中国オーディオ機器メーカー OneOdio(ワンオーディオ)より発売されている『FuSion A7(フュージョン・エー・セブン)』が手元にやって来ました。
FuSion A7は「CCAWボイスコイル40mmドライバー」を採用した有線・ワイヤレスの両用ヘッドホンです。
製品名のFuSion(融合)の名が示すとおり、複数のデバイスからの同時入力に対応しているのが特徴です。また入力した音楽を複数のデバイス間で共有できる「シェア機能」など、ユニークな使い方ができるヘッドホンとなっています。
スマートホンでZoom会議に参加しながら、もう一方のモニターでPS4でゲームプレイ!なんてズルもできてしまいますね。
今回はメーカーの方から、レビュー用にサンプルをご提供頂きましたので、実機のレビューをしてみます。
OneOdioについて
OneOdioという社名は、耳新しいですが、最近日本に正式参入したオーディオ機器に特化したメーカーです。アジア、北米、ヨーロッパなど30カ国で活動を展開しており、10年以上の歴史があるオーディオ機器メーカーです。
コンセプトは、高品質なヘッドホンを、若い世代にも手頃な価格で!コストパフォーマンスを追求したヘッドホン中心のブランドです。
OneOdio FuSion A7スペック
チップ | Qualcomm QCC3003 |
---|---|
対応コーデック | SBC / AAC |
マイク感度 | -42db±3dB/mW |
通話用マイク | CVC8.0ノイズキャンセリング機能 |
音楽再生時間 | 約 50 時間 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
ドライバーユニット | φ40 mm CCAWボイスコイルドライバ |
インビーダンス | 32 Ω |
接続端子 | 3.5mm / 6.35mm |
充電時間 | 約 2-3時間 |
バッテリー容量 | 950 mAh |
サイズ | 16.6 x 9.2 x 18 cm |
重量 | 約 250 グラム |
開封の儀
【パッケージ内容】
- FuSion A7ヘッドホン x 1
- 6.3mm-3.5mmケーブル x 1
- 3.5mmオーディオ出力ケーブル x 1
- MicroUSBケーブル x 1
- 収納ポーチ x 1
- 取扱説明書 x 1
取扱説明書はマルチ言語になっており、日本語の記述もあります▼
ざっくり感想
平均点以上の高音質
ゲームに使えるレベルの解像度と定位感
複数デバイス同時接続機能
音楽共有機能がユニーク
50時間の長時間再生が可能
無線と有線のミックス接続が微妙
筐体
FuSion A7は、比較的コンパクトな密閉型ヘッドホン▼
ハウジング部は、DJのスクラッチをイメージしたレコード溝風のデザイン。一見メタルチックに見えますが、材質はプラスチック。
カラーバリエーションは、ブラック、シルバー、ブラックレッドの3色▼
ヘッドバンドの部分にはOneOdioのロゴ▼
本体は折り畳みが可能で、使っていない時はコンパクトになります。
収納用ポーチ(巾着)も付属しており、持ち歩きに便利です▼
本体重量は実測で約 254グラム▼
イヤーパッドは低反発素材を使っており、内側にL/R表示がプリントされています▼
充電用インターフェイスはMicroUSB。バッテリー容量は950mAhで、連続再生は最大50時間の長時間再生が可能です。
操作・機能
右側のハウジング部下側に操作ボタンが格納されており、+/-/マルチボタンの3つのボタンで音楽操作・通話が可能です。音楽に関しての操作は、フルに対応しており、再生 / 停止、ボリューム調整、音楽コントロール(前後スキップ)が可能です。
【操作コマンド】
ー | + | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
マルチボタン | 再生/一時停止 | |
マルチボタン長押し | 電源オン/オフ | |
短く押す | 音量下げる | 音量上げる |
2秒長押し | 前の曲(動画) | 次の曲(動画) |
通話 | ||
マルチボタン | 通話/電話を切る |
音質・機能
音質
音のコスパはかなり高い。ハイエンド向きヘッドホンには歯が立ちませんが、低価格ながらに高音質です。
ヘッドホンを一晩(10時間-13時間)エージングしてから聴いてみました。大口径40mmドライバーを搭載しているだけあって、各音域で音の厚みがあり、伸びのあるサウンドを実現しています。
EDMダンスミュージックではかなり迫力あるサウンドを楽しめましたし、ジャズ、ポップス、クラッシックまで、ジャンルを問わず楽しめます。ズンズン腹に響く重低音から、クリアな高音域まで欠点が無いという印象です。
オーケストラを聴くと、各楽器を聞き分ける事ができるレベルで解像度があります。
ライブ音源では、自然な定位感が再現されており、アーチストと観客の掛け合いでは、観客の座席の位置も特定できそうな程です。定位感により、目を閉じていても敵の位置を把握できるので、FPSなどのゲーミングヘッドホンとしても使えます。
またFuSion A7は、遅延に強いBluetooth5.0に対応しています。動画を再生してみても、人の話声と口の動きの遅延は全く分からないレベルです。音切れ・音飛びに関しては、人混みなどでの使用でもほとんど発生しませんでした。
通話テスト
FuSion A7にはマイクが内蔵されており、ハンズフリー通話機能が実装されています。
ノイズキャンセルCVC8.0機能を持つマイクを内蔵しているため、周囲の雑音ノイズをカットした通話が可能としています。
ハンズフリー機能で通話しながら、コンビニで買い物してみましたが、相手は私がヘッドホンで通話している事にも気が付かない程クリアに通話できました。
大きな声を出さずとも小声で話していても相手側に声が届きます。ちなみに有線接続でも通話は可能です。
操作・装着感
装着感に関しては、メガネを掛けていても痛いような事はありませんでした。
しっかり密閉されていますが、圧迫感も感じません。
サイズ調整の可動域は広いので、あらゆる頭のサイズにフィットできそうです▼
シェア機能
シェア機能が搭載されており、FuSion A7に有線・無線で入力された音を他のヘッドホンに出力する事ができます。
付属の6.3mm→3.5mmケーブルを使って、他のデバイスの3.5mmジャックへと出力する事ができます▼
FuSion A7が複数台あれば↓こんな事もできますね▼
ミックスモード
FuSion A7がデバイスとの接続方法は、2つの有線ポート、および無線Bluetooht接続の3系統があり、2つのデバイスの音源を同時に受信する事ができます。
パソコンでZoom会議しながら、スマートホンの音楽を聴くといった使い方もできます▼
ギターのアンプとつないでいても、オーディオ機器の音源も聴く事ができますね▼
無線と有線のミックス使用も可能ですが、同時接続するとBluetooth側の音量が小さく実用的では無さそうです。
まとめ・価格
FuSion A7は「2つのデバイスから同時に音を取り込みたい」というシーンにはベストですね。
ゲームプレイ+音楽視聴、ゲームプレイ+Youtube、Zoom会議+音楽視聴、など使えるシーンは多そうです。
独自機能以外でも、メーカーのコンセプトどおりに音のコスパは高い点も魅力です。
普段はイヤホン派の人でも、家でじっくり高音質で音楽を鑑賞したい時に手軽で良いヘッドホンだと思います。
価格は¥5,000円前後と非常にお手頃です。
タカシ
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