またやってしまいました!
前日の記事で「中華AirPodsのサクラレビューに騙されるな!」と注意喚起したばかりですが、まんまと自分が引っ掛かりました。
今まで使い続けていたメカニカルキーボードは、何もかも自分にピッタリ合って本当に気に入ってました。しかしながら、脆くて壊れやすいので自宅と仕事場で今まで2台買い替えました。
それが一昨日、急いでいる時にポキッとキーキャップのツメが折れてしまいイライラがマックスに..
予備のキーボードもありますが、メカニカルキーボードに慣れてしまったので無いと困ります。
腹が立った勢いで軸の色も何も考えず、Amazonで目に留まった「Amazon Choice」の廉価製品をポチってしまいました。
製品が届く前に、冷静になってレビューを読み返してみるとサクラレビューが多くて愕然。それどころかAmazonの廉価ゲーミングキーボードは、ほぼ全てがサクラレビューに占拠されていました。何も考えなかった自分が情けない..
今回は、Amazonの廉価ゲーミングキーボードのレビューと、Logicoolゲーミングキーボードのダメ出し(愚痴)をまとめてエントリーします
※悔しいですが、今この記事も中華ゲーミングキーボードで書いています。
Siensync 106キー日本語配列ゲーミングキーボード
箱の「ゲーミングキーボード」のフォントを見て中身を察しました▼
サイズ:43cmx13cmx:3cm
重量:750g
USBのケーブルの長さ:170cm
106キー、日本語レイアウト
パッケージ内容
ゲーミングキーボード本体x 1
キーキャッププーラー x 1
日本語取扱説明書x 1
製品レビュー
今まで使っていたLogicoolのゲーミングキーボード「Logicool-G G413rSV」と比較しつつレビューします。
筐体
サイズ感は10キー付き日本語ゲーミングキーボードの一般的なサイズ。Logicoolのキーボードと並べるとほぼ同じくらい。
ボディカラーで若干サイズが大きく見えますが、実際には変わりません
フルサイズ・キーボードのテンプレート的なサイズです▼一般的なキー配列で、無理やり英語キーボードを日本語化したような製品ではありませんでした
アルミボディのヘアライン仕上げと書かれていましたが、ヘアラインプリントの薄いアルミ板をABS樹脂に巻き付けています。
Logicoolのパネルは、ヘアラインのアルミ天板のデザインが気に入ってました。でもエッジが鋭利で最初に手の甲をザックリ切りました。
キーキャップを外すと空っぽ。軸すら使われていませんでした。キー1つ1つにLEDも入っていません。
Cherry社の軸は無理だとしても、格安コピー軸くらいは使って欲しかった▼というよりメカニカルキーボードとして販売されていますが、独立したスイッチ機構が無いのでメカニカルキーボードの要件を満たしていませんよね。
変則的なメンブレンキーボードです。打鍵感もゴムゴムしていますし。
そう思って商品販売ページを見に行くと「 メカニカルな感触」と書かれています。メカニカルキーボードとは書いていません。
あっ!騙された
キーピッチは19mmかな?▼
足にはしっかりとゴムが付いています▼
高さ調整用の足を立てるとLogicoolと同じくらいの高さ。一般的高さなのかな?
真横から見るとキーボードは内側にたわんだスカルプチャー・デザイン▼
LEDカラー調整
ゲーミングキーボードなので、バックライトを様々なカラーでキラキラ光らせる事ができます。
方法はFn+キー。取扱説明書に書かれています。
呼吸モードでクリスマスツリーのようにピカピカさせる事ができます。
単色呼吸モード▼
繁殖期のイカのように色が変わる呼吸モード▼
自分はゲームをしないので、単色に光らせておく事にしました。キラキラされても落ち着かないだけですからね。
しかし!何色に設定してもキートップの文字が全く読み取れません。光のムラも酷いです。
Logicoolのキーボードが可視性が良かったので、これは本当に困ります▼
実際の目の位置で見るとキーの文字が何も見えません▼
私がゲーミングキーボードを使っている一番の理由は、キートップの文字が光るから。
通常のキーボードはキートップの文字印刷が消えてしまいますよね。バックライトのLEDで文字が光るゲーミングキーボードは文字消えの心配がありません。
私は101英語キーボードを使っていた期間が長かったので、未だに@やCtrl系の文字入力が分からなくなる事があります。
一番見やすい赤にしても見えません。カメラだと悪くなさそうですが肉眼だと見えません。
それどころかキーの下にあるパネルの光が眩しくて逆に見難い▼
だからと言ってLEDをオフにすると真っ黒▼
打鍵感・音レビュー
ニュルっといった打鍵感で、メカニカルキーボード特有のカシャカシャ音は全く出ません。打鍵音は、ラバードーム型スイッチを使用したメンブレンキーボードそのもの。
打鍵感を表現するなら”キーストロークの深いノートパソコン”と表現すれば近いと思います。
使えない事は無いのですが、反応がもっさりしていて叩いているとスグに指が疲れます。
メカニカルキーボードの打鍵感が好きで慣れてしまっているのでダメです。商品説明にある「 メカニカルな感触」なんて一切感じません。
LogicoolのGキーボードの愚痴
前述しましたように私はLogicoolの「G ゲーミングキーボード G413」が本当に気に入ってました。
ロジークール独自開発した「Romer-Gスイッチ」を採用したメカニカルキーボードで、程よい打鍵音と自然な打鍵感で疲れ難く最高です。
しかしながら、問題もRomer-Gスイッチ。このスイッチの爪が弱いので、横への圧力で簡単に折れてしまいます。
特にCtrlキーはグッと押しながら他のキーを押すので、このキーばかりが折れます。
しかも独自技術なので、汎用のメカニカルキートップを使う事ができません。保証期間の範囲ならメーカーにお願いできますが、それが切れてしまうと買い替えです。今までCtrlキーのためだけに2台買い替えました。Logicoolの左下用Ctrlキーを20個欲しいです..
まとめ
そもそも2000円でメカニカルキーボードが買えると思った自分が間違えでした。つなぎのキーボードとして買ったつもりでしたが、つなぎにすらなりませんでした。
指が疲れる、文字が読めない、ダメダメ打鍵感や音など、キーボードとしてはセットパソコンにオマケで付いて来るキーボード以下です。キラキラ光るだけ目障り。逆に負けてます。
ちなみに低価格のメカニカルキーボードが販売されていないという訳ではありません。kailh社やOutemu社製のCherry社コピーキーを使ったメカニカルキーボードなら、3,700円くらいから販売されています。今回の失敗の原因は、つなぎに三千七百円を出さないでケチった事にあります。
激安ゲーミングモードでお馴染みE元素は安心ですね▼
今回騙された中華キーボードのレビュー欄を見ると、動画と静止画を付けて評価:
これは業者の自演レビューではなく、SNSなどで募った日本人のサクラレビュワー達です。業者が商品と報酬を提供する代わりに星5と写真と動画投稿を保証させています。
他のレビューも星5のレビューばかり。彼らはレビューを書いて報酬をもらった後は、商品をメルカリなどで転売して稼いでいます。
それどころか、千円から3千円程度の安価ゲーミングキーボードは全てサクラレビューまみれでした。
Amazonで買い物する時には、冷静にならないとダメですね。偉そうに注意喚起していますが、私は年間2-3百点の買い物をしているので、ちょいちょい騙されています。
衝動買いした商品はほぼ全滅です。
これからキーボードはどうしよう?LogicoolのROMER-Gはもう疲れました。MSIかRazer あたりで探そうと思います。
追記:その後Razer オレンジ軸のメカニカルキーボードを買いました。最高です!
タカシ
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