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【実機レビュー】Apple AirPods3(第3世代)空間オーデオ、探すネットワーク対応で最高かも

Apple の完全ワイヤレスイヤホン AirPods の第3世代・2021年モデルを購入しました。10月26日の発売日当日に購入していたので、しばらく日常的に使い込んでみた感想レビューします。

AirPodsシリーズの3代目なので、AirPods 3などとも呼ばれます(以降 AirPods 3 )。AirPods Pro がカナル型なのに対して、AirPods3 は Appleお得意のインイヤー型。新たにDolby Atmosによる空間オーディオ楽曲に対応しています。また探し物トラッカーの AirTagと同様に探すネットワークを利用しての検索に対応した事で、失くしたイヤホンを探す事が容易になりました。

Apple AirPods3(第3世代)

 

付属のケーブルはUSB-C→ライトニングケーブル▼

 

筐体レビュー

ケースは、いつものような小さい石鹸のようなタイプ。AirPods と AirPods Pro の中間といったサイズです。

 

AirPods Proのケースより背が高く、幅が狭いです(左 AirPods 3 )▼

 

AirPodsといえば「耳からうどん」でお馴染みですが、うどん部(ステム、軸)はAirPods(第2世代)より33パーセント短くなっており、うどん感が薄れました。またIPX4等級の防汗防水に対応しました。

 

形状は AirPods Proに近いです。

 

第2世代までのAirPodsは長くてケースから出し難かったですが、使い勝手もAirPods Proに近くスッと取り出せます▼

 

ステムには感圧センサーが搭載され、AirPods Proと似た操作性です。

 

ペアリング

iOSならペアリングは一発です。AirPodsのケースを開くだけで接続画面が表示され、指示にしたがってタップするだけで完了します。

 

ちなみにApple製品以外とのペアリングは、背面のボタンを押してBluetooth接続します。

 

iOSであれば、ケース・イヤホンのバッテリー容量は常に画面内で確認できます▼

 

 

装着感

装着した見た目もAirPods Proに近いですが、耳孔に挿し込むのではなく、インナーイヤーなので耳に引っ掛けて耳介全体で支えます▼

 

第二世代の AirPodsのように「耳からうどんが垂れている」という印象は無くなりました。

 

私は街で装着している人を見かけても、AirPods Proと区別する事が出来ないと思います。

AirPods 3であらたに搭載された肌検出センサーでは、AirPodsが耳に装着されているのかを判断し、耳から外れている時は再生を一時停止します。ポケットの中やテーブルの上で遮られた時に、誤作動するような事が無くなりました。

 

耳のサイズ

以前iPhoneに付属していた Apple 純正のインイヤー型有線イヤホンのEarPodsと並べてみます。かなり大きいのが分かると思います。私は耳の穴が小さいので、製品を見た時に自分には合わないだろうと思っていました。
私はカナル型イヤホンを使う時、イヤーピースを外したベース部が6mmを超える製品は、耳穴にしっかりと入らないので、本来の音で聞く事ができず、耳からも外れやすい程です。もちろんイヤーピースは S サイズしか使いません。

しかしその考えは杞憂だったようで、AirPod 3はフィットしていて外れたりしません。また耳にボールを入れたように、面全体で支えているような感覚で、耳が痛くなるような事もありませんでした。

しかし口コミでは「大きすぎてランニングやジムで使うと外れる」「耳が痛くて長時間使えない」という声も多いので、一度実機を店舗で装着してみる事をお勧めします。

 

探す

iOS 15では、AirPods Pro が AirTag (エアタグ)のように「探す」ネットワークに対応しましたが、AirPods3もこの機能に対応しています。
「探す」を使う事で街中の iPhone や iPad、Mac が網の目のようにセンサーとなって、近くにある AirPods を発見できます。
以前のAirPodsに実装されていた「探す」機能は、最後にiPhoneと接続した位置を記憶しておいて、マップ上で表示するだけの簡易的なものでした。カバンに突っ込んでおけば、AirTag代わりにも使えますね。

イヤホンは左右別々に探す事が可能で、音もそれぞれ別に鳴らせます。ちなみにイヤホンの音を鳴らすと、なぜか近い方のイヤホンだけが鳴りました。しかし1方をケースに収納する事でケース外のイヤホンだけを鳴らす事ができました▼

 

ケースに収納した状態でも探す事ができるのが凄い。

 

さらに「探す」ネットワーク自体の新機能として、置き忘れ警告(セパレーションアラート)にも対応。どこかに置いたまま離れると、iPhoneに AirPods を置き忘れたこと、現在の位置を伝える通知が届くようになります。「手元から離れたときに通知」をオンにする事で有効になります。

 

音質・空間オーディオ・ノイズキャンセリング機能

インナーイヤー型は遮音性が悪いので、ノイズキャンセリングには向いていません。そのため、ProとMaxを除くAirPodsシリーズはノイズキャンセリングは非搭載でした。AirPods 3もノイズキャンセリング機能非対応です。

 

