PCの買い替えを検討している方に、緊急の警告です。 現在、メモリ価格が異常な勢いで高騰しており、ついに来年からのパソコン本体価格の大幅な値上げが避けられない状況になっています。
なぜ今、メモリがこれほど高いのか?
最大の原因は、世界中のメモリメーカーが生産ラインを「AIサーバー用メモリ(HBMなど)」に最優先で割り当てていることです。
その影で、私たちが使う一般向けのメモリ生産は後回しにされ、極端な供給不足に陥っています。
さらに悪いことに、この品薄に乗じた転売ヤーの買い占めが横行。 驚くべきことに、「既製品のPCを丸ごと買い、中のメモリだけを抜いて転売する」方が利益が出るという、市場崩壊レベルの逆転現象まで起き始めています。
半年で4倍
私自身の体験をお話しすると、今年7月に8,500円で購入したDDR4 32GBメモリが、12月現在では34,800円まで跳ね上がりました。
約4倍の爆上げです。しかも、そのまま在庫切れ(欠品)となりました。
メモリに続き「SSD」も高騰。最大50%超の値上げも
深刻なのはメモリだけではありません。データを保存するSSDもまた、逃げ場のない値上がりをしています。
アイ・オー・データが、すでに「最大54%」という衝撃的な値上げを発表。さらにDellなどの大手メーカーでは、1TBのSSDを搭載するだけで、PC価格が数万円単位で跳ね上がるという事態になっています。市場はまさに「パニック」状態です。
その原因はメモリと同じく、AI産業によるチップの買い占めです。生産ラインがAIサーバー用に占拠され、私たちが手にする一般向けSSDの供給が極端に絞られています。
2026年、PCは「高嶺の花」になる
この影響は、これから発売されるPC本体に直撃します。 すでに大手メーカー各社は、2026年モデルから20%〜30%の大幅な値上げを余儀なくされるとの見通しを公表しています。
大手PCメーカーの直販サイト(BTOパソコン)はすでに値上がりが始まっており、先週と比較して、同一モデルが20%近くも値上がりしているケースが続出しています。
メモリ不足の影響は2027年まで続くという予測もあり、来年以降、パソコンは今のような感覚で買える道具ではなくなるかもしれません。
「あの時買っておけばよかった」と後悔する前の、今が文字通り、最終の買い場です。
来年から高校・大学への進学や、パソコンが買い替え時期になっている方は、市場から在庫が消え、価格が完全に手の届かないところへ行く前に、決断することをお勧めします。
まだ安く買えるPC
Amazonでは既に人気のモデルは品切れになっており、ノートパソコンも大画面モデルや整備済み品程度しか残っていません。
パソコン本体も品薄になりつつありますが、そんな中でもミニPCならお買い得品が若干ありますのでピックアップしておきます。
タカシ
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