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EarFun Tune Pro実機レビュー!デュアルドライバーで高音質なANC機能対応ワイヤレスヘッドホン

12月26日にオーディオ機器ブランド「EarFun」から発売された、完全ワイヤレスヘッドホン『tune Pro(チューン・プロ)』が手元に来ましたのでご紹介します。

tune Proは、40mm径のPET複合膜ダイナミックドライバーと、日本製10mm径 液晶ポリマー(LCP)ダイナミックドライバーのデュアルドライバーを採用しており、広い音域をカバーした高音質が特徴です。
また強力な「ANC(アンチノイズキャンセリング)機能」と「アンビエントサウンド(外音取り込み)機能」を併せ持ち、ハイレゾ ワイヤレス認証を取得した LDAC コーデック対応のBluetoothヘッドホンです。

 

EarFun tune Proスペック

型番 ‎HP220
対応コーデック  SBC, AAC
マイク 5つ
Bluetoothバージョン  5.4
Bluetootth SoC BT8931H
ドライバユニット φ40mm +10mmデュアルドライバー
再生周波数帯域 2.402GHz-2.480GHz
ノイズキャンセリング 無線接続-45dB ANC
有線接続-30dB ANC
低遅延モード あり
接続端子 3.5mm 
充電時間 約 180分
連続再生時間 最大120時間(ANCオフ)
最大80時間(ANCオン)
バッテリー容量 1100mAh
サイズ ‎19.56 x 16.59 x 8.27 cm
重量 約  520 グラム

 

開封の儀

【パッケージ内容】

  • EarFun tune Proヘッドホン x 1
  • 3.5mm ケーブル x 1
  • USB-C ケーブル x 1
  • 取扱説明書 x 1

 

ざっくり感想

お勧めポイント
 ハイレゾ音源対応
 自然な装着感で長時間装着しても痛くなり難い
 コンパクトに折り畳んで収納ができる
 ノイズキャンセリング性能が高い
 風切り音カットしたANC機能搭載
 全音域でバランスのとれたチューニング音質
 解像度が高く音の厚みがある音質
 通話音質がクリアで自然
 5 つのマイクで雑音をカットした通話
 テレワーク用途に使える音声通話品質
 ゲームでも使えるレベルの低遅延モード実装
 最大 120時間の長時間再生が可能
 わずか10分の充電で最大15時間再生
 イコライザー機能搭載で自分好みの音質に調整可能
 2台のデバイスに同時接続が可能(マルチポイント)

 

残念な点
 ハイレゾ対応が有線時のみ

 

筐体

「tune Pro」は耳を完全に覆うタイプのオーバーイヤーヘッドホン。
全体的に艶消しブラックとシルバーの2色成型のスベスベボディ▼

 

シルバーのハウジング部にメーカーロゴが入ってます。全体的に高級感のあるデザインです▼

 

ヘッドバンド部分はレザー風▼

 

ヘッドバンド裏側はフワフワ。頭に負担が掛かりません▼

 

本体は折り畳みが可能で、ペッタンコに潰れてにコンパクトになります。

 

なつめ型にコンパクトに折り畳んで持ち運べます▼

 

本体重量は実測で約 285グラム▼

 

イヤーパッドは低反発素材を使っており、かなり柔らかいです。内側にL/Rの印刷があります▼

 

充電用インターフェイスはUSB-Cを採用。連続再生は最大120時間の長時間再生が可能です(ノイズキャンセリング機能をオンにすると80時間)

 

付属品のアクセサリー類は3.5mmオーディオケーブル、USB-Cケーブル▼

 

操作・機能

右側のハウジング部の下側に操作ボタンが格納されており、ボリューム調整(+/-)、電源ボタンの3つのボタンが配置されています。
ヘッドホン本体から音楽・通話の操作が可能です。音楽に関しては、フル操作が可能です。再生 / 停止、ボリューム調整、音楽コントロール(前後スキップ)に対応しています。

 

【操作コマンド】

  +ボタン -ボタン
音楽操作
電源ボタン 再生/一時停止
電源ボタン2回押し 音声アシスタント
短く押す 音量下げる 音量上げる
2秒長押し 次の曲(動画) 前の曲(動画)
通話
電源ボタン1回 通話/電話を切る
電源ボタン2回 携帯電話に切り替える
電源ボタン2秒押し 通話拒否

【NCボタン】
ANC機能は左側についているANCボタンで「ノーマル」「アンビエントサウンド」「ノイズキャンセル」が切り替え可能です。

アプリから操作の再割り当てが可能です

 

音質・機能

音質

約28時間エージングしてから使用しました。
tune Proは、φ40mmのPET複合膜ダイナミックドライバーと、日本製10mm液晶ポリマー(LCP)ダイナミックドライバーのデュアルダイナミックドライバーを採用しています。全音域がしっかりと鳴っており、それぞれの帯域が明確に鳴り分けされる分離感の良さがあります。
低音がパワフルに出ているにもかかわらず、声量のないヴォーカルの声もしっかりと前に押し出されて聞こえます。
高音については、刺さり感を全く感じさせないマイルドさが特徴。

