格安SIM(MVNO)の『楽天モバイル』は、独自回線を施設しているので、3大キャリア(ドコモ、au、SOFTBANK)に次ぐ第4のキャリアとも呼ばれています。
楽天モバイルの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI(ラクテンアンリミットシックス)」では、日本全国の楽天回線エリアでデータ容量が使い放題。通話に関しても楽天専用アプリ「Rakuten Link」を使えば 国内通話がかけ放題となります。
また国際ローミングでは、海外でも世界66ヵ国と地域を対象に月間2GBまでデータ容量を利用可能です。
しかもテザリングが無料、無制限で利用できます。テザリングを利用すれば、自宅や外出先でもパソコンにつないでポケットWi-Fi代わりに好きなだけ使う事ができますね。
今回は Rakuten UN-LIMIT VIを上手に使うための注意点と、裏ワザ的な対応エリアの調べ方など徹底的に解説したいと思います。
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楽天モバイル
RAKUTEN UN-LIMIT Ⅵプラン・料金
楽天モバイルは、RAKUTEN UN-LIMITの1プランのみとなります。旧プランのRAKUTEN UN-LIMIT Vでは、どれだけ使っても月額2,980円(税別)の定額制でしたが、Ⅵでは使った容量によって利用料金が段階に上がる変動型に変更となりました。
1GBまで0円 / 3GBまで980円 / 20GBまで1,980円 / 20GB~2,980円
製品代、オプション料、通話料等は別費用、2回線目からは0~3GBまで980円
1GBまでは 月額0円からスタートして、最大でもデータ無制限として2,980円でストップします。使いすぎても安心です。
サービス期間 | 3ヶ月間無料キャンペーン中 |
---|---|
価格 | ~1GB : 0円 ~3GB: 9,80円 ~20GB:1,980円 無制限:2,980円 |
解約 | 違約金なし |
申し込み | 店舗/ネット |
制限速度 | 1日10GB 超過後速度は最大3Mbps au(KDDI)回線:容量5GB(超過後速度は最大1Mbps) |
通話特典 | 通話し放題 |
通話かけ放題オプション | 追加料金なし※1 |
通信回線 | 楽天4G/5G+au4G |
3G回線 | 利用不可 |
通話回線 | VoLTEのみ |
海外ローミング | 無料 |
キャリアメール | 楽天メール(@rakuten.jp) |
SMS | Rakuten Link利用:無料 3円/70文字(全角) 海外:100円/70文字(全角) |
※1:「Rakuten Link」アプリで国内通話がかけ放題
RAKUTEN UN-LIMIT Ⅵの注意点
通信エリアと回線について
UN-LIMIT Ⅵのデータ使い放題は楽天モバイル回線エリアのみ、他はパートナーエリア(国内はau)回線を利用する「ローミング」接続となり、月間容量制限があります。
マップのように国内主要都市周辺のみとなっています。自宅や学校・勤務先が楽天モバイルの回線エリアであれば、常時使い放題となりますが、それ以外の地域にお住まいの場合、RAKUTEN UN-LIMIT Ⅵに加入するメリットはありません。
公式サイトの通信・エリア | 楽天モバイルから自分が利用可能な回線をチェックできます
ちなみにローミングの提供元であるKDDIによると、都道府県単位での楽天エリアの人口カバー率70%を超えた時点で、終了・継続を検討するとしており、東京では、2021年3月末でauローミングが原則終了、千葉県と神奈川県については全域が2022年3月末に原則終了するとしています。
実は 逆引き的に、KDDIのローミングサービス提供エリアを参照した方が詳細なデータがピンポイントで確認できます
また地下鉄では、パートナーエリアになってしまう場合が多かったのですが、東京では地下鉄でも深いエリアを除き、楽天回線に接続されるようになりました。しかしながら東京以外の県では、地下鉄内ではパートナーエリアに接続するケースが多いようです。
プラチナ回線が無い!
