私はフィリップスから発売されている、家庭用フラッシュ式IPL脱毛器の「ルメア」を使って、自宅で自力でヒゲのセルフ脱毛に挑戦しています。
前回ヒゲの進捗状況をご報告してから、また2カ月が経過しました。
現在、脱毛をスタートしてから2年 2か月目。ラストスパートの仕上げ作業中です。
髭の状態に変化がありましたので、レポート記事にしてみます。
ページコンテンツ
IPL脱毛器とは
IPL脱毛の仕組みを簡単に解説します。ご存じの方や、どうでも良い方は読み飛ばしてください
IPL脱毛とは、毛根のメラニン色素に反応して熱を発するフラッシュ光(キセノンランプ)を照射して、毛根にダメージを与えて、毛を弱らせるタイプの脱毛方法です。
家庭用の脱毛器ですが、脱毛サロンなどで使用されているレーザー脱毛と原理的には同じです。ちなみに、毛のライフサイクル(毛周期)のうち、成長期に照射した毛のみが永久的に脱毛されます。
私が使っているのは、妻が全身脱毛が終わって不要になったお古。フィリップスの「ルメア」という女性向けの全身脱毛器です。メーカー品は、光脱毛器とは表示できないようで光美容器として販売されています。
ヒゲ専用のIPLメンズ光脱毛器も販売されていますが、照射口が違うだけで仕組みは同じです。
ちなみにルメアの取扱説明書には「ヒゲには使わないように」と書かれていましたが、自己責任で使っています。
照射頻度・方法
脱毛サロンでの光脱毛の照射頻度は、最初の2ヵ月 は2週間に1度、それ以降は毛の生え変わるサイクル「毛周期」に合わせて 2~3ヶ月に 1回のペースが一般的と言われています。
メンズ脱毛サロンでの男性の顔髭脱毛の場合、1~2ヶ月に一度のサイクルが目安です。
手持ちの脱毛器は家庭用で非力なので、照射スパンを短めに設定して、1年目は3週間に1度照射していました。それ以降は、月に1度のペースに変更しました。
光脱毛器でシミが出来たり、濃くなるという事はありません。しかしながら、短いスパンで頻繁に照射すると、シミの部分に火傷による色素沈着の可能性があります。十分に肌を休めてから照射した方が良いでしょう。
手持ちのルメアは、身体用で顔用アダプターが無いタイプなので、照射には少し苦労しています。
脱毛器に照射可能なランプが付くまで、角度を変えたり口を膨らませたりして頑張ってます(光脱毛器は照射口を全て塞がないと照射ができません)
照射後には、サロンを見習って凍らせていない保冷剤で全体的に冷やすようにしています。
ヒゲ脱毛のデメリット
ヒゲを一度脱毛してしまうと、二度と生えて来なくなります。将来、髭を伸ばしたくならないか?という事も考慮に入れる必要があります。
ヒゲを伸ばす事で、ほうれい線やシワなどの老いや顔のパーツ、形の欠点を隠す効果もありますので、ヒゲが似合うタイプの人にとっては、大きなデメリットになり得ます。
髭が濃い人は、脱毛する事でカーネルサンダースや宮崎駿のようなダンディ白髭老人という未来を閉ざす事になります。白髪交じりのゴマ塩の無精ひげというワイルド路線もありますので、良く考えてから脱毛することをお勧めします。
最近では、自分の好みの形にヒゲを脱毛する「デザイン脱毛」という脱毛方法も流行っているようです。
髭が濃いタイプの方は、口ヒゲと顎ヒゲだけを残して、他の青く見える所だけを除毛すると素敵な髭になりそうですね。
またIPL脱毛器は、メラニンの色素に反応するので、脱毛中は日焼けができないというデメリットもあります。夏日焼けしたいのであれば、秋に日焼けが落ち着くまで暫くの間お休みしておく事になります。
時系列の過程画像
今までの過程を時系列でダイジェスト版にしてみました
脱毛スタート前
開始前、2日間くらい放置した無精ヒゲ状態
私のヒゲは密度が薄いので、伸びるとカビのようにしか見えません▼
ヒゲはあるべき所に少しずつ生えている程度で、面積も小さ目です。”もみあげ”とヒゲは繋がっていません。また上を向いた時の顎の下から首方面にも、髭は全く生えていません。
脱毛開始 7か月
IPL脱毛の照射開始から7か月が経過した頃。6日間ヒゲを伸ばした状態で撮影しました▼
この頃には、密度が目に見えてまばらになって、ミステリーサークル風に残っている部分も出てきました。画像からも明らかに毛量が少ないのが分かると思います。
特に鼻の下部分が、三角に残っているのが目立ちます。
顎ヒゲに脱毛効果が抜群で、生えている面積が 10分の1、毛量は 50分の1以下まで減っていそうです。