音場は狭く感じます。音の残響感が近いので、音の鳴っているところ自体が全体的に近く感じます。
そのためライブ音源やオペラなど、少し物足りなく感じてしまいます。逆にその分、迫力のあるサウンドに聴こえる場面もあります。

全体的な音の印象は、音の抜け感が良くクリアな音質という感じ。全音域がムラなく解像度的にはかなり繊細な音まで聴こえます。

音の定位感も正確に表現できているので、不自然さはなくアコースティックからEDM、ヴォーカル、バンドサウンドまで、あらゆるジャンルで楽しめると思います。女性ヴォーカルの声の視察音(サ行が刺さる)も気になるような事はありません。

正確な定位感により、目を閉じていても敵の位置を把握できるます。FPSなどのゲーミングヘッドホンとしても使えるレベルです。遅延が気になるようなら、ミニステレオケーブルで有線モードでも遊べます。低遅延のゲーミングモードも実装されています。

 

EarFun Audiotアプリ

EarFunの独自アプリ「Edifier Connect」を利用する事で、イコライザー機能やゲームモード(低遅延)の切替などが可能となります。

EarFun Audio

開発: Earfun Technology (HK) Limited
評価
 無料

icon-itunes
 

 

 

 

アクティブ・ノイズ・キャンセリング(ANC)

tune Proが採用しているANC(アクティブノイズキャンセリング)の方式は、ノイズと逆位相の音を再生して打ち消す「フィードフォワード方式」と、内側に搭載したマイクでノイズを拾って、ノイズと音楽を足したものの逆位相を作る「フィードバック方式」を組み合わせたハイブリッドタイプです。更に密閉型のイヤーパッドデザインで、さらに外音をカットぢます。

ANCボタンで、ノーマル ➡アンビエントサウンド➡ ノイズキャンセルが切り替わります。なお、ノイズキャンセリングの強度は、専用のアプリで最後に設定したモードになります。ノイズキャンセリング機能特有の耳への圧迫感はありますが、特に強いという感じではありません。

ノイズキャンセリングのノイズ(騒音)をキャンセル(打ち消す)性能は、低音域を強烈にカットしますが高音域はある程度聞こえます。電車のガタンゴトン音は綺麗に消えますが、たまに車内アナウンスの女性の声が微かに聞こえてくる感じです。

音楽を流していない状態でANC機能をオンにしても無音状態にはなりません。「デジタル耳栓」として使うには少し厳しいです。

ノイズキャンセリング時の音質に関しては、音が変質したりする事が無く自然に聴けました。私の耳では、ノイズキャンセリング時にホワイトノイズが入って気になるという事もありませんでした。また、風切り音を軽減したANC機能もあります。

 

アンビエントサウンド(外音取り込み)

外音取り込み機能(アンビエントサウンド)は、ヘッドホンを外す事なく環境音をデジタル的に取り込む機能です。この機能はキンキンして耳障りになりがちですが、tune Proの外音取り込み機能は自然な音で外音を取り込みます。

音楽を止めるとヘッドホンを装着したまま会話ができる程度まで聞こえます。しかしながら、外音を取り込みながら安全に音楽を聴くには、音量をある程度下げる必要があります。通常音量で聴いていて、車の接近に気が付く程の取り込み機能ではありません。

マルチポイント機能

マルチポイント接続とは、2台の機器と同時接続し、それぞれで通話も音楽も受信できる機能。
例えば、PCでオンライン会議を終了した後、スマートフォンで音楽再生を始めるだけで再生機器を切り替えられます。スマートフォンが電話を着信した際には自動でスマートフォンの通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話をすることも可能。2台の機器でヘッドホンを使う場面で接続の切り替え不要で、使用する事が可能です。

 

操作・装着感

装着感に関しては、メガネを掛けていても干渉して痛いような事はありませんでした。オーバーイヤーヘッドホンなので、オンイヤー型のように側圧による痛みを感じるような事はありません。ヘッドホン全般の問題ですが、耳を覆うので冬は暖かいですけどね。

サイズ調整の可動域は広いので、あらゆる頭のサイズにフィットすると思います▼

 

頭のカーブにフィットするよう、ハウジング部の付け根が自由に角度を変えられます▼

 

まとめ・価格

EarFun tune Proは、アンチ・ノイズキャンセリング(ANC機能)、パススルー機能は期待以上の性能でした。
総合的な印象は音質の良さが際立ったヘッドホンだと思います。
同価格体のヘッドホンを幾つも体験していますが、音質という点では頭一つでていると思います。

価格は¥8,990円(記事執筆時)。Amazonとメーカー公式サイトにて購入可能です。どちらのサイトでは1,200円オフのクーポンが発行されています。
今回はメーカーの方から割引クーポンが発行されています。ページ内クーポンと併用可能です

クーポンコード:HPTDPRTY
特別価格:6691円

 

EarFun tune Pro
ワイヤレス ヘッドホン ハイレゾワイヤレス/LDAC対応
 

※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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