中国(香港)のスマートホンメーカー Blackview より新端末『 Blackview BV9600シリーズ( Pro / Plus) 』が発表されました。
BV9600シリーズは、IP68防水・防塵・耐衝撃の準拠したスーパータフネス・スマートホンです。アウトドアスマホながらに6.23インチのノッチ大画面を採用し、ミドルアッパーレンジ向けSoCを採用した普段使いにも耐えられるスペックに仕上がっています。
BV9600 シリーズ(Pro/Plus)
【 Blackview BV9600 Pro/Plus 仕様 】
OS | Android 8.1(Plus) Android 9.0(Pro) |
---|---|
SoC | Mediateck MT6771 (Helio P60) Octa Core |
PGU | ARM Mali-G72-MP3 700MHz |
RAM | 6 GB |
ROM | 128 GB |
MicroSD | 最大 256GB |
ディスプレイ | 6.28 インチ 2248 x 1080 pixels AMOLED |
カメラ | フロント:8.0 MP リア:16.0 MP + 8.0 MP |
認証形式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n |
Bluetooth | 4.0 |
インターフェイス | USB-C |
バッテリー | 5,580 mAh |
対応バンド | 3G (WCDMA) B1, B2, B4, B5, B8 3G (TDSCDMA) B34,B39 3G (CDMA) BC0(800), BC1(1900) 4G FDD-LTE B1, B2, B3, B4, B5,B7, B8 B12, B17, B19, B20 B28a, B28b 4G TDD-LTE B34, B38, B39, B40, B41 |
サイズ | 162.9*81.4*10 mm |
重さ | 268 g |
その他 | NFC / ワイヤレス充電 GLONASS |
筐体レビュー
画面はノッチ採用の6.28インチの有機EL(スーパーAMOLED)ディスプレイ。
金属フレームでガッチリ保護されています(画面占有率 85.8%)▼
アンチグレア加工のガラス筐体で背面は滑り止め加工されています▼
ボディカラーはグレーとブラックの2色▼
Proでは端末サイドに指紋認証がありますが、Plusではインディスプレイ(画面内)認証になっています▼
FaceID(顔認証)にも対応しています▼
同機が認証を受けている「IP68」防水・防塵規格とは、「粉塵からの完全保護 + 水面下で使用が可能」という保護等級です。さらに水に対しては高温、高水圧、スチームジェット洗浄の環境下でも有害な影響を受けないことが要求される「IP69K」規格、アメリカ国防総省の超堅牢試験規格「MIL-STD-810G」にも準拠しています。-55℃ ~ 70℃まで環境下でも使用にも耐えられる堅牢な端末です。
5,580mAhの大容量バッテリーを搭載しており、800時間もの連続スタンバイ、27時間の動画再生可能。前モデルのBV9500では1万mAhの超大容量バッテリーを搭載していましたので 容量ダウンとなっています。しかしその分、旧モデルでは端末重量が365g もあり実用的では無かったので、バッテリーを小さくした分 約100gのダイエットに成功したと言った方が正しい気がします。
24Wの急速充電に対応しており、さらにQi規格に認定されたワイヤレス充電も可能です。防水系の機器では、充電コネクタ部のフタの開閉に起因した水没してしまう事が圧倒的に多いです。アウトドアスマホは、キャップレス仕様か、ワイヤレス充電対応に対応が必須ですね。
NFCに対応していますのでGoogle payなどが利用可能です▼
AW1813オーディオチップを搭載しており低音から高音域までムラなく出力できるスピーカーを搭載しています
(帯域400Hz〜20,000Hz)
カメラ性能
背面にはSAMSUNGのイメージセンサー「S5K3P」を採用した16.0MPのメインカメラと被写界深度用 8MPのデュアルカメラ仕様。
フロントカメラはSonyのイメージセンサーを採用した8MPのカメラを搭載▼
水中カメラとしても使えます(1.5mまでの防水に対応)
内部スペック
