「Amazfit Balance 2」(アマズフィット・バランス・ツー)が手元に届きました。 使用感を共有したいと思います。
Amazfit Balance 2は、日常生活、健康、フィットネス、それぞれに最適となるスマートウォッチ。
心と体を整えるバランスウォッチとし、ライフスタイル特化型のフラグシップ・シリーズです。
バランスの取れたライフスタイル、ポジティブで健康的、マインドフル、心身の調和を重視するライフスタイルを送るユーザーをサポートするモデルとしてBalance(バランス)の命名をしています。
Balance 2は、前モデルからスポーツ機能とモードを大幅に強化しています。170以上のスポーツのトラッキングに対応しており、約45mの潜水に対応するダイバーモード、世界4万ものコースマップに対応する新機能「ゴルフモード」を搭載しています。
ページコンテンツ
Amazfit Balance 2スペック
OS | Zepp OS 5 |
---|---|
GPS 機能 | デュアルバンド 6衛星測位 (GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS、NavIC) |
ディスプレイ | 1.5インチ(480×480) (323PPI)AMOLED |
タッチスクリーン | サファイアガラス |
接続 | Bluetooth 5.2 BLE、Wi-Fi(2.4GHz) |
FeliCa | 非対応 |
NFC | 非対応 |
Bluetooth | 5.2 BLE |
音楽ストレージ | 有(約27GB) |
バイブレーター | あり |
スピーカー | あり(デュアル) |
マイク | あり |
センサー | 加速度センサー、ジャイロスコープ、温度センサー、 環境光センサー、地磁気センサー、気圧高度計センサー |
健康センサー | バイオトラッカー™PPG |
スポーツモード | 170種類 |
スマート認識 | 8つのスポーツ |
Alexa(日本語対応) | 無 |
活動量計機能 | 加速度センサー、ジャイロスコープ、温度センサー 環境光センサー、地磁気センサー、気圧高度計 |
健康モニタリング | 心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル、手動測定:心拍数/血中酸素レベル /ストレスレベル/ワンタップ測定(4つの健康指標) 睡眠の質のモニタリング:睡眠段階(REMを含む) 昼寝の時間/睡眠スケジュール /睡眠時の呼吸の質/睡眠スコア 呼吸エクササイズ:有、 生理周期トラッキング:有 |
バッテリー容量 | 658mAh |
充電時間 | 約2時間 |
電池寿命 | ・標準使用時:最大 21 日間 ・省電力モード:最大 38 日間 ・ヘビーユース時:最大 10 日間 ・常時表示(AOD)ON時:最大 7 日間 ・GPS連続使用時:最大 33 時間 |
ボタン数 | 2つ |
ボディ素材 | フレーム:アルミニウム合金 ケース:繊維強化樹脂 |
防水等級 | 10ATM(ISO 22810:2010規格に準ずる・レポート番号:68.189.25.0132.01) 45メートルのフリーダイビングに対応 |
サイズ | 約47.4×47.4×12.3(心拍ベース除く) (心拍ベース含むと約12.5mm) |
バンドサイズ | 幅22mm |
重さ | 約60g(バンドの重さを含む)/約43g(バンド除く) |
対応スマホ | Android7.0以上、iOS15.0以上 |
手首周り長さ | 140-210 mm |
開封レビュー
【セット内容】
- Amazfit Balance 2本体
- シリコンバンド (オレンジ、ブラック各1)
- 専用充電器
- 取扱説明書
取扱説明書はマルチ言語版。日本語での表記もありますがペアリングと専用アプリのQRコード程度の内容だけです▼
ザックリしたフラッシュレビュー
傷に強いサファイアガラス画面採用
メンタルとフィジカルの回復度を数値化する「レディネススコア」搭載
Zepp Coachアプリで運動管理が可能
GPSの掴みが早く正確
オフラインマップ対応
GPX データの取り込み対応
円偏波アンテナでGPSの掴みが早く正確
