中国のスマートホンメーカー UMIDIGI の最新フラッグシップ端末『 UMIDIGI F1 』がリリースされました。
UMIDIGI製のスマートホンは、日本3大キャリアバンド対応で最新トレンドの機能を詰め込んだ端末を低価格で提供していることから、日本で人気の中華スマホメーカーです。
今回発売された「UMIDIGI F1」は、SoCにHelio P60を搭載しており、昨年の夏に発売された同社のフラッグシップ端末『 UMIDIGI Z2 Pro』をベースとしたスペックの端末です。しかしながらZ2 Proで採用されていた ワイヤレス充電やフロントのデュアルカメラなどを廃止し、更にメモリー(RAM)を 6GB→4GBに減らすことで、標準価格を2万4,000円の低価格に抑えたコストパフォーマンスの高い端末に仕上がっています。
UMIDIGI F1スペック
【UMIDIGI F1 仕様】
OS | Android 9.0 |
---|---|
SoC | MediaTek Helio P60 (MT6771) |
ディスプレイ | 6.3 インチ 2340 x 1080 Pixcels |
RAM | 4 GB LPDDR4X |
ROM | 128 GB |
カメラ | フロント: 16.0MP MP リア: 16.0MP + 8.0MP |
microSD スロット |
最大 256 GB |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | 802.11b/g/n |
Bluetooth | 4.2 |
バッテリー | 5,150 mAh |
対応バンド | 3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B6/B8 TD-SCDMA B34/B39 4G: FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13 B17/B18/B19/B20/B25/B26 B28A B28B TDD-LTE B34/B38/B39/B40/B41 CDMA: CDMA BC0 / BC1 |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 156.9 x 74.3 x 8.8mm |
重量 | 186 g |
その他 | NFC / GLONASS |
筐体レビュー
6.3 インチで2340*1080のFHD+ディスプレイ。アスペクト比は19.5:9 の縦長画面。
“しずく型(ウォータードロップ)” を採用する事で画面占有率が92.7%と非常に高くなっています。
廉価端末はコストカットに画面をHD画質に落とすメーカーが多い中、ここは踏ん張ってFHD+でリリースしてくれましたね。
端末の背面にはデュアルカメラの下に指紋認証部▼
インターフェイスの特徴は、UMIDIGI Z2 Proでは廃止されていたステレオミニジャックが復活しています▼
背面の指紋認証に加えフェイスロック(顔認証)にも対応しています▼
NFC対応でモバイルGoogel Payなどが使えます。FeliCa(フェリカ)は未対応です▼
5150mAhの大容量バッテリーを搭載しており、有線充電18W (9V / 2A)の急速充電に対応しています▼
カラーは、ブラック、ゴールド、レッドの3色▼
ハンズオン画像やサイズを参考にするとUMIDIGI Z2 Proと近いサイズ感です。
カメラ性能
UMIDIGI F1のリアカメラは16.0MP + 8.0MP のデュアルレンズ仕様。Samsung製のフラッグシップセンサー “S5K2P7” を採用し、ピクセルサイズ1.12um 、F/1.7の明るいレンズを搭載しています。前景・背景をぼかした一眼レフのような写真や、夜間のローライト下での撮影に強そうなカメラです。フロントカメラは16MP(F/2.0 )のシングルレンズを採用しています。
内部性能レビュー
SoCにMediaTek Helio P60を採用しており、AnTuTuベンチマークスコア(v7.0)は約12万のミドルアッパーレンジ端末です。MediaTek Helio P60チップセットは同社が「Mobile APU」と呼んでいる AI演算基内蔵というのが特徴のプロセッサーです。AIタスクを CPU・GPU・APUを活用しシームレスに処理するように設計されており、GPUで駆動するAI処理と比較して1/2の低電力で実行できます。ゲームなどにおいては、最大25%の電力効率化としていますのでバッテリー消費を抑えながらプレイできます。
対応バンド / SIM
UMIDIGI F1は DSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。※ SIM1 , 2の両スロットが4G対応なので、デュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)
ドコモ:プラチナバンド4G帯のBand19に対応していますので、山間部や郊外でも電波を拾えます。また3G帯のプラスエリア(B6)にも対応していますので、ドコモ純正端末とほぼ変わらないパフォーマンスが期待できます。
SoftBank:バンド(LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8)にも対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTEバンドB1,18(26)に対応しており、スペック上は VoLTE SIM、通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMともに利用可能となっています。しかしながらAUの場合、実際にSIMを挿してみると3G通話できない事がありますので注意が必要です。
3G: WCDMA
B1/B2/B4/B5/B8
TD-SCDMA
B34/B39
4G: FDD-LTE
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13
B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28
TDD-LTE
B34/B38/B39/B40/B41
CDMA: CDMA
BC0/BC1
まとめ / 価格
UMIDIGI F1の発売日は2019年 1月7日、標準価格は$219.99。 この端末は “高い処理能力の端末を低価格で販売” という同社の意気込みが強く感じられます。UMIDIGI Z2 Proでも十分 高コスパと言われていましたが、同じHelio P60搭載のミドルハイレンジの端末を2万円台半ばで販売するとは凄い企業努力だと思います。
もちろんその分、コストを削減するために色々な機能をリストラしています。省けるところを省いていますが、WIFIの5Ghz帯(ac)に未対応な点は残念です。
最新トレンドの機能を取り入れた上で、極力処理能力の高い端末を安く提供する。これが同社の企業コンセプトなのでしょう。昔のユニ○ロを彷彿とさせますね。
UMIDIGI F1は 1月 7日よりプロモーションセールを開催しています。発売を記念し1月 7日~ 1月14日まで、$219.99→$199.99 で販売されます。海外ECサイトのBanggoodとCooliCool、アリエク(Aliexpress)のUMIDIGI公式ショップなどで購入可能です。
Banggood:UMIDIGI F1
CooliCool:UMIDIGI F1
タカシ
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