【レビュー】低価格のDJ向け入門用ヘッドホン「ONEODIO PRO-50 STUDIO」

中国オーディオ機器メーカー OneOdio（ワンオーディオ）より発売されている『PRO-50 STUDIO』が手元にやって来ました。

PRO-50 STUDIOは、Hi-Res（ハイレゾ）音源に対応した、低価格で本格的なDJ仕様の有線ヘッドホンです。
DJモニタリング用途の他、ミキシング用に複数のデバイスからの同時入力に対応しているのが特徴です。また入力した音楽を複数のデバイス間で共有できる「シェア機能」など、ユニークな使い方ができるヘッドホンとなっています。

またケーブルにはマイクを搭載しており、Zoom会議などにも使える欲張りヘッドホンとなっています。

ページコンテンツ

PRO-50 STUDIOスペック
- 開封の儀
ざっくり感想
筐体
音質・装着感
まとめ・価格
- OneOdioについて

PRO-50 STUDIOスペック

今回はメーカーの方から、レビュー用にサンプルをご提供頂きましたので、実機のレビューをしてみます。

マイク感度	-42db±3dB/mW
再生周波数帯域	20Hz〜40KHz
最大入力	1600mW
ドライバーユニット	φ50 mm
インビーダンス	32 Ω
接続端子	3.5mm / 6.35mm

開封の儀

【パッケージ内容】

PRO-50ヘッドホン x 1
6.3mm-3.5mmケーブル x 1
3.5mmオーディオ出力ケーブル x 1
収納ポーチ x 1
取扱説明書 x 1

取扱説明書はマルチ言語になっており、日本語の記述もあります▼

ざっくり感想

お勧めポイント

　安くて高コスパ
　片耳モニタリング機能付き
　平均点以上の高音質
　ゲームに使えるレベルの定位感
　複数デバイス同時接続機能
　音楽共有機能がユニーク

残念な点

　材質がプラスチック素材が多く強度が不安
　音圧が弱い

筐体

PRO-50は、密閉型（オーバーイヤー）の有線ヘッドホン▼

ハウジング部は、DJのスクラッチをイメージしたレコード溝風のデザイン。周りのシルバー部はメタルチックですが、材質はプラスチックでメッキが施されています。

イヤーパッドは柔らかくて、長時間使っていても痛くなりません▼

ヘッドバンドの部分にはOneOdioのロゴ▼

本体は折り畳みが可能で、使っていない時はコンパクトになります。

ハウジングが180°回るので、DJが良く使う片耳モニタリングに便利な設計です

収納用ポーチ（巾着）も付属しており、持ち歩きに便利です▼

本体重量は実測で約 263グラム▼

イヤーパッドは低反発素材を使っており、内側にはデザイン文字のL/R表示がプリントされています▼

出力は左右に6.3mm・3.5mmのジャック口があります

6.3mm➡3.5mm/3.5mm➡3.5mmの２種類のケーブルが付属しています

3.5mmステレオケーブルには、マイクとボタンが付いており、通話や音楽操作が可能です▼

音質・装着感

音質

音のコスパはかなり高い。ハイエンド向きヘッドホンには歯が立ちませんが、低価格ながらに高音質です。

ヘッドホンを一晩（10時間-13時間)エージングしてから聴いてみました。耳のリセットの為に、Beatsの有線ヘッドホンEPと交互に聞いてみることにしました。BeatsEPは、味付けしていない素直な音質なので、音質チェック用の試金石として丁度よいヘッドホンです。

大口径50mmドライバーを搭載しているだけあって、各音域で音の厚みがあり、張りのあるサウンドを実現しています。

音の印象は良い意味でフラットな感じで、全ての音域でバランスよく出ている印象です。EDMダンスミュージックを聴くと、キックの重低音が迫力あるサウンドを楽しめます。
ただし音圧が少し弱い印象で、静かなピアノの曲を聴くと音が遠く、残響もあまり聴き取れません。またジャズやクラッシックなどでは、解像度に少し物足りなさを感じます。
Jポップ、Kポップ、EDMなどは、ボーカルの声が際立ってかなり聴きやすいです。