SoCにMediaTek Helio P60を採用したミドルアッパーレンジ端末です。Helio P60チップセットは同社が「Mobile APU」と呼んでいる AI演算基内蔵というのが特徴のプロセッサーです。AIタスクを CPU・GPU・APUを活用しシームレスに処理するように設計されており、GPUで駆動するAI処理と比較して1/2の低電力で実行できます。ゲームなどにおいては、最大25%の電力効率化としていますのでバッテリー消費を抑えながらプレイする事ができます。またRAM 6 GB、ROM 128GBと余裕のあるスペックになっており、最大 256 GBまでの外部SDカードにも対応しています。
OSは先に発売されるBV9600 ProはAndroid 8.0(Android 9.0アップデート予定)で、PlusはAndroid 9.0での発売となっています。
衛星位置システムは、GPSに加えGlonassに対応しています。一般的なGPS対応スマートホンの精度は通常、4.9m(16フィート)以内ですが、この端末ではGPS精度は1.5m以下となっています。
対応バンド
BV9600シリーズはDSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。
ドコモ: LTEの主要バンドのB1, B3に加え プラチナバンドB19に対応しているので快適に使えます。プラチナバンドは「エリア対策バンド」とも呼ばれており、山間部や地方などで広く使われている周波数帯で、地方に限らず都市部でも、地下やビル内など電波が届き難いエリアにはプラチナバンドが有効です。3G帯のFOMAプラスエリア B6(800MHz帯)には対応していないのが残念です。
SoftBank(Y!モバイル) : LTEバンドB1, B3, B8 に加え WCDMAバンドB1,B8にも対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTE主要バンドB1に対応していますが、プラチナバンド,B18,B26に未対応です。3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMの利用は可能となっています。しかしながらAUの場合、実際にSIMを挿してみると3G通話できない事がありますので注意が必要です。
【対応バンド】
B1, B2, B4, B5, B8
3G (TDSCDMA)
B34,B39
3G (CDMA)
BC0(800), BC1(1900)
4G FDD-LTE
B1, B2, B3, B4, B5,B7, B8
B12, B17, B19, B20
B28a, B28b
4G TDD-LTE
B34, B38, B39, B40, B41
まとめ / 価格
Blackview社 は、アウトドアスマートホンに特化したスマホメーカーでお馴染みですね。
今回発売されたBV9600シリーズのスペックを見ていくと、アウトドアスマホのジャンルが熟成した感があります。不必要に大容量バッテリーと巨大プロテクターを搭載して350gをオーバーしていた端末では需要が無かったのかもしれません。
BV9600 は、一般的なスマートホンのトレンドを取り入れ、有機EL採用の大画面ノッチ・ディスプレイに加えて、ある程度の3Dゲームでもストレスを感じないレベルの SoCを搭載して約265 gに収まっています。
登山やアウトドア以外にも建築現場での使用を強く意識して設計された端末で「あらゆる過酷な環境でお使い頂けます」としています。「BV9600 Plus」の標準価格は $499.99で出荷は2019年3月末から。「BV9600 pro」の標準価格は $449.99で出荷は2018年11月末からとなっています。
Proはプリセールが始まっていますが、記事執筆現在では購入できるサイトは限定的です。
ProはBlackView公式ストアにおいて、11月10日に369.99ドルからプリセールがスタートし、以降 毎日4ドルずつ値上げされます(明日12月1日で元値)日本のアマゾンにもBlackView公式ショップがありますので、予約受付けが開始されています(こちらは特殊セールは行っていません)
出荷は2018年のクリスマスあたりのようです▼
一方Plusは、クラウドファンディングのインディーゴーゴー(Indiegogo)で取り扱いをスタートする予定です。
海外ECサイトでも取り扱いが開始されると思います。割引クーポンが発行されている場合がありますので下記ページからチェックしてみて下さい
タカシ
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