百円ショップのダイソーで売っている、完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を購入してきました。百均で1,000円(税込み1,100円)は高額商品です。
スケスケのスケルトンボディが特徴のお洒落なインナー型イヤホンです。千円で実用レベルで使えるのであればコスパが良いですよね。
百均の完全ワイヤレスイヤホンが果たして本当に使い物になるのか?さっそく実機をレビューしてみたいと思います。
300円ショップ?「3COINS」のインナーイヤー型イヤホンも手元にありますので比較してみます。
ページコンテンツ
ダイソー SKELETON仕様
TWS G273-4 | |
イヤホンタイプ | インナーイヤー |
チップセット | – |
Bluetootthプロファイル | HFP、HSP A2DP、AVRCP |
接続方式 | TWS / TWS Mirroring |
対応コーデック | SBC |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
音楽再生時間 | 5時間(充電ケース併用15時間) |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
インピーダンス | 32Ω |
防水等級 | – |
ドライバーユニット | φ13mm |
通話ノイズキャンセリング | – |
ノイズキャンセリング | – |
低遅延モード | なし |
マルチポイント機能 | 非対応 |
イヤホン充電時間 | 約 1.5 時間 |
バッテリー容量 |
200 mAh(ケース) |
ケースサイズ | 725 x 36 x 28.5 mm |
ケース重量 | 約 24グラム |
イヤホン重量 | 約 4 グラム |
カラー | ホワイト / ブラック |
開封の儀
【パッケージ内容】
- イヤホン x 1ペア
- 収納充電ケース x 1
- 取扱説明書
製品レビュー
イヤホン本体
イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetooth接続のインナーイヤータイプのTWSです。
イヤホン本体は、Appleの AirPodsシリーズに代表されるスティックタイプ。
ベースはホワイトで、背中側がスケルトンで中のパーツ類やチップが丸見えなデザイン。つやの質感はプラスチッキーな感じはありません▼
第3世代AirPods と並べると、デザインやスティックの長さまで近いです(左ダイソー・スケルトン)
背中側↓遠目で見ると透けてる以外は似てますね。つやや質感も近く百均クオリティとは思えません。

