サウンド機器メーカーSOUNDPEATS AUDIO(サウンドピーツ・オーディオ)から発売された、完全ワイヤレスイヤホン 『Engine 4(エンジン・フォー)』が手元に来ましたので、使用感を共有したいと思います。
Engine4は、 ハイレゾ/LDAC コーデック対応の完全ワイヤレスイヤホンです。数週間前に届きましたので、しばらく日常的に使用してみました。
ページコンテンツ
ざっくりレビューフラッシュ
φ10mm+6mmデュアルダイナミック型ドライバ搭載で全音域がクリア
繊細で迫力のある重低音
高級感ある落ち着いたデザイン
2台のデバイスに同時接続が可能(マルチポイント)
装着したまま外音が聞こえるパススルー機能搭載
ゲームなどにも使える低遅延モード実装
1回の充電で最高 12.5時間の使用が可能
アプリでイコライザー調整が可能
LDACコーデック対応
防水レベルがIPX4の日常防水レベル
Engine4スペック
イヤホンタイプ | カナル |
---|---|
チップセット | 非公開 |
Bluetootthプロファイル | A2DP1.3,AVRCP1.6,HFP1.7,SPP1.2,GATT |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
再生周波数帯域 | 20Hz~40kHz |
音楽再生時間 | 最大12.5時間 最大8時間(LDAC使用時) |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
防水等級 | IPX 4 |
ドライバーユニット | 10mm+6mm 同軸デュアルダイナミックドライバー |
通話ノイズキャンセリング | 通話ノイズリダクション マイク内蔵 |
ノイズキャンセリング | ANCノイズキャンセリング |
イヤホン充電時間 | 約 2 時間 |
バッテリー容量 |
350mAh(ケース) 50mAh*2(イヤホン) |
ケースサイズ | (L*W*H):61.40*28.10*45.15mm |
ケース重量 | 約 43グラム |
イヤホン重量 | 約 6.5 グラム |
開封の儀
【パッケージ内容】
- Engine4イヤホン x 1ペア
- イヤピース: 6(S/M/L各2)
- 収納充電ケース x 1
- USB-C充電ケーブル x 1
- 取扱説明書
製品レビュー
イヤホン本体
Engine4は、イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetooth接続のカナルタイプのTWSです。
イヤホン本体は、丸っこいスタンダードタイプ。いわゆるお団子型▼
ダイヤモンドカット風のきらきらデザインでハイセンスな雰囲気があります。ハウジング部のフェイスプレートも神秘的で、ビー玉のような透明な中に同社ロゴマーク「S」が浮き出てきます
スケルトンデザインになっており、ドライバが透けて見えます▼
グリル部は円形▼
イヤーチップはS/M/Lの3サイズが用意されています。
防水等級はIPX4に対応しています。IPX4はいわゆる日常防水、雨や汗程度の水に対して有効です。
重さは実測で片側 約 6.1グラム(公称6.5グラム)▼
チャージケース
充電ケースは小型で、ポケットに入れても嵩張る事が無いサイズです▼
背面にはお洒落なロゴがはいっています。
ケースのサイズは、実測で 幅61.3 x 高さ 45 x 厚さ28 ミリ▼
いつものようにリップクリームと並べてみます。同社の他の製品より一回り小さいです▼
イヤホンを格納したケースの重さは約 43グラム▼
充電ポートはUSB-C。ケースにはバッテリーのインジケーターは付いていませんが、1灯ついているLEDの色で残量を確認できます。また、リセットボタンはココに配置されています。
緑点灯:100-50% / 黄色点灯:49-10% / 赤点灯:10%以下
充電時は、緑:100% / 緑点滅:99-70% / 黄色点滅:69-20% / 赤点滅:20%以下
Qiワイヤレス充電には非対応です。ケースのコンパクト化とワイヤレス充電のどちらが嬉しいかは賛否が分かれるところですね。
1回の充電で約 12.5時間使えます。ケースに戻しての充電を含めると合計 43時間。通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は週に 1回程度で間に合いそうです。
※ 、LDACコーデックで使用すると8時間。
使い方
ペアリングはケースから取り出せば、初回はペアリングモードで起動します。
後はスマートホンの 設定を開き、Bluetoothから選択するだけで完了▼
操作方法
イヤホンの背中側のロゴ部分をタップする回数で操作を行います
左(L) | 右(R) | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
1回タップ | 音量下げる | 音量上げる |
2回タップ | 再生 / 一時停止 | |
3回タップ | 低遅延ゲームモード切替 | 音声アシスタント Siri、OKグーグル起動 |
通話 | ||
2回タップ | 通話/電話を切る | |
3回タップ | 通話切替 | |
1.5秒間長押し | 通話拒否 |
※ リセット:ケースに戻してケースのボタンを10秒間長押し。LEDが白と赤に点滅したらリセット完了。
専用アプリ
SOUNDPEATS
開発:yong yang 評価 無料 |
専用アプリからは、イヤホンのファームアップデート、イコライザー最適化機能などを利用できます。
操作・装着感
操作性について
イヤホンを充電ケースのフタを開くだけでイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
