「スマートフォンをトイレに落とした!iPhoneを洗濯してしまった」という話を良く耳にします。去年のゴールデンウィークには、潮干狩りでiPhoneを水没させてしまった人や、川遊びでふざけて川に落ちて水没させてしまって半ベソのカップルなど、間近で何度も「水没事故現場」に遭遇しました。筆者は、防水ケースに入れて海水浴をしていたにも関わらず浸水して水没したり、スキー場では、防水デジカメが気温差で内部に結露が発生して水没してしまった経験など、悲しいほどに水没慣れしています。
ゴールデンウィークには水際にレジャーに行く方も多いと思います。そこで、今回はスマートフォンが水没してしまった時、百均に駆け込んで応急処置をする方法をご紹介します。
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百均で準備する道具
百均に駆け込んで購入する道具:シリカゲル(乾燥剤)・ジップロック・綿棒・ティッシュ
【応急処置手順1】- 電源オフ
電源がオンの状態のままなら電源をオフにする▼
この時、電源が切れていたらオンにしたり、充電したりすると内部に浸水した水によりショートして復活不可能なダメージを受けてしまいます。絶対に電源を入れてはダメ!
電源が入っている間にバックアップ?
「結局起動しなかった…電源が切れていない状態の間に、バックアップを取ってしまえばよかった!」と言う意見もあり、これは賛否が分かれる所です。しかし、電源が入っている状態で操作してショートしてしまっては、再起不能になってしまうので、筆者としては即電源オフが正解な気がします。※それを踏まえて各自の判断でお願いします。
【応急処置手順2】-アクセサリー類を外す
ケースやイヤホンなどを外します▼
【応急処置手順3】-真水で洗う
トイレやお風呂、結露などによる浸水は次の手順に進みます。海水や泥水で水没してしまった、またはコーヒーやジュースなどの水没の場合、不純物を取り除くために真水で洗う必要があります。乾燥後に復活しても不純物が残っていると、それが原因で電源を入れた瞬間にショートしてしまう危険があります。
【応急処置手順4】- バッテリーを外す
バッテリーとSIMカードを外し、内部の水分をティッシュで拭き取ります▼
iPhoneはSimカードを抜き取る▼
【応急処置手順5】- 細部に入った水分を拭き取る
綿棒やこより状にしたティッシュでジャックやスピーカーなどの細部に入り込んだ水分を取り除きます▼
【応急処置手順6】- ティッシュで包む
内部から垂れてくる水を吸収させるため、スマートフォンをティッシュで包みます▼
※大量の水分が漏れて来た時の事を考え、数枚のティッシュかキッチンペーパーで包むと良いでしょう
【応急処置手順7】- シリカゲルで乾燥
ジップロックにシリカゲルと一緒に投入し、口をしっかり閉じます▼
このまま5日間放置します。筆者は2日に一度シリカゲルを交換しています。
※ダイソーの食品用のシリカゲルはレンジでチンすると何度でも使えます
その後、無事起動する事ができたら機嫌良く動いている間にバックアップを取っておきましょう。
【応急処置手順8】- 復活確率を上げる
復活の確率を上げたい場合、シリカゲルの7倍の吸収率のビーズを使用した「水没スマホ復活ツール」という商品があります。
シリカゲルで取り急ぎ応急処置を施した後、購入して移し替えてみるのも方法の一つです。
最終手段
Reviveaphone というツールは、「水没しても90%復活する裏技」としてテレビで何度も取り上げられた商品です。アマゾンのレビューを読むと、何をやってもダメだった人が復活した例も多いですね。筆者も次回に水没事故を起こしてしまった時には、人柱として試してみたいと思っています。
冷蔵庫法について
冷蔵庫の中は、結露防止のために湿度が低くなるように設計されています。調味料が湿気る事を防ぐ為に、冷蔵庫で保存を推奨している商品もありますので、冷蔵庫で乾燥というのは一見理にかなっているように思います。
しかし、冷蔵庫から出したペットボトルや牛乳パックが机に置いた瞬間に汗をかくように、冷えたスマートフォンを取り出した時の温度差で内部に結露が生じる危険性の方が高いです。完全なデマとは言い切れませんが、危険性の高い復活法ではないでしょうか?
まとめ
また、水没した時にやってはいけない事は、「ドライヤー」「振る」「電源を入れる」「充電する」という事を覚えておきましょう。僕は「シリカゲル乾燥法」で復活した割合は4割くらいでしょうか?海水での水没は、一度しか復活できていません。スマートフォンx2、タブレット、ガラケー、防水デジカメx3、お風呂テレビなど色々水没させました…ただし、復活しても音がでなかったりフラッシュが点灯しなくなったり、数日後に起動しなくなる事も多かったですね。釣り、海水浴、潮干狩り、スキーなど、水に関する遊びが好きなので、未開封の百均シリカゲルは我が家の常備品となっています。ジップロックは、スマートフォンを入れたままでも操作できるので、大雨の時などには「簡易防水ケース」としてカバンに入れておくとゲリラ豪雨も怖くありません。
余談ですが、完全にプライベート状態の芸能人が、ずぶ濡れにされたり水に落とされる「ドッキリ」が多いですよね。プライベートにも関わらず、なぜか最初からスマートフォンや携帯、財布などが、ポケットから取り除かれているようなので、予定調和(やらせ)なのではないかと勘ぐってしまいます。普通なら「うぁぁ、ポケットにスマホが入っていたのに何するんだ!」と叫ぶのが正しいリアクションだと思うのですが、これだけ大量の水ドッキリがあっても観たことがありません。何か理由を付けて周りがスマホを預かっているなら、芸能人も『水ドッキリ』を予感しているのでしょうね。
※今回の記事は、実際に筆者が実践している一般的な水没スマホの救済法です。当記事によって生じた損害などの責任は負いかねますので、自己責任でお願いします。
タカシ
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ああ~
大変勉強になりました。
ありがとうございます。