スマートホンのカメラ性能は日々進化を続けており、最近では光学ズーム機能まで搭載したデュアルレンズ端末まで登場しています。しかしながら2倍程度の光学ズームでは、ほんの少し拡大した程度までしか寄れません。もちろんデジタルズームは疑似ズームなので、拡大する程に画像が荒れてしまい使い物にはなりません。
そこでスマートホンに専用望遠レンズを装着することで、光学アナログズームが実現できるのかテストしてみる事にしました。
JINJULI 35 x 50 Monocula
Amazonでは一番高倍率なレンズでも１８倍止まりでしたので、Gearbestで一番巨大なスマホレンズを取寄せました。
対物レンズ径 (mm) : 50mm
アイピース直径: 16mm
視野距離: 1200m / 9600m
レンズ出口径: 4.1mm
レンズ距離: 14mm
タイプ：単眼鏡
購入価格は1,216円。送料無料便で注文したので到着まで２週間かかりました。
外観レビュー
ケースに入っていてスマホ取り付け器具類は別▼
かなりズッリ重いです▼
288g▼
両方のレンズはカバーが付いています▼
レンズ41mmと巨大です▼
※レンズカバーはパカパカ動いて邪魔なので外して使います
単眼鏡としても使えるようにゴムのアイピースが付いています▼
装着方法
スマホのレンズ部に取り付け器具を装着▼
レンズを付けます▼
レンズとスマホの両方を支えたい所ですがズレてしまうのでレンズ側を持っています▼
重いスマホでは外れてしまいました
倍率、レンズの品質
レンズ径が大きいので被写体が明るく見えます。かなりの高倍率で単眼鏡としての性能は非常に優秀です。安い中華ガジェットなのでレンズの品質は期待していなかったのですが、歪みも無く高倍率で拡大する事ができます。
21倍の望遠鏡と比べてみても明るさ倍率ともに勝っています▼
撮影テスト
魚眼レンズのように丸くケラレが出ます。最短焦点距離は2.5m程度でした。
スマホのカメラには綺麗に表示されていますが、近距離撮影では手ぶれで上手く写せませんでした▼
高層マンションの友人宅でスカイツリーを撮影させてもらいました。
遠くにスカイツリー！見えるかな？
手が届きそうな程ズームで寄れました(手持ち撮影)▼
ピント合わせはレンズ側ではなく、iPhoneのカメラが合わせてくれました。
月の表面まで撮影できるかテストしてみます
何をどう合わせてみてもグレアで駄目でした▼
まとめ
単眼鏡として使う分にはかなり優秀でコスパも高く、レンズ径が大きいので暗いコンサートなどでは活躍できそうです。しかしながらスマホの望遠レンズとして使うには、装着、ピント合わせに時間が掛かり実用的ではありません。「子供の運動会で望遠撮影」「カーレース撮影」といった動く被写体などは不可能に近いでしょう。
当然スマートホンのカメラ性能に左右されますので、チープなカメラの端末を使うとピントすら全く合いませんでした。
またデュアルレンズ端末では、通常撮影時は片側のレンズしか使いませんので撮影する事ができました▼
※端末によって違うかもしれません
端末に挟んで装着しているだけなので、ピント合わせの途中に外れてしまう事が多くイライラします。せめてスマホレンズに三脚を付ける事ができれば良いのですが、このレンズにはマウントネジがありません。本気で使おうと考えれば、クリップなど自分で工夫して三脚に固定するしか無さそうです。
これほど巨大で重いスマホレンズを持ち歩く位なら、高倍率光学ズームのコンデジを用意した方が手っ取り早いですね。ネタ的なガジェットでした。
自分で改造して遊んでみたい方はGearbestで販売されています▼
Gearbest販売ページJINJULI 35 x 50 Monocular
GearBestで買い物した事が無い方は下記エントリー参照してください
タカシ
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興味あります、
iphone7 です。付きますか？
購入先を教えてください、
今、ｘ１８倍ものを使っています、それより拡大は大きいですよね？
iphone7自身は約４倍ですからそのレンズは１２倍以上あれば、４ｘ１２＝４８倍、約５０倍になりますね。
>Norio Matsukiさん
記事では手元にあるiPhone7に装着して撮影しています。
しかしレンズが小さくて端末の角にあるので、外れやすく１枚撮影するたびに付け直しました。
使えない事はありませんが、苦労すると思います。
販売は記事内のGearBestなどの、海外ECサイトでのみ扱っているようです。
コメントありがとうございます。