伝送範囲:Class 2(通信距離10m、障害物がない場合)
対応プロファイル A2DP v1.2、AVRCP v1.5、HFP v1.5、HSP v1.2
ユニット 8.6mm径ドライバー
周波数特性 20Hz ~ 20kHz
重量(本体のみ) 約16.5g
電池 充電: 約2時間
音楽再生: 最大約6時間
※充電・再生時間は、使用環境により異なります。
付属 イヤチップ(S、M、Lサイズ)※Mサイズ装着済、充電用ケーブル
ケーブル スマートホン用マイク付3ボタンリモコン搭載ケーブル、イヤホン左右本体間: 約80cm
【セット内容】
開封の儀
bluetoothイヤホン本体x1
MicroUSB充電ケーブル x1
イヤーパッド (S/M/L各2)
クリップ x1
取扱説明書x1
製品レビュー
喜平型のコードで右耳側にリモコン、左右対称に左にはロゴのみのダミーリモコンが付いています▼
長さ80cm。半分に折ってもこの長さ▼
手に持ってみます▼
ハウジングの右耳には「JBL」のロゴ▼(左は「!」表示)
ハウジングは極小▼
イヤーピースのベース部は直径6mm▼※平均的な直径は5mmなので1mm太いです。7mmあると耳の穴が小さい人は、イヤーピースをSにしても外れやすくなります。
実際私の右耳が小さいのですが、6mmあれば大丈夫でした。
イヤーピースはS/M/L各2▼
リモコン裏にもJBLのロゴ▼
リモコンはボリュームとマルチの3ボタン▼
もちろん技適マークはついています▼
充電すると明るめの白色LED▼
左右のハウジングはマグネットで付くので、使わない時にはネックレスのようにしておけます▼コードが長いので留まるのはみぞおちくらいです
重さは約16g▼
通話テスト
このイヤホンにはマイクが付いており通話が可能となっています。LINEの「通話テスト」機能を使って通話音量を試してみます。
リモコン部にマイクがセットされているので、少し遠いですが通話音量は良好でした。マイクを口元に持ってくると通常通話と変わらない程にクリアに声が届きます。
使用感
ハウジングが小さいので、首を振っても重さで落ちたず外れたりしません。
普通に垂らすとリモコンは鎖骨にあります(鏡なので左右が逆です)▼長いケーブルタイプのBTイヤホンは初めてなので、余ったコードをどうして良いのか分りませんでした。油断するとリモコンが背中に回っている事もありましたが、最終的には左右のリモコンを均等に前に出して落ち着きました
おさげ髪を前に垂らす感じ?▼※背中に見えるのは、洋服の洗濯タグではなくイヤホンに付いているタグを外し忘れました 😥
前回のBTイヤホンのレビューでは「BTイヤホンを選ぶ際、リモコン部のサイズと位置、重さが非常に大切だ。顎付近がベスト」と書きましたが、普段使いなら長いコード系も有かもしれないと感じます。
ハウジング部にバッテリーなどの重さが掛からないので、ネックバンド式のBTイヤホンのような安定感があります。ただしスポーツ用途には絶対に向かないですし、コートの季節になると間違いなくケーブルの長さが邪魔になると思います。
iOSではイヤホンのバッテリー残量も表示されます▼
Bluetoothバージョンが4.0と少し古いので心配でしたが、音飛び、音切れなどはありませんでした。動画を観ていても音の遅延も感じません。
ただ音漏れが少しあるので、家族に指摘されました。大きい音で電車などで聴くのは止めた方が良さそうです。
音質
8時間の短いエージング後に試聴しました
ドンシャリのような派手なチューニングでは無く、全ての音域がムラなく出てクリアサウンドが印象的です。曲の中に入るドラムやベースなどの重低音もしっかり綺麗に出ています。クラッシック・JAZZ・ロック・ポップス・レゲエなど、どのジャンルを聴いても美しいサウンドでした。特にボーカルの入っている音楽に関しては、ボーカルが際立って聞こえて歌手の声が生きて来ます。
しかしながらAPT-Xに未対応で、少し軽くて音に張りが無いと感じる事もあり、音に拘る人が考えている「JBLサウンド」の域にまでは達していません。またノイズキャンセル機能が搭載されていないので、騒音のある所だと音量を上げて対応する必要があります。
まとめ
JBLが発売しようとも三千円強の価格では、美しい音を出すのは難しいだろうと考えていました。しかし想像以上の出来で、嫌いな人が居ないサウンドといった感じです。同価格帯のBluetoothイヤホンどころか、低価格帯の有線イヤホンより綺麗な音だと感じます。
ケーブルが長く、慣れないと少し使い難い点は否めませんが、今、低予算でBTイヤホンを買うのなら間違いなくコレを買うと思います。
記事執筆時の価格は3,280円でカラーは6色▼
またJBLでは充電可能なケースも販売されています。
タカシ
最新記事 by タカシ (全て見る)
- ARグラスが最大69%OFF「100台限定!XREAL開発者製品ラストセール」を実施 - 2024年11月21日
コメント