PCのハードディスクから異音がした場合、パソコンが起動しなくなる前に新しいHDDにクローン(バックアップ)する必要があります。SSDでも読み書きの回数で劣化する特性があるので、読み取りができなくなる前に一定期間ごとの載せ替えが推奨されています。
またPCの動作を速くするために、HDDからSSDに積み替える人も少なくありません。中古PCを買ってきてハードディスクをSSDに換装して使えば、高性能CPU搭載PCを安く手に入れる手段としてトレンドですね。
そんなHDDの載せ替えやSSD換装の時、クローンソフトを使うのが常套手段となっています。しかしながら、私は結構頻繁に行う作業なので、毎回インストールしたり、手順を調べて確認する作業が面倒で、専用の機器(デュプリケーター)を使うようになりました。
デュプリケーターを使えば 2台のHDD(SSD)を差し込んで、ボタンを押すだけ!数十分から数時間後にはクローンSSDが完成しています。
またクローンソフトを使うと、MBR(マスターブートレコード)」「GPT(GUIDパーティションテーブル)」などフォーマットの違いで失敗する事もあるので、何も考えずとも全てを丸ごとクローンしてくれるデュプリケーターが手放せません。
ロジテック ガチャベイ LHR-2BDPU3
ドライブを差し込むタイプの「スタンド型デュプリケーター」です▼
普段は外付けのハードディスクドライブとしても使えます。テレビのレコーダーに付けたり、PCの外付けHDDとしても便利です。
HDDからSSDの換装方法
パソコンからハードディスク、もしくはSSDを外します▼
※ このデュプリケーターは、コピー先のドライブがコピー元より小さいと動作しません。例えば同じ500GBのドライブでも、メーカーによって微妙にサイズが異なる事があり、コピーできなかった事があります。
「A」側にコピー元ドライブ、「B」側にコピー先ドライブをセットしてボタンを長押し▼※ AとBを間違えたら目も当てられません。私は本体にマジックで→を書いて、万が一にも間違えないようにしています。
するとLEDランプの25,50,75,100%が点滅しますので、100%になったら完了▼※ ここが少し分かり難いのですが、全てのランプが点灯して100%になってもハードディスクが動いています。
75%から100%と「クローン完了」の判断が分かり難いです。
直接HDDを触ってみて、ハードディスクの回転が止まっている事を確認して下さい。
クローンしたSSD(HDD)を3.5インチサイズ変換ブラケット に装着▼
PCケースにハードディスクケースがある場合、装着▼
パソコン本体に積み替えて完了▼
複数のドライブを積んでいる場合、クローンしたドライブをBIOS画面でブート順(起動する順番)を一番上に移動して下さい。
無事起動を確認したら完了です
まとめ
頻繁にクローンやバックアップ作業をする方は、絶対にデュプリケーターがお勧めです。一台あると使わなくなったHDDの活用もできます。
またパソコンに詳しくなくてSSD換装を諦めていた方でも、ボタン一発なので何も考えずに作業が完了します。
今回ご紹介した「ロジテック ガチャベイ LHR-2BDPU3」は、未だに販売されていますが生産終了した型落ちモデルです。
新型のモデルは、ディスクのエラースキップ機能を搭載しています。不良セクタがあるHDDでも、エラー箇所をスキップして強制的にコピーをする事が可能です。
この機能を使えば、不良セクタで読み取り不能になったドライブの中身も、復活させられ可能性もあります。私は、次回読み取り不能なドライブで困った時、ニューモデルに買い替え予定です。
今から購入する方は、価格差もあまりないのでニューモデルをお勧めします。
旧モデル▼
ニューモデル▼
タカシ
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