スピーカー、マイク搭載でBluetooth通話が可能
通話・LINEなどのテンプレート返信が可能
専用アプリストアからミニアプリを追加インストールできる
日本語対応の通知機能
10ATMの防水性能
45mのフリーダイビング対応
ミリタリーグレードの耐久性(MIL-STD-810G-2014)
40,000コースのゴルフ場データ付きのゴルフモード搭載
常時表示画面(AOD)対応
鮮やかなAMOLEDディスプレイ
170のスポーツモード対応
バッテリーが最大21日間持つ
心拍数・血中酸素濃度を計測可能
直感的でわかりやすいインタフェイス
ウォッチフェイスが豊富
睡眠時の呼吸モニタリング機能搭載
音楽を入れるストレージ容量がある
画面操作のレスポンスが高い
左右の腕の切替機能付き
Google Fitと連携可能
Appple ヘルスケアと連携可能
Alexa機能非対応
端末レビュー
画面は1.5インチ(480×480)の有機EL(AMOLED)ディスプレイ。
違和感なく普段使いできるシンプルデザイン。発色が綺麗で視認性は抜群です。滑らかな表示でヌルヌルと反応良く動きます▼
視野角が広いので斜めからでも見えます。また高輝度(最大2,000nit)なので屋外でも画面が見やすいです▼
気になる方は、別売りの画面保護ガラスフィルムを貼る方が良いと思います。
ストラップ素材はフッ素コーティングされたシリコンゴム製。筐体ケースは円形デザインです▼
裏側には身体測定機能用センサーとスピーカー配置されています▼
バンドはクラシックピンバックル式。バンド穴に通してからバンドに挿し込んで固定します。
22mm幅のクイックリリースシリコンバンドを採用していますので、普通の時計バンドを使う事もできます。
ホール数が多いので、手首のサイズに関わらず装着可能です
アウトドア派の方は、自然の中でも目立つオレンジのバンドもオススメです。
バンドを含めた重さは実測で約 60グラム。一日中装着していても重くて疲れるという事はない重さです。
充電はAmazfit お馴染みの専用クレードルを使うタイプ。マグネットでピタッと貼りつきますが、電極があるので決まった方向のみ貼りつきます▼
充電器にはケーブルが付いておらず、USB-Cケーブルで使います。断線の心配もありませんし、持ち運びに便利ですね。
アルミ製の渋い艶消しフレームとなっており、スタイリッシュなデザインです。
ボタンは2つ。上側がリューズつきボタンで下はランチャー起動。基本的に「戻る」ボタンとして使用します▼
10ATMという防水規格に対応しており、深度45mまでのダイビングにも使えるタフネスモデルとなっています。
装着感
重さ60グラムは、スポーツタイプのスマートウォッチのジャスト平均的な重さですね。
画面が大きくて見やすいです。※ 私は男性としては腕が細い方です
初期設定・スマートフォンにアプリをインストール
Zepp
開発: Huami Inc. 評価 無料 |
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オフラインマップのインストールや、エクササイズのスケジュール管理のZeppコーチなども便利です。
デバイスの追加方法
アプリとスマートウォッチの連動は簡単。アプリを起動したらデバイスを追加するだけでペアリングができます。
ペアリング完了後にファームウェアのアップデートが開始されました。
独自のアプリストアからアプリの追加ダウンロードが可能です。同社はZeusアプリ開発者キットというプログラムを提供しており、ユーザーが文字盤やアプリを作る事も可能です。
ウォッチのフェイスは、タップしてダウンロードする事でウォッチ側に設定できます▼
ウォッチフェイスは全部で400種類オーバー
機能と使い方説明
使い方はシンプルですが多機能なスマートウォッチです。項目について一通り解説しておきます。
画面切替
フェイスをスワイプする事で、様々な機能を直接呼び出す事ができます。
操作方法は、スマートウォッチのスタンダードな方式から少し進化しています。一般的なスマートウォッチは、左右スワイプでタイル切替ですが、Balance 2は右スワイプでヴィジェットのように、機能やデータが一覧表示されます(AppleWatchのスマートスタック風)
- ↓下スワイプ:コントロールセンター表示