防水等級は書いてないですが、たぶん日常防水もなさそう。
重さは実測で片側 約 3.5グラム(公称 約4グラム)▼
チャージケース
充電ケースは一般的なサイズより少し小さ目。目薬ケースみたいです▼
いつものようにリップクリームと並べてみます▼
イヤホンを格納したケースの重さは約 30グラム▼
1回の充電で約 5時間使えます。ケースに戻して2回満充電ができます。合計 15時間。実質イヤホンは、4時間強でバッテリーが切れました。毎日ケースを充電した方がよさそうです。
使い方
ペアリングはケースから取り出せば、初回はペアリングモードで起動します。
後はスマートホンの 設定を開き、Bluetoothから選択するだけで完了。
「DAISO_TWS_G273_4」という名前を探します▼
操作方法
イヤホンの背中側の上の部分をタップして操作します
左(L) | 右(R) | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
1.5秒間長押し2 | 再生 / 一時停止 | |
2回タップ | 音量下げる | 音量上げる |
3回タップ | 前の曲へスキップ | 次の曲へスキップ |
3秒長押し | 音声アシスタント Siri、OKグーグル起動 |
|
通話 | ||
1回タップ | 通話/電話を切る | |
2回タップ | 通話拒否 |
※ リセットは接続済のデバイスからスケルトンを削除し、イヤホン左右どちらかを4回タップ。
操作・装着感
操作性について
充電ケースから取り出すとイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
収納時はケースに戻すと、ペアリングが解除され自動的に充電が開始されます。デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは一切必要ありません。
スティック部をつまんで持てるので、誤操作で音量を変えてしまうような事もありませんでした。
デバイスへの接続や電源のオンなどは、音声で教えてくれます。イヤホンを出すと1秒で「パワーオン」と音声が流れます。
デバイスに接続すると「コネクテット」と知らせてくれます。左右別々に音声が流れます。
装着感
装着した感じは普通のインナーイヤーイヤホン。本当に軽いです。
耳に入れた感じは自然で、圧迫感はありませんでした。一般的なTWSが5~6.5グラムありますが、これは3.5グラム。最初は軽すぎて耳にしっかり入っている実感がなく、落ちないか心配でした。
しかしながら、AirPodsとデザインが近いだけあってフィットしており落ちたり緩んだりする事はありませんでした。
ジョギングやトレッドミル(ランニングマシーン)でも使いましたが大丈夫でした。
また長時間装着していても痛みはありませんでした。
※ インナーイヤーイヤホンが耳に合わない方も多いようなのでご注意ください
女性ヴォーカルの声が前にでる音質
φ13mmダイナミック型(DD型)ドライバを採用。
インナーイヤーが苦手とする低音域も「コンコン」ではなく、楽器の特徴を活かした音質です。
また女性ヴォーカルの声は前に出て来るので、声量の弱い声でも楽器に隠れてしまうような事はありませんでした。
むしろか弱く声量がないヴォーカルの声がこれほど際立って聴こえるイヤホンも珍しい。私が目安にしている「メレディス・ブルックス」のBitch(ビッチ)を聴くと、ギターのジャーン♪ジャーン♪の前にヴォーカルが出て来て目の前で歌っていました。
主にラジオや朗読サービスのAudibleを聴いていましたが、気になる点はありませんでした。意外と悪くないです。
気になる点は、エッジが効いて全体的に音が尖っています。
なのでADOのようなハイトーンボイスのヴォーカルを聴くと、キンキンしてしまい長時間聴くと疲れてしまいます。また音場は狭くライブ音源の臨場感は伝わり難いです。
音切れ・音飛び
満員電車や人混みを持ち歩いていましたが、途切れたり音飛びで気になるようなことは滅多にありませんでした。
一度左右の同期が切れてバラバラに鳴りましたが、すぐに直りました。
ただし、スマートホンのロックを解除した時や、通知が届く時などは一時的に途切れる事がありました。この程度の途切れは、どのイヤホンでも良くある現象なので気になりませんね。
忘れた時にすぐに使えるか?
私はAudibleで読み聞かせ読書をしながら移動し、仕事中は常に音楽をイヤホンから流しています。
愛用しているイヤホン(AirPods 3)を忘れて出かけると何だか落ち着きません。
そこでイヤホン忘れの時、ダイソーに駆け込めば何とかなるのか試してみました。
最初にイヤホンを開封した時、こんな状態で梱包されていました▼
購入時にBT接続するとバッテリー残量は80%となっていました▼
店から出てすぐに使ってみましたが、当日は問題なく使えました。
3COINSで1500円のインナーイヤー型イヤホンと比較
3COINSでもインナーイヤー(インイヤー)型のイヤホンが販売されています。
どっちか良いのか?インナーイヤー型ファンの方は気になりますよね。

【デザイン比較】
3COINSイヤホンはケースにバッテリー残量が表示されます。この表示は全くあてになりませんでした。
【バッテリーの持ち】
3COINSイヤホンのバッテリーの持ちは公称値 約4時間、実質3時間強でした。スケルトンは公称値 約5時間、実質4時間強。
バッテリーの持ちもスケルトンが上です。
【音質】
3COINSイヤホンの対応コーデックはが「AAC, SBC」の2種類に対応していますが、スケルトンは「SBC」のみ。
しかしながら、コーデックに関係なく音の抜けや厚み、音質は断然スケルトンの方に軍配があがります。
3COINSイヤホンは1500円とスケルトンより高額商品ですが、何もかもスケルトンが上です。
ダイソースケルトンは使い捨てにするには勿体無い品質です。予備用としてバックに入れておこうと思います。
インナーイヤー型派の人には、イヤホン忘れ時の非常用イヤホンになり得ます。

タカシ

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