2019年 3月21日、突然Googleマップの表示が大きく変わってしまい騒ぎになりました。
マップ上からバス停が消え、道路や建物の形状や位置が不自然だったり、建物の表記が大幅に減少しています。ナビ機能も劣化しているようで、Googleマップを愛用していたユーザー達からは「迷子になる」「使えない」など混乱が続いています。
原因は、それまでGoogleマップの下に表示されていた「ZENRIN」の表示が「地図データ©2019 Google」に変わっている事から、ゼンリンとの提携を解消したのだと考えられます。またGoogleが発表していた新機能の「オフラインマップ」の利用に関して、著作権の問題でゼンリンとの折衝が決裂してしまったのでは?との噂も出ています。
今回は「Googleマップ」の代わりになるマップ、ナビアプリについてエントリーしてみます。
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Googleマップの改善は見込めるのか?
Googleは「ユーザーからのフィードバックを元に改善する」としています。実際、SNSで多数指摘されていた、バグや不自然な地形、古いデータが次々と修正されています。
今月の23日に東日本大震災で不通となっていた「リアス線」が開通しました。Appleのマップアプリ上ではリアス線の線路を確認できましたが、Googleマップでは途切れたままの表示でした。しかしながらTwitterなどで指摘された翌日には地図上に表示されました。
凄いスピードで改善作業が行われているようです▼
目に見えて改善は進んでいるようですが、バス停は依然未対応で、建物名が古い表記のままだったり旧Googleマップと比べ、情報量が大幅に少なくなっています。
また道路の幅が実際とは違っている箇所も多数見受けられ、Googleのストリートビュー車が入れない細い道が極細に描かれています。
ナビ機能に関しても、立ち入る事ができない米軍基地を横切る経路が示されたり不正確な情報に戸惑っているツイートが数多く投稿されています。
時間とともに使えるレベルまで改善されると考えられますが、建物表示に関しては“住宅地図の本職ゼンリン”の情報までは届かないと思われます。
バス停は地図上に表示されませんが、乗換え案内機能ではバスが表示されます。
追記:バス停に関しては、都バスなどの一部バス停が表示されるようになりました
iOS標準マップAPP
リリース当初のiOSにバンドルされている「マップ」アプリは 酷いものでした。しかしながら最近では正確なデータになり、使いやすく進化しています。今の段階ではGoogleマップより正確な地図データを利用する事ができます。
マップAppはバス停の情報も表示されます▼
Yahoo! MAP
Androidユーザーは「Yahoo! MAP」がお勧めです。Yahooマップはゼンリンと提携しているので、建物情報などは旧Googleマップと同等の情報を得る事ができます。航空地図や地形図、交通状況などのレイヤー機能も充実しています。
iPhoneユーザーも標準マップと比べてみて、自分の使いやすい方を選ぶと良いでしょう。
もちろんバス停の情報も表示されます▼
開発: Yahoo Japan Corp.
評価
無料
Yahoo!カーナビ
カーナビに関しては「Yahoo!カーナビ」がお勧めです。Googleマップの劣化前から、車のナビに特化したヤフーカーナビを使っている人も多く、個人的にもヤフーカーナビがベストだと思います。
評価:
無料
自転車NAVITIME by NAVITIME ナビ
自転車のナビでも「Goolgeマップ」を利用していた方も多いと思います。自転車でのナビは「自転車NAVITIME」がお勧めです。
しかしながら基本的なルート検索は無料で可能ですが、目的地までのナビ機能の利用はできません。チケットかサブスクリプション型の「プレミアムコース」に課金する必要があります(1ヶ月間の無料お試し可能)
評価:
無料 ※ アプリ内課金あり
Googleマップ代替アプリまとめ
今回ご紹介した代替アプリをインストールしても「ストリートビュー機能」が便利なので、まだまだ「Googleマップアプリ」はスマホの中に残りそうです。
またGoogleフォトと連携して「ロケーション履歴」を、Google マップのタイムライン機能で活用していた人にとっても、今回の改悪は痛手ですね。
幾つもアプリを使い分ける必要がありそうです。Googleマップの復活はあるのでしょうか?
タカシ
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