iOS9の目玉に「コンテンツブロッカー」という新機能があり、Safariの拡張アプリを追加する事でSafari内の広告非表示、トラッキング拒否など、様々なコンテンツをブロックする事ができるようになりました。しかし、SafariでのWebサイト閲覧時のみに有効で、アプリ内に表示されるコミック系の酷い広告などをブロックする事はできません。
そこで、今回はアプリ内広告も除去可能な、広告ブロッカー『Adblock』をご紹介します
Adblockとは
広告ブロッカーには強力な「Weblock – AdBlock for iOS」というアプリが有名ですが、このアプリはWifi接続時にしか有効ではありません。今回ご紹介する『ADBLOCK』はWifi時だけでは無く、データ回線に接続時でも有効な広告ブロッカーです。『Adblock』の設定方法とデメリットも併せてご紹介します。
AdBlock
開発: FutureMind
評価:
Chromeの拡張アドオンで有名な同名アプリ『ADBLOCK plus』とは違いますので注意【公式サイト】
「AdBlock for Mobile」も別アプリです。アイコンで判断して下さいね。
Adblockの最新設定方法
2020年5月-追記:設定方法が変更になりました
「急に広告が表示されるようになった」方は設定し直してください。
新設定方法
タイトル画面から「Settings」 を開き「Imporrt DNS rules」をタップ▼
デフォルトの場合、「DOMAIN LIST ADDRESS」に「https://adblockios.com/rules」と入力して、右上の「Done」をタップ。
ブロック用の広告ドメインリストは、色々と配布されています。
お勧めは280blockerで配布されているドメインリストがお勧めです。
280blockerに行って「広告ドメインリスト」のURLをコピーして貼り付けて下さい▼
タイトル画面に戻り下のバーを上にスワイプしてアプリを有効にする▼
これだけで完了です。リストをインポートする方式に簡易化されました。
設定方法
Adblockには最初から広告フィルターが用意されているので、オンに切り替え「Save Setting」をタップし有効にする▼
タイトル画面に戻り下のバーを上にスワイプしてアプリを有効にする▼
AdBlockは疑似VPNを使用しているので「Continue」でプロフィールを受け入れる▼
これで有名な広告はほぼカットされます
2ちゃんねるビューワ「Twinkle」の追従広告も無くなりました▼
※BB2C/JANEも綺麗に広告が消えます
ブラックリストを追加する方法
基本フィルターから漏れてしまう広告をブロックするには「Setting」画面で「Add group」をタップ
グループ名を登録して、作成したグループ名をタップ▼
「Add domain」をタップし「Description」(タイトル)と「Domain address」(アドレス)を入れて「Done」
右下の「Save Change」で登録▼
追加する前に既存フィルター「Japanese Adservers」を見て登録されていないチェック▼
追加すべきドメインリストは下記エントリー参照
iPhoneアプリやWebページの広告を非表示にするWeblock設定方法【BB2C/Twinkle広告の消し方】 | スマホLABOホンテン
2ちゃんねるまとめサイト側がブロック?
エントリーのタイトルにも「2chまとめサイトも消す・・」とありますが、Adblockを導入すると「まとめサイト」の広告を消すのでは無く、多くの「まとめサイト自体」が表示されなくなります。
筆者がAdblockの動作確認している時に偶然気が付いたのですが、日本の広告サーバーフィルターをオンにしていると「2ちゃんねるまとめサイト」が全く表示されません。「アンチまとめサイト」の方は喜んで導入して良いと思いますが、購読している人には辛いですね。そこで、表示されない原因をチェックしてみました。
有名2ちゃんねるまとめサイト▼
2ちゃんねるまとめビュワーアプリ(左)・SmarNewsアプリ内「まとめ」タブ(右)でも見れず▼
「Japanese Adservrs」をオフ、追加分のブラックリストONでも半数の「まとめサイト」は表示されませんでした▼
ちなみに追加分のブラックリストを「Weblock」で使用している時には、広告のみ非表示で問題なく表示されます▼
最初から入っている「日本の広告フィルター」を5個ずつオフにして、ブロックしているドメインをチェックしてみました▼
全てテストしてみましたが、まとめサイトは表示されませんでした。
「スマホLABOホンテン」は常に表示可能でした▼
「2ちゃんねるまとめサイト」がAdblockを検知して表示しない対策を取っている可能性が高いです。
「広告ブロックをブロックする」といったジョークみたいな話です。
Adblockを起動しているとアップデートできないゲームもあるので、常にオンにしていると煩わしい事が多いです。
雑感
「まとめサイト」も恐らく対策を取ったようですし、Adblockを感知して警告を表示するサイトが増えてきました。もともとiOSでは、ペアレンタル・コントロールをかけておけばに「まとめサイト」をブロックしてしまう事ができますから、それ目的でインストールする必要はありません。WordpressでもAdblockをブロックするプラグインが登場していますし、アドブロックを検知してサイトを表示しない方法は幾らでもあります。最近では、企業サイトでもアドブロックが入っていると表示できないサイトが増えています。
Adblockは、広告の入っているようなコンテナ名の要素自体をブロックしてしまう事もあるので、タイトルバナーしか表示されない一般サイトも幾つか見かけました。
Adblockを使ってWebサイトを見ていると、表示自体が重くてモッサリしてしまうので、普段は使っていませんが、外出先でデータ回線でアプリを使う時には、アプリ内の広告が消えてパケットの節約になるので使っています
電車内で、アプリ内に表示される恥ずかしい広告を周りの人の目から隠すのも疲れます。。
Wifi時しか有効ではありませんが、対策されていないWeblockの方がサクサク使いやすいです
タカシ
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