株式会社JVCケンウッドは、JVCブランドより、「XX(XTREME XPLOSIVES)」シリーズの新ラインアップとして、Bluetooth®対応インナーイヤーヘッドホン「HA-FX101BT」を、2月下旬より発売になりました。
本機は、“重低音&タフ”をコンセプトとしたXXシリーズのエントリーモデルとなります。私はJVCのカナル型イヤホンのファンですが、このシリーズは初めて買ってみました。
さっそくレビューしてゆきたいと思います。
JVC HA-FX101BTスペック
型名 「HA-FX101BT」
形式 ダイナミック型
通信方式 Bluetooth® 標準規格 Ver.4.1
出力/最大通信距離 Bluetooth® 標準規格 Power Class2/約10m※2
対応Bluetooth®プロファイル A2DP、AVRCP、HFP、HSP
対応コーデック SBC
対応コンテンツ保護 SCMS-T 方式
再生周波数帯域 20Hz ~ 20,000Hz
電源 DC3.7V、内蔵リチウムポリマー充電池
電池持続時間 約4.5時間※1
充電時間 約2.5時間
質量 約13g
充電方法 USB充電
開封レビュー
イヤーピースと充電用MicroUSBケーブルはケースに収納されていました▼
【セット内容】
イヤーピース(S、M、L 各2個)、充電用USBケーブル、キャリングケース
HA-FX101BT 実機レビュー
イヤホンのケーブルは驚くほど短くて細いです
ハウジングはXXがデザインされています▼
ハウジング部はコンパクト設計
ノズル口の直径は6mmと太め▼
付属のイヤーピース(チップ)はS, M, Lの3サイズが入っています▼
リモコン部はマルチファンクションボタンとボリューム+-のみ▼
ハウジングにマグネットは内蔵されていないので左右ハウジングは付きません
シンプルというより少し無骨で大きいと感じます▼
イヤホンは約12gと非常に軽いです▼
ケースは中高生が喜びそうなハードデザイン▼
手に乗せるとサイズはこんな感じ▼
しかしプラスチック感満載でチープさが隠せませんね
ケースサイズがギリギリなので収納するのも一苦労です▼※充電ケーブルやイヤーピースは一緒に収納できません
機能・ペアリング
ペアリングに関しては、マルチファンクションボタンを長押しするだけで一発接続できました。
iOSではイヤホンのバッテリー残量も表示されます
電源を入れた時や端末と接続した時の音声ガイドはありません。電源オン:ピポッ・電源オフ:ピポッ・端末接続完了:ポン・音量大:ポポという4つの音のパターンで知らせます。
コントロールボタンからは、ボリューム調整・一時停止・再生・曲送り・曲戻しができます。カバンから端末を出さずに一通りの操作が可能です。
通話テスト
このイヤホンには通話機能が実装されています。LINEの「通話テスト」機能を使って内蔵マイクの感度と通話音量を試してみます。
マイクはコントロール部に内蔵されているので、ちょうど右側の口元に来ます。静かな室内では問題なくクリアに通話する事ができました。ただしマイクの位置によっては、少しハウリング気味です。
使用感
イヤホンは軽くフィット感も良いので外れたりすることはありませんでした。イヤーピースを取り付けるノズル口が太いので、自分の耳に入るか心配でしたが全く問題ありませんでした。
音飛び・遅延
やはり雑踏や混雑した電車などでは音切れしますね。これはBTイヤホン全般の問題なので仕方がないようです。
動画を観る時の音の遅延については、口の動きと音が合っていますので気になるズレは感じませんでした。
音質
対応コーデックがSBCのみで apt-xどころかAACにも対応していません。しかしXXシリーズのウリ文句どおり、とにかく重低音中心に迫力があるサウンドが楽しめます。それでいて高音域もクリアで伸びがありイイ感じに鳴ります。重低音が強いですが、ボーカルの声もしっかり打ち消すことなく際立ってるのが驚きました。
ただし重低音チューニングされているイヤホン特有の「モッサリ」とした感じは否めません。同じ曲を聴いていても不思議とトローっと遅く感じてしまうアレです。
この価格帯のイヤホンに解像度や定位感を求めるべくもないと思います。極端なチューニングのため、微妙な弦楽器のハーモニーなどの楽器の違いを聞き取る事は難しいす。またライブ音源を聴くと凄く迫力がありますが、歌手の息遣いや臨場感に欠ける感じがします。
ちなみに他のイヤホンと比べると、ボリュームを1・2個プラスした音量の大きさに感じます。
まとめ
前述しましたように、私はJVCのカナル型イヤホンの音のファンです。メタルハウジングの有線イヤホン「HA-FXD80」に惚れ込んでから、同シリーズのイヤホンを何本も買いました。今では外出にはBluetoothイヤホンを使うようになりましたが、家で良い音を楽しみたい時には同社のWOODシリーズの有線カナル型イヤホンが一番気に入っています。
今回はじめてJVCのXXシリーズを買ってみましたが、本当に重低音のみに特化したイヤホンで潔いほどでした。万人向けのモデルでは無いと思いますが、ロックやダンスミュージックを派手に聴きたい人にお勧めのイヤホンです。ちなみにロンカーターのベースは鳥肌が立つほど腹に響く音でした。
おすすめの「WOODシリーズ」は価格と音が比例します▼
タカシ
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