ケースを開けると「パワーオン」➡「コネクト」と音声が流れます。ケースを開けて急いで耳に入れないと、アナウンス音声が聴こえないほど爆速で接続されます。
ガイダンス音声の演出が洒落ていて、広い会場でエコーが掛かったように聴こえます。
使い終わったらケースに戻すと、スマートホンとのペアリングが解除され自動的に充電が開始します。一度ペアリングしてしまえば、デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは必要ありません。
イヤホンの操作感については、背面のハウジング部を軽くタッチ(ノック)すれば受け付けてくれます。SOUNDPEATSイヤホン定番の操作方式ですね。使い慣れている人は戸惑う事はないでしょう。
いつも、1回タップで音量調整なので、手に持った時などに音量が変わってしまう事があります。設定アプリから1回タップ機能をオフにする事もできます。
装着感
サイズはスタンダードな大きさだと思います。付けた感じは自然で、圧迫感や違和感はありませんでした。
昼間は一日中装着しており、音楽やオーディブルで小説を聴いていました。違和感や痛みはありませんでした。
ジョギングでも使いましたが、落ちたり緩んだりする事はありませんでした。
装着した感じは、音楽を流さないと装着しているのを忘れる程軽量です▼
斜め前から見た様子▼
正面から見るとダイヤモンドカット風のキラキラがお洒落です▼
ちなみに装着センサー(耳から外して一時停止、再装着で再生再開)する機能は未搭載です。
音質
Engine 4には、同軸上に配置した独自開発のドライバーをを採用しています。中低音域を担当する10mmダイナミックドライバーと、高音域を担当する6mmダイナミックドライバーを独立した振動板に振り分けています。
2つのドライバーは互いに干渉せず、振動板の同期性を高め、音の歪みを抑制するとともに、位相特性の優れたシームレスで自然な音調表現と繊細で高い解像度を高い次元で両立させます。
音質の特徴は、全音域でクリアで広がりがあり、歪みがなく音の抜けも良いです。低音の質が高く、メリハリあり楽器の特徴をしっかりとらえた弾むように低音が聴こえます。試しにキクドラムがズンズンのEDMを聴いてみると、低音に迫力がありますが、脳が揺れるような不快感がないので長時間聴いていても疲れません。
特に気に入った点は、何を聴いても音場のバランス感が絶妙で、聴くジャンルでガラッと定位・音場の広さが変わります。
ライブ音源だと会場の広さを感じる事ができますし、狭いライブハウスで録音されたジャズを聴くと、会場の熱気が手に取るように伝わってくる感覚がいいです。
また、苦手な音域がないので、ヴォーカルの中音域が他の楽器にかき消されてしまうような事もありません。ヴォーカルの押し出しが強く、声量の弱い女性ヴォーカルの声でも明確に聞き取る事ができます。歯擦音が気になる曲、いわゆるサ行が刺さる曲を聴いてみましたが、全く問題ありませんでした。
Jポップ、Kポップ、ボカロ曲にもお勧めです。癖のないチューニングなので、どんなジャンルでも大丈夫です。
私はiPhoneを持ち歩いているので、AACコーデックで聴いてみましたが、試しにAndroidでLDACコーデックで聴くと、音の解像度と音圧がグィーンと一回り大きく広がる感じです。どうせ聴くならLDACがお勧めです。
マルチポイント機能
マルチポイント接続とは、2台の機器と同時接続し、それぞれで通話も音楽も受信できる機能。
例えば、PCでオンライン会議を終了した後、スマートフォンで音楽再生を始めるだけで再生機器を切り替えられます。スマートフォンが電話を着信した際には自動でスマートフォンの通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話をすることも可能。2台の機器でイヤホンを使う場面で接続の切り替えがいらず、使用する事が可能です。また、LDACコーデックにも対応し、高音質のままマルチポイント接続可能です。
音切れ・音飛び・遅延
仕事に1ヶ月近くメインで使い倒していましたが、途切れたり音飛びで気になるようなことは滅多にありませんでした。あまり人混みに行く機会がありませんでしたが、電車で
ただし、スマートホンのロックを解除した時や、通知が届く時などは一時的に途切れる事がありました。この程度の途切れは、どのイヤホンでも良くある現象なので気になりませんね。
遅延に関しては、左耳のイヤホンを 3回タップする事で、遅延を抑えた「ゲーミングモード」に切り替わります。低遅延モードで、動画を観ましたが人の口の動きと音(声)のズレを目を凝らして見ても分かりませんでした。ほぼ体感できるレベルでは遅延がありませんね。
まとめ・価格
SOUNDPEATS Engine 4は、高音質を追求したイヤホンなので、ノイズキャンセリングなど余計な機能を省いて音質を追求したイヤホンという感想です。同社が開発した「デュアルダイナミック型ドライバー」の各音域を分担・担当は伊達じゃないと感じました。
ノイキャンはありませんが、密閉率の高いカナル型なので、外音のノイズはあまり気にならないで楽しむ事ができます。
SOUNDPEATS Engine 4の価格は¥8,480。記事執筆時はAmazon商品ページ内に20%引きのクーポンが発行されています。
さらにメーカーの方から10%オフのクーポンコードが発行されています。併用が可能なので、最終価格は5,936円となります。
期限:2023年6月27日~2023年6月30日
割引:10%オフ
※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
タカシ
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