2018年9月 6日の「北海道胆振東部地震」で、北海道全域で大規模な停電が発生しました。また台風21号の影響で近畿地方中心に停電が続いています。
北海道ではようやく99%の地域で停電が解消されていますが、大停電の影響でAmazon、楽天などのECサイトでは震災アイテム(特に停電関連の商品)が飛ぶように売れています。現在、幾つかの商品は品切れ状態になっており、残りの在庫も需要と供給の関係で価格が吊り上っています。
しかしAmazonでは、その時点で売れている商品に「ベストセラー」マークが表示されますので、平常時とは違う製品にベストセラーがついている商品が目立ちます。そのため現時点で震災関係アイテム(アウトドア製品)に関しては、本来の人気商品が判別不能な状態に陥っていて、なんか もうメチャクチャです。
そこで平常時の「ベストセラー」の定番ガジェットをまとめてご紹介します。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーに関しては、人気商品の在庫が豊富だったようで品切れや価格操作はありません。AnkerやCheeroの公式ショップから購入すれば安心です。
LEDランタン
停電中の生活をLEDライト(懐中電灯)のみで乗り切るのは厳しいです。用意していないご家庭が多かったのか、部屋全体を照らす事のできる LEDランタンが売れているようです。
しかしながら安価で一見使いやすそうな中華ランタンに人気が集まっており、本来の明るくて高性能なLEDランタンが商品郡に埋没してしまっています。
現在、Amazonではベストセラー商品の表示が次々と切り替わっていますが、平常時ではジェントス社製品がド定番の人気商品です。
飛びぬけて人気のランタンは「エクスプローラー プロフェッショナル EX-777XP」。ロングセラーのシリーズで、私も旧モデルを持っていますが本当に明るいです。特にカバーを外して上から吊るすと、電球で照らしたように部屋中が明るくなります。夜のBBQの時などは、暗いと何の肉を焼いているのか判別できなくなりますが、このライトをテーブルの上に吊るしておくと肉の違いが判るほどです。
ちなみにジェントス系のLEDランタンは、Amazonが発売・発送している製品に関しては従来の標準価格で販売されています。
その他の業者はAmazonに比べ700円以上の高値で販売していますね。
上の「エクスプローラー EX-777XP」は単一電池使用なので、震災時には少し不向きです。入手しやすい単三電池 x 6本で使える「エクスプローラー SOLシリーズ」がお勧めです▼
↓こちらのLEDランタンもジェントスの単三電池を使うタイプ。IP67準拠の防水なので雨の屋外でも安心して使えます。また、そのまま逆さにぶら下げて使う事ができ、小型で明るくお勧めのランタンです(私のメインランタンです)
単四が3本で使える小型版▼
キャンプツーリングや登山などでは、コンパクトな持ち歩き用のLEDランタン「DOD ポップアップ 2WAY LEDランタン」が定番。
こちらのランタンも私の愛用品で、畳めばLEDライトとしても使うことができ、コンパクトですが結構明るくて気に入っています。
持ち出し袋用としてもお勧めです▼
人気の和製アウトドア用品メーカーsnow peakの「たねほおずき」は、コンパクトで使いやすい事からロングセラーの照明です。私は2個持っていて1つは震災用の持ち出し袋に入れています。
ソーラーチャージャー
北海道地震後、手軽に発電できる「ソーラーチャージャー」が特に人気で、品切れや価格の吊り上げなどで入手が困難になっています。
ソーラーチャージャーは、通常のソーラーパネル発電のような複雑な配線が不要で、USBポートから直接電力を得ることが可能です。
太陽に向けて置き、USBケーブルを差し込むだけでスマートホンやモバイルバッテリーに充電する事ができる便利ガジェットです。
平常時に、常に人気なのが「RAVPower ソーラーチャージャー 【3ポート / 24W】」
Amazonのレビューや口コミで「発電効率が良い」ことから一番売れている製品です。
安心のAnker製も人気です▼
残念ながらAnkerのソーラーチャージャーは品切れで、再入荷の予定も立っておりません。RAVPower は通常の数倍の価格で販売(転売)されています。すぐに落ち着くと思いますので、標準価格に戻るまで待つのが得策だと思います。
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ヘッドランプ
電気が付かない状況下で、トイレに行ったり作業をするには両手が使える「ヘッドランプ」が便利です。
ヘッドライトは大袈裟で恥ずかしいと思うかもしれませんが、登山時以外には頭に装着しないで首に掛けてネックバンドとして使う方法が一般的です。
真っ暗な状態の時に、パーソナル照明があると心強いです。
ヘッドランプもジェントスが定番です。Amazonジェントス ヘッドランプ
本格的に登山などで使われているヘッドランプは「ブラックダイヤモンド」「ペツル」あたりです。
ポータブル電源
停電時でもコンセントが使えるポータブル電源も売れています。
「suaoki ポータブル電源 S270」は、手頃な価格で専用のソーラーパネルを使って充電も可能な事から人気です。
カセットコンロで発電できるお手軽な発電機も注目を集めています。
ラジオ
スマートホンでラジオを聴く事も可能ですが、バッテリーの消費が激しいのでポータブルラジオが必携です。
一見デジタルチューニングの製品が便利に見えますが、場所によってチューニングが “ぴたっ” と決まらず雑音で聞き取り難い事が多いです。アウトドア関係では、ワイドFM対応の手動式のラジオが常識です。
残念ながら今現在、手動式のメーカー品ラジオの納期は1~3週間待ちです。
ガジェット以外
ガジェットではありませんが、ご飯はお湯や水を注ぐだけで食べられる「アルファ米」がお勧めです。
少し高価で1食単価が上がりますが、長期間の保存が可能で、レンジでチンするご飯より美味しく調理が簡単です。レンジでチンするご飯は、加熱しないで食べると体がでんぷんを消化できません。しかも停電でレンジが使えない場合、20分以上も湯煎する必要があります。貴重なガスボンベの消費が激しくなりますね。
アルファ米は1食(大盛り)で280円しますが、登山専門店の 好日山荘 では「尾西食品のアルファ米」が常にセール価格の¥238で販売されています。私は好日山荘でアルファ米を仕入れています。
アルファ米は袋が自立するタイプが多いので、食器を汚さないために袋の中にカレーを入れたりして袋から直接食べる事が推奨されています。
しかしアルファ米の中に付いてくるスプーンは、短くて食べ難いです。しかも入り口が狭く縦長の袋から直接食べますので、割り箸や通常のスプーンでも苦労します。そこでオススメなのが “長いスプーン”
中でもシリコン製のフォールディング(折りたたみ)スプーンが秀逸です。
アルファ米に限らず、皿などもシリコンで舐め取るように綺麗に食べる事ができますので、水が使えない状況でも食器の拭き取り洗いが楽になります。
このスプーンは、登山やキャンプでも愛用している人が多いです。震災用の持ち出し袋に入れておけば、避難所で支給されるアルファ米も苦労しません。
少し長いロングタイプもあります▼
まとめ
今回ご紹介したガジェットは、どれも類似の中華ノーブランド品が溢れています。しかしながら「似て非なるもの」で、基本性能や耐久性が全く違います。防水性能に不安があり、接触不良が起きやすい製品が多いです。震災用品は生命に関係しますので、ブランド品の購入をお勧めします。
以前購入した中華製ヘッドランプは、ボタンが外れており防水機能という宣伝文句は全くの偽りでした▼
以前も記事に書きましたが、中華製のアウトドア製品は本当に酷いものが多く、Amazonのレビューはさくらレビューばかりです。
タカシ
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