- →右スワイプ:縦スタック表示(天気・アラーム・歩数・音楽リモコンなど)
- ↑上スワイプ:通知センターを表示
- ←左スワイプ:各種アプリ・タイル表示(健康データ・天気予報などのデータ)
上ボタンを長押しするとデフォルトでは「Zepp Flow」が起動します。
コントロールセンター・設定画面
コントロールセンターは上から引っ張りおろす事で表示されます▼
- バッテリー残量
- ナイトモード
- スリープモード
- シアターモード
- ミュート
- カレンダー(タップで1ヶ月表示)
- 画面輝度調整
- スマートホンを探す
- 懐中電灯
- アラーム機能
- Bluetooth機能
- 画面ロック
- 常時点灯モード(AOD)
- ヘッドホン接続
- 設定呼び出し
腕を持ち上げる、もしくは腕を回して画面がオンになります。また常時画面オン機能(AOD)が搭載されており、常に画面を表示し続ける事ができます。
アナログのフェイスをAODにするとと時計の針だけが表示されます▼
デジタルフェイスのAODは時間のみ表示されます▼
デフォルトのデジタル文字盤は、白黒になるだけであまり変わりません。
通知センター設定
電話やLINEアプリなどの通知を確認できる機能が実装されています。
専用アプリを起動し、下の「装置」アイコンをタップ。
「通知」を開くとアプリ一覧が表示されるので、LINE、X、インスタグラムなど通知を受け取りたいアプリをオンにする▼
LINEなどのメッセージは日本語で表示されます▼
また AI 音声操作サービスである「Zepp Flow」を呼び出せば、音声をテキストにおこしての返信も可能です(これもAndroidのみ)
右手・左手モード切替
デフォルトではボタンが右側にありますが、これは左手に装着した時に右手で操作する事を想定した配置です。
これを逆に設定することができます。
ウォッチで [アプリ リスト] > [設定] > [個人設定を使用] > [装着の方向] に移動し、「左のボタン」「右のボタン」のどちらかを選択します。これでボタンと文字盤の向きを変える事ができます。
※時計のコントロールパネルから一発で変更可能です
ランチャー
ランチャーは、右下ボタンを押す事で表示されます。ほぼ全ての機能がここから呼び出せます▼
エクササイズ機能では、ランニングやサイクリングなど、170種類以上のエクササイズに対応しています。防水対応のスマートウォッチなので、プールやフリーダイビング、水上スキーなどのエクササイズも対応しています。
多くのエクササイズに対応しているので、馬術やカーレースのようなマイナーなエクササイズも網羅されています。チェスやeスポーツという項目もありました。
各種測定・便利機能
最近注目されている睡眠トラッキング機能も搭載されています。睡眠時の呼吸の状況もログを録る事ができますので、無呼吸症候群の疑いがある人には嬉しいですね。
血中酸素濃度・心拍数は、画面右スワイプもしくはランチャーから呼び出すと計測が開始されます。
全ての計測をワンタップで計測する事ができる機能があります。ただし30秒間じっと静止している必要があるのが辛い。
スマートウォッチの中にもストレージ容量があり、音楽を転送することでスマートホン無しで音楽を楽しむ事ができます。
スピーカーやペアリングしたイヤホンでの視聴が可能です。
運動機能・屋外GPS精度チェック
エクササイズ機能
運動中は専用の画面に移行します。
この画面では、間隔・距離・ペース・歩数・スピード・高度・坂・消費・心拍数など、好きなデータを表示、並び替えが可能です。
電子リューズを回すとマップも確認できます▼
予めコースを端末にダウンロードしておき、エクササイズスタート時にコースを選択します。
エクササイズの詳細なデータも蓄積されます▼
レディネススコア
Balance2には、心身の回復度を評価する「レディネススコア」が搭載されています。
レディネス(readiness)と聞くと何だか難しく感じてしまいそうですね。でも小難しいデータではありません。
一日の生活に対する心と体の準備(ready)の状態を数値化してくれる機能です。深酒した時など、睡眠の質が悪くレディネススコアが低くなります。
毎朝、レディネススコアで確認していますが、数値をみると前日の疲れが取れている時ほど高いスコアになっています。