楽天モバイルの最大の弱点が、総務省からプラチナバンドの周波数を割り当てられていない事。それをカバーするために、パートナー(au)のプラチナバンドB18(800MHz)を借りて、届かない範囲をカバーしています。
プラチナバンドとは、電波が届きやすく広い場所をカバーできる事から、山間部や地方などで広く使われています。エリア対策用とも呼ばれている周波数帯です。地方に限らず都市部でも、地下やビル内など電波が届き難いエリアには、プラチナバンドが使われています。
例えばDocomoの割り当てバンドは、4G帯(LTE)では、主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンドB3。 さらに高い建物の影や地下、郊外に強いプラチナバンドB19に対応しています。また僻地や山間部で若干電波を掴みやすい3G帯のプラスエリア(3G WCDMA-Babd6)もあるので登山のドコモなどとも呼ばれています。
一方、楽天はこのうちLTEのB3(1.7GHz)のみしか割り当てられていません。そのためエリアを拡大しても、地下鉄やビルの真ん中などで電波を見失ってしまい、パートナーエリアに接続するという事になります。また3G回線に対応していないので、僻地や山奥で接続できるエリアは限定的です。
通信量・速度制限について
Rakuten UN-LIMITは自社エリア内であれば月間のデータ容量に制限がありません。しかし、当日内のデータ通信量が10GBを超過すると通信速度制限がかかります。10GBを超えると当日は上下最大3Mbps程度に速度制限が掛かります(翌日0時に制限解除)
また楽天モバイル回線以外の地域では、国内または海外指定66の国・地域でパートナー回線エリアと接続します。パートナーエリアの月間容量は、5 GBデとなっており、データ容量を全て消費した場合は、通信速度が制限(国内1Mbps、海外128Kbps)されます。
エリア | 楽天モバイル | パートナー |
---|---|---|
容量制限 | 10 GB / 日 | 国内: 5 GB / 月 海外: 2 GB / 月 |
速度制限 | 上下最大3Mbps | 国内:1Mbps 海外:128Kbps |
楽天モバイル容量制限について・まとめ
Rakuten UN-LIMIT VIは、対応エリア内であれば、容量を気にせずに使えます。ただし対応エリア内でも、電波の弱いハズレ地域もありますし、日常的な動線にパートナーエリアがあれば、結構ストレスになる場合も考えられます。
ちなみにTwitterで「楽天 パートナーエリア」と検索すると「やっと自宅がパートナーエリアに入った」とか、「自分の乗る地下鉄がパートナーエリアだ」など、悲喜こもごものツイートがあります。
しかもソフトバンク回線のポケットWi-Fiだったので、月に50 GB使ってしまうと速度制限が掛かっていました。
何か方法は無いか?と相談されたので 楽天モバイルを勧めてみました。前述したように、弱いエリアだとストレスになると伝えましたが、快適で安くあがったと感謝されました(ダメ元で申し込んだようです)
彼から聞いた使用レビューによると、中央線では「まだ途切れる地域があるが少し待てばつながる。許容範囲内」との事でした。
またポケットWi-Fiを使って電車の中で、動画なども楽しんでいたようです。
しかしながらポケットWi-Fiとスマートホンを両方維持するのは、結構割高になります。そこで、楽天モバイルの実験台になってもらいました。彼は最近、ポケットWi-Fiを解約してMNPで楽天モバイルに乗り換えました。テザリングで生活中です。今のところ彼の動線・行動範囲では問題はないようです。詳細レポートについては、また記事にしたいと思います。
楽天モバイルでは、SIMと一緒に安く買えるセット端末も充実しており、楽天モバイルオリジナルの「Rakuten BIG 」「Rakuten Mini」「Rakuten HAND」は入荷待ちになるほど人気です。
現在は「プラン料金 3ヶ月無料」キャンペーンを実施しております。
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タカシ
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