※ 除毛されたヒゲにムラがあるので、髭が少し伸びると囲んだ部分が、遠目には痣(あざ)のように青く目立って困りました
脱毛開始から1年 2か月後
1年2か月経過した時のヒゲの状態。4日間剃っていません▼この前の段階までは、唇の下部分にヒゲが写っていなかったと思います。実は毛が少ない部分だったので、初回の照射後に無理やり抜き続ければ何とかなると考えていました。毎回、照射ついでに抜いていました。
しかし結局は意味なかったようで、唇の下部分は実質この時から脱毛スタートです。
1年 10か月後
4日間ヒゲを剃らないで放置して撮影しました。
コロナ騒動で、マスク着用でも仕事ができました。無精ひげ生活が捗ります。
特に効果が現れたのは、遅れて脱毛を開始した唇の下部分。太い毛は数える程しか残っていません。1つの毛穴から2本生えている所など、密集地が何か所かありましたが、しっかりと間引きが進みました。
この時は、顎ヒゲが一気に減りました。画像には写り難いですが、弱弱しい毛が8本だけ残っています▼
2年後
3・4日間ヒゲを伸ばして撮影しました▼
この2か月の間だけで、嘘のように一気に毛が減りました!
もう部位別に解説するまでもなく、見たままが全てです。鼻の下、口の両脇、唇の下にそれぞれ少し残っている程度です。
今まで紹介していませんでしたが、離れた所にポツンと1本づづ生えていたはぐれ毛3本も2か月間で消えました。
顎髭の8本は変わらず居座っています 🙁
残りの太いヒゲをカウント:残り82本(±8)
2年 2か月後(現在)
5日間ヒゲを伸ばしたままで撮影しました▼
残り本数が少ないので、どの毛が無くなったのかも分かって面白いです。
照射スパンは、ラストスパートとして 6日に一度と短めにしています。
前回の記事を投稿してから数日後に、向かって右側のヒゲが一気に全滅したのには驚きました。
実は2本だけ太い髭が残っていましたが、現在は全て無くなっています。
全体図からは良く見えないので、残っている部分をアップにしてみます▼
一見ほとんど脱毛完了しているように見えますが、向かって左側の口の脇のヒゲが12~14本程度残っています。
また鼻の下は太い髭が 5・6本あり、それに加えて毛穴だけの伸びてこない細い髭があります。唇の下は、アップにしてようやく見える程度の細い髭が数本ある程度です。
それ以外の部分も完全に消えた訳ではなく、指の腹で撫でるとザラザラしている部分もあります。細い髭や白髪ヒゲが残っているので、白髪は抜くようにしています(IPS脱毛器は、毛根のメラニン色素に反応するので、白髪には効き目がありません)
ずっと8本残っていた顎ヒゲも、今回で一気に減って太い毛が2本のみとなっています。また今まで記事には書いていませんでしたが、顎の下にある白ホクロに毛が生えていました。最近ここも一緒に照射するようにしたところ、気が付けば無くなっていました。
残りの太いヒゲをカウントしてみると、残り31本(±4)!!
過去の画像と比較
最新の状態を過去の画像とそれぞれ比較してみます
※ 画像の真ん中のスライダーは移動できます
←7カ月/2年2か月 →
←1年2か月 / 2年2か月 →
←2年 / 2年2か月 →
雑感・まとめ
そろそろ最終回も近いですね。残りは少ないですが、脱毛が終わっていると思っていた所に急に生えてくる「ゾンビ毛」が面倒くさいです。今回も2本生えて来ました。
一気に無くなった右側部分ですが、恐らく成長期に照射されていない毛もあると思うので、蘇るゾンビ毛が結構ありそうな気がします。
後は、毛を減らしつつ落ち武者残党のゾンビ毛との戦いが続きます。
もう既にヒゲを剃る習慣は無くなっています。残り少ないので抜いてしまっても良いのですが、抜くと照射できないので赤ちゃんの爪切りでチョキチョキしています。
ヒゲが最後まで居座っていた場所は、起伏があって広範囲用の照射口では上手く照射できない部位ばかりでした。身体用の広範囲タイプの脱毛器では、光がしっかり届いていないのでしょう。
最初から顔用アタッチメント付きの脱毛器を使っていれば、もっと早くヒゲ脱毛が完了していたと少し後悔しています。
またヒゲに変化が現れたらレポート記事にしてみます。
興味のある方は過去ログ記事も読んでみてください▼
最終回↓
タカシ
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