中華スマートホンメーカーからは、続々と新モデルが発売されています。大量の機種が購入チョイスにあると、何を基準にどれを選んで良いのか分からなくなってしまいますよね。
しかしながら 結局は、日本のユーザー達が買い求める端末はいつも数機種のみに偏ります。売れ筋の人気スマホは、高コストパフォーマンスで、口コミ的にもある程度の品質が保証されていますので、安心して購入できる目安になります。
今年2019年 6月時点での人気中華スマホのベスト3を集計しました。
元となる集計データは、当ブログの海外ECサイトへのクリック・販売数などを元に総合的に算出しています。
1位:Xiaomi Mi 9
OS | MIUI 10 Android 9 ベース |
---|---|
SoC | Snapdragon 855 |
RAM | 6GB / 8GB / 12GB |
ROM | 128GB / 256GB |
ディスプレイ | 6.39 インチ 2340×1080 pixels |
カメラ | フロント:20 MP リア: 48MP + 12MP + 16MP |
バッテリー | 3,300 mAh |
対応バンド | 3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B8 TD-SCDMA B34/B39 4G: TD-LTE B34/B38/B39/B40/B41 FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7 B8/B12/B17 |
Xiaomi(シャオミ)のフラッグシップ端末「Miシリーズ」の1つ型落ちモデル。ディスプレイ部は、しずく型ノッチ画面を採用し、画面内インディスプレイ指紋認証を採用。SoCにはクアルコムの新型高性能チップセット「Snapdragon 855」を搭載しています。従来の845と比べ、ゲーム性能が20%、演算性能が45%、AI性能が3倍向上しており、Antutuベンチマーク スコアは、約36万の最高クラスのチップセットです。
カメラ構成は、メイン4,800万画素(F1.75)のソニーIMX586、広角カメラ1,600万画素のソニーIMX481、2倍望遠カメラ1,200万画素のSamsung S5K3M5 のトリプルレンズ仕様。「月撮影モード」により、月表面の模様まで撮影可能としています。
このシリーズは最高技術を詰め込んでいるにも関わらず、同スペックの他社モデルに比べて価格が抑え目なことから、高いコスパを求めるユーザー御用達のモデルとなっています。
ニューモデルの「Mi 9T Pro(中華版 Redmi K20 Pro)」が発売となり、さらに価格が下がった事から人気が加速しています。
お買い得価格の目安は、6 GB RAM + 64 GB モデル$365(約 3万 9500円)、6 GB RAM + 128 GB モル$415(約 4万 4900円)
2位:OnePlus 7 Pro
OS | OxygenOS Android 9 (Pie)ベース |
---|---|
SoC | Qualcomm Snapdragon 855 |
GPU | Adreno 640 |
ディスプレイ | 6.67 インチ 3120 x 1440 Pixcels AMOLED |
RAM | 6 GB / 8 GB LPDDR4X |
ROM | 128 GB / 256 GB |
カメラ | フロント:16 MP リア:48.0⁺13.0+8.0 MP |
microSD スロット |
なし |
SIM | NanoSIM |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | 802.11b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
バッテリー | 4,000 mAh |
対応バンド | 3G WCDMA: B1/2/4/5/8/9/19 4G: FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 20/25/26/28/29/32/66 TDD-LTE B38/B40/B41 CDMA: BC0,BC1 |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 162.6×75.9×8.8mm |
重量 | 206 g |
その他 | NFC |
OnePlusの端末は、常に最新トレンドを多数採用したハイエンド機を比較的低価格で販売している事から、世界中に根強いファンを抱えています。
同社のフラッグシップモデルの「OnePlus 7 Pro」は、現在最強クラスの処理能力を誇るSoCのクラルコム「Snapdragon 855」を採用したハイエンド端末です。
端末の発熱を抑える「液冷システム」や「RAMブースト」「強力バイブレーション機能」など、ゲーミングスマホ的な要素も取り入れています。
6.67インチのQHD +解像度(3120 x 1440ピクセル)の巨大なディスプレイを採用し、リフレッシュレート90HzのAMOLEDを採用。全面ディスプレイデザインとなっており、ノッチやパンチホールなどの画面欠けはありません。
最大の特徴であるカメラの構成は、メインにSONYのイメージセンサー「IMX586」採用の4800万画素 f/1.6のカメラを搭載(広角80.32°)。サブカメラは、1300万画素の 117°広角のレンズ。そして8.0MPの3倍アナログズームレンズのトリプルカメラ仕様。フロントカメラはモーターによりポップアップ起動します。このカメラは、加速度センサーが落下を検知して、自動的にカメラユニットが背面に収まる安全機能も搭載されています。
