【実機レビュー】GOLDENMATE UPS！リン酸鉄リチウム採用1000VA/800WのUPS

GOLDENMATE（ゴールデンメイト）から発売されている無停電電源装置（UPS)が届きました。
さっそく使ってみましたので使用感を共有したいと思います。

GOLDENMATE UPSは、バッテリーにリン酸鉄リチウムを採用する事で 5,000回以上の充放電が可能で、爆発などの危険性が極めて少ない安全性が高いセルを採用したバッテリーバックアップシステムとなっています。
純正のサイン波出力を特徴としており、繊細な電子機器に対してクリーンで安定した電力の供給が可能です。

ページコンテンツ

GOLDENMATE UPS スペック
筐体レビュー
UPS性能
リン酸鉄リチウム電池（LiFePO4）について
ファンの音
まとめ・価格

GOLDENMATE UPS スペック

定格負荷電力	1000VA / 800W
バッテリーパラメータ	25.6V9Ah 230Wh リン酸鉄リチウムイオン電池
充電時間	≦10 h
AC入力	90-140V～50/60Hz
サイクル寿命	3000＋（完全放電と完全充電）
過電流保護装置	250V～/15A
阻止負荷持続出直	800W
ソケットタイプ	NEMA5-15P
出力波形	純正弦波
バックアップ時間	≦30min Max 400W @25℃
ノイズ(1m距離)	≦50db
放熱方式	ファン
変換効率	≧89％
重量	5.8Kg
サイズ	W：330 x D250 x H105 mm

筐体レビュー

筐体はコンパクトでスリムタワー型のミニPCケースというサイズ感です。

背面はAC出力ソケットが4口▼

AC出力はサージ保護機能で保護されています。また内蔵のバッテリーマネジメントシステム（BMS）は、過充電、過放電により安全な運用が可能となっています。

過負荷保護装置スイッチと通信インターフェイスは下の方についています▼

通信インターフェイスは「WEIPU」となっています。

PSEマークは底面にありました▼

液晶画面は左側にインプット、右側がアウトプット。真ん中にバッテリー残量が表示されています。
バッテリー容量は5段階表示なので、1メモリ20パーセントですね。

充電は空から満充電まで10時間。充電速度は常に18W程度です。

通常使用時のUPSは車のバッテリーと同じように、常に満充電が基本でバッテリーの上澄みを使い続ける機器です。
急速充電の必要はありません。

UPS性能

停電やブレーカーが上がった時、バッテリー電源に切り替わりPCやサーバーが突然落ちるのを防ぎます。
容量が230Whですので、長時間UPS電源で稼働し続ける事は厳しいです。
電力が落ちた時バッテリーバックアップ状態に入り、パソコンのデータを整理・セーブして電源を落とす猶予ができる機器です。

画面では42Wとありますが、出力がある時は出力電力が加算された入力電力が表示されます。充電＋パススルー電力だと思います。

バッテリー容量 230Wh、変換効率89％の製品です。単純に計算すると204Wh使う事が可能です。
つまり204ワットを1時間動かす事が可能という事になります。

「230Whのポータブル電源」として使えるか？という問題ですが、UPS時（内蔵バッテリー稼働時）には5秒に1度ピーっという警告音が鳴ります。無停電電源装置なので、非常用電源で稼働しているという警告音です。
この音を我慢すれば使えますが、あまりオススメはできません。

800Wまでの出力が可能です。800W前後の機器が無かったので、ドライヤーで650W程度まで確認できました。

リン酸鉄リチウム電池（LiFePO4）について

販売されている大半のUPSは「密閉型鉛蓄電池」を採用しています。
GOLDENMATE UPSが採用しているリン酸鉄リチウム電池（LiFePO4）のサイクル寿命は、鉛蓄電池の4倍以上。それだけでも魅力がありますね。
またLiFePO4の自己放電率は1ヶ月あたりわずか2％で、鉛蓄電池の30％と比較すると、その差は歴然です。加えて電池の寿命が50％を切っても、電源は安定しているのもLiFePO4の特徴です。