アダプティブイコライゼーション

AirPods 3はユーザーの耳への密着度などに合わせて、リアルタイムで音楽を最高の音質になるようチューニングしてくれる「アダプティブイコライゼーション」を搭載しています。

これにより、耳の中の響いてる音をマイクで拾って、本来響くべきなのに洩れてしまったりして足りない音を補完します。オープン型のインイヤーが苦手とする重低音などが、密閉された状態のような音が聞えます。疑似的な密閉感を再現する事で、重低音をしっかりと鳴らします。

実際に音楽を聴いていても、この機能ははっきりと実感する事ができます。丁寧に楽器の特徴をしっかりとらえた弾むように低音が聴こえます。EDMを聞いても迫力あります。

音の解像度もソコソコで、中高音もクリアで音の抜けが素晴らしい。それでも音質は低音の迫力を含め AirPods Proの方が圧倒的に良いです。

 

空間オーディオ

AirPods 3の目玉機能は「空間オーディオ」でしょう。Apple MusicやAmazon Musicでは、Dolby Atmosによる空間オーディオ楽曲が提供されています。
Apple Musicで空間オーデオに対応した楽曲は、再生ボタンの上に「Dolby Atmos」と表示されます。

 

音楽再生中にコントロールパネルで音量を長タップする事で設定が可能です。

オフ、固定、ヘッドトラッキング、の項目が選択可能です。ヘッドトラッキングとは、音源(iPhone)から音が鳴っているような効果を得る事ができる機能です。
首を動かすと常にiPhoneの方から音が鳴るので、変な感じです。今のところ用途は思いつきません。

空間オーデオをオンにすると、音に包み込まれるような感覚に切り替わります。オフにすると寂しい音に聞こえるから不思議です。
ちなみにドルビーアトモス非対応な音源でも、擬似的な空間オーデオを楽しむ事ができます。

Netflixも空間オーデオに対応していますので、オンにして視聴しています。作品の中に入り込むというより、映画館で鑑賞しているという感覚に近い気がします。凄い迫力で楽しめるのですが、ドラマを一気に数話みると逆に疲れてしまいます。

ちなみに空間オーデオは、どのイヤホンでも有効ですが、ヘッドトラッキングに対応しているAirPods 3、AriPods Pro/MAXはより迫力のある空間オーデオを楽しめるという事のようです。

 

マイク、通話品質

マイクの音質も非常に高く、通話はもちろんネット会議に使っても全く違和感がありません。テレワーク向けガジェットとしても十分に使えます。
業務でAirPodsをヘッドセット代わりに片耳に入れている人を見かけますが、AirPods 3もヘッドセットとして使えるレベルです。

 

バッテリーの持ち

バッテリー持ちは最大5時間から最大6時間に向上しています。空間オーディオをONにした状態で5時間もちます。ケースを使った4回のフル充電を加えると、合計で最大30時間の再生が可能です。
一方、AirPods Proは、アクティブノイズキャンセリングまたは外部音取り込みモードをONにして、4.5時間となっています。
どちらもピンチになったら5分間の充電で、1時間聴くことができるようになります。

ワイヤレス充電の他、MagSafe充電にも対応しています。ライトニングケーブルを抜き差しすると、ポート周辺が傷になるので、私はMagSafeしか使用していません。これは有難い機能です。

 

まとめ・価格

AirPods Proとの比較を中心にレビューしましたが、、第3世代 AirPodsはAirPods Proの廉価版ではなく独自路線の完成形のTWSに感じます。
AirPods Proのように耳穴を密閉して、ノイズキャンセリングも求めるならAirPods Proが選択肢となりますが、耳の開放感と音質のバランスという観点で言えば、第3世代のAirPodsほどバランスの取れたイヤホンは無いでしょう。

AirPods Proには「外音取り込み機能」もありますが、私はジョギングの時などに自分の足音がカタカタと耳に入るのが苦手で使っていません。
インイヤー型は、意図せずとも外音が自然に入ってきますので、ジョギングやウォーキングでは比較的安全です。
カナル型は自分空間に入り込むので、移動時以外の装着するタイミングが難しい。その点、インイヤー型なら気軽に装着しても、周囲の動きが分かりますし、意気込み不要で気軽に使えます。最近私はインイヤータイプばかりを愛用していましたので、AirPods 3はメインTWSになりそうです。

また、iOSやmacOS、watchOS、tvOSなど、と機能が統合されているので、これらのOSが動作するデバイスとはシームレスに連動するのがいいですね。改札を入ったらSUICAの残高を教えてくれますし、大切な連絡を指定しておけば電話を通知を受け取る設定も可能です。Androidユーザーは色々と恩恵を受けられませんが、iPhoneで使うのであれば、まさにヒアラブルデバイスです。

AirPods Proは3万580円、AirPods 3は2万3800円で販売されています。AirPods ProもMagSafe対応の新モデルが発売されましたので、旧モデルはAirPods 3と同じくらいの価格で販売されていますね。

AirPods(第3世代)
2021
 

 

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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