ちなみに下位モデルの「OnePlus 7」も人気がありますが、実質的には旧モデルの6TのSoCをスナドラ845から855に積み替えて、リアのメインカメラを48MPにアップグレードしただけのマイナーモデルチェンジ版となっています。
OnePlus 6Tの価格が550ドル~630ドルでしたので、値上がり感は否めません。高コスパのハイエンドモデルを求めるユーザー勢が、Mi 9へと流れてしまった事が苦戦の原因でしょう。
お買い得価格の目安は、6 GB RAM + 128 GB モデル$670(約7万3700円)、8 GB RAM + 256 GB モル$700(約7万5800円)、12 GB RAM + 256 GB モデル$750(約8万1200円)
3位:Ulefone Armor 6E
OS | Android 9.0 |
---|---|
SoC | Helio P70 MT6771T Octa-core |
ディスプレイ | 6.2 インチ 2246 x 1080 Pixcels |
RAM | 6 GB |
ROM | 64GB |
カメラ | フロント: 8.0 MP リア: 16 .0MP + 8.0 MP |
microSD スロット |
最大 256 GB |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
バッテリー | 5,000 mAh |
対応バンド | 3G: WCDMA B1 / 2 / 4 / 5 / 8 TD-SCDMA: 34 / 39 CDMA BC0 / BC1 4G: FDD-LTE B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 28A / 28B TDD-LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 166*83*13.3mm |
重量 | 267.5 g |
その他 | Gorlila glass5.0 / GLONASS Beidou / NFC / Qi充電 |
Armor 6Eは 同社のアウトドア向けスマートホン「Armor シリーズ」の最新モデルで、堅牢なタフネス端末ですが、普段使いにも耐えうるスタイリッシュでコンパクトなボディを採用した端末です。
同機が認証を受けている「IP68」防水・防塵規格とは、「粉塵からの完全保護 + 水面下で使用が可能」という保護等級です。さらに水に対しては高温、高水圧、スチームジェット洗浄の環境下でも有害な影響を受けないことが要求される「IP69K」規格、アメリカ国防総省の超堅牢試験規格「MIL-STD-810G」にも準拠しています。前モデルの「Armor 6」との違いは、SoCをHelio P60からHelio P70のミドルアッパーレンジの端末へとアップグレードしています。
登山やアウトドアが趣味の人でも防水スマホで間に合ってしまうので、正直なところ、日本ではアウトドアスマートホンはあまり人気がありません。
しかしながらArmor 6Eは、ドコモのプラチナバンドB19に対応しており、スペック的にも同価格帯のスマートホンと比べても見劣りがしません。
この仕様で約2万円という高コストパフォーマンスから、アウトドア好きな人達の人気を得たのだと思います。夏本番も近いですし、ご祝儀的なランクインでしょう。
お買い得価格の目安は、$199(約 2万1500円)
今回ご紹介した端末は、セール対象になっている事が多く、割引クーポンが発行されている場合があります。
下記ページからチェックしてみて下さい
売れ筋中華スマホまとめ
今年初旬までは、ドコモのプラチナバンドに対応した低価格モデルを発売していた「UMIDIGI」の端末が圧倒的に人気でした。しかしながら最近では新端末を発売しても、日本のユーザーからは見向きもされなくなりました。
オート手振れ補正機能などのカメラ性能やインディスプレイ認証、ポップアップカメラなどのギミックが当然となりつつありますので、中小スマホメーカーは技術的に厳しくって来ているのかもしれません。
昨年は「Xiaomi Redmi 5」「Xiaomi Redmi 6 Pro」が売れまくったように、毎年シャオミの「激安ハイエンド端末」が口コミで売れまくります。
今年は同社の「Mi 9」の勢いが止まりません。この端末はドコモのプラチナバンド(4G帯B19)に未対応ですが、都市部で使う分には問題ないという事なのでしょう。
Mi 9は「Galaxy S10+」や「Xperia 1」などの最新スマホと同じ「Snapdragon 855」を採用しており、4800万画素のメインカメラと2倍光学レンズを備えた三眼レンズを搭載して3万円台から買えてしまいます。
特にカメラが秀逸で、搭載しているソニーの積層型CMOSセンサー「IMX586」は、リリース予定の Xperia XZ4にも搭載されるとされている最新のフラッグシップ・イメージセンサーです。1/2インチ4800万画素という超高解像の積層型CMOSセンサーで、スマートホンが苦手な望遠域・ズームを画素数で補う事ができてしまいます。
1/2インチに4800万もの画素が並ぶ 0.8μm画素ピッチなのでデジタルズームを掛けても被写体がクッキリ写ります。また写真解像度は 8,000 × 6,000ピクセル、4K 90fps、フルHD 240fpsの動画も撮影可能です。
最近見限られ始めた「ノッチ(画面欠け)」を採用している事以外は欠点が見当たりません。「OnePlus 7」とスペックや価格的に近いですが、カメラ性能を優先するならMi9を選びますね。ちなみに「OnePlus 7」「Xiaomi Mi 9 SE」が同率4位という結果でした。
タカシ

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