このスコアをあげる事を念頭に行動すると、よりよい1日のスタートがきれます。
オフラインマップ
Balance 2の魅力はオフラインマップ!スマートホンを持たなくても迷う心配がありません。
スマートウォッチへマップをダウンロードするには、Zeppアプリを使ってマップをインストールします。
「マイデバイス」からBalance2を選択し、アプリの設定からマップをタップ。
マップが表示されるので、希望の地域と範囲を設定して「ダウンロード」をタップ。
Balance 2に地図の取り込みが始まります。
これでオフラインマップが閲覧可能となります。
縮尺10kmの広範囲のマップから、住宅街の5ブロック程度までの拡大表示(縮尺25m)も可能です。上ボタンのリューズを回すと「拡大・縮小」が可能です。
画面スワイプとピンチイン、ピンチアウトでの操作もできます。
最大拡大率でみると▼
Amazfitのマップは色分けされて表示されるので見やすいです
ゴルフモード
ゴルフモードは、専用アプリ(Zepp)のデバイスアプリ「ゴルフ」からコースをダウンロードします。
コースを選択して「ダウンロード」をタップすると、時計にマップがダウンロードされます。
↓のようにコースマップやグリーンまでの距離、スコアの入力もできます▼
スキーマップ
世界10,000箇所以上のゲレンデに対応し、ウォッチ上でスキー場のコースを表示するマップのダウンロードも可能です。
スキーマップをダウンロード後、現在地がスキー場の近くにあれば、スノーボード/ダブルスキー/クロスカントリースキーをオンにすることで地図ページが自動的にロードされ、スキーマップを使用することができます。
GPS精度
デュアルバンド6衛星測位GPSアンテナ技を使用しています。高層ビルの間や高い木のある公園などでも衛星信号を拾うことでマルチパス干渉を減らし、既存モデルよりもさらに高い精度で動きを追跡します。
犬の散歩の時にウォーキングモードで歩いてみました▼
GPSの掴みは早くて正確です。住宅街で細かい道を歩いて精度を調べてみましたが、道筋どおりにピタッと記録されました。
ランニング機能やデータは盛りだくさんで、ラック周回のラップ記録や目標値を設定して「仮想ぺーサー」を表示する事もできます。
レースゲームのゴースト機能のような感じで、モチベーションのアップに役立ちます。
YAMAP(ヤマップ)やヤマレコで作成した GPX データが使えるナビゲーション機能
Amazfit Balance 2 には、ダウンロードしたオフラインマップ上でインポートした登山ルートをナビゲーションする機能搭載しています。
あらかじめYAMAP(ヤマップ)やヤマレコで作成した GPX データ等を、Zeppアプリ経由でインポートし、リアルタイムで表示しながら、ナビゲーションすることが可能です。YAMAPやヤマレコのアプリをインストールできない GPSウォッチとしては嬉しい機能ですね。
Zepp Flow音声アシスタントについて
バッテリーの持ちについて
Balance 2のバッテリー容量は658mAh搭載しています。通常使いで21日間、ハードな使用で10日間の使用が可能です。
ただし、GPSを使うと激しくバッテリーを消費しますので、毎日 1時間の屋外エクササイズなどに使ったとして7日程度だと思います。
山行で使った場合を想定するとGPSは常にオンですね。GPS連続駆動モードで33時間持ちます。縦走登山で毎日 10時間行動しても3日は持ちそうです。念のためテン場や山小屋で充電すればバッテリー切れの心配はないでしょう。
● 省電力モード:最大 38 日間
● ヘビーユース時:最大 10 日間
● 常時表示(AOD)ON時:最大 7 日間
● GPS連続使用時:最大 33 時間
まとめ・価格・販売サイト
Amazfit Balance2は、同社のフラッグシップモデルです。旧モデルのBalanceと比べ、完全防水のダイビングに対応し、GPS精度の向上など、大幅にバージョンアップされています。
Amazfit Balance2は。Amazon、楽天、公式ショップで購入可能です。販売価格:¥43,890(税込)
タカシ

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