Amazonから発売さているTVで動画を観る事ができるセットトップボックス(STB)の「FireTV(Stick)」では、2018年よりYouTube公式アプリでのYoutube動画の視聴が休止されました。
数年前からAmazonのショッピングサイトでは、Google社の提供するSTB(ChromeCast)の販売を許可していません。またAmazonが運営する動画サイト(Amazonプライム・ビデオ)は、Chromecastを使っての試聴方法を提供していません。今回はGoogle社側のAmazonに対する対抗措置として、Fire TVでのYouTubeアプリの提供の取り止めという流れです。
慌てたAmazonはChromecastの販売を再開し、白旗を揚げたように見えました。しかし一転し、数日でChromecastの販売を再度休止しました。その上、ブラウザを使った方法で引き続きYoutube動画を視聴する事ができる対策を取っており、今日現在はFireTVでの試聴が可能な状態となっています。
しかも FireTV上でブラウザを使ってYoutube動画を試聴してみると、動画広告が大幅にカットされている仕様になっているようです。AmzonのGoogleに対する宣戦布告なのでしょうか?今後のFireTVでのYoutube動画視聴について考察してみます。
Amazon Fire TV StickでYoutubeを視聴する方法
2018年以降はYoutubeアプリを起動すると「Firefox」や「Silk」などのウェブブラウザを使うように促されます▼
ブラウザをインストールするとアイコンから一発でYouTueを視聴する事が可能になります▼
インターフェイスはFirefox、Silkブラウザで殆ど違いは無いようです▼
次回からはブラウザを選択する事で簡単にYoutubeを視聴する事が可能になります
Youtube動画広告が大幅カット
数時間 FireTVのブラウザを使ってYoutube動画を視聴してみました。すると気が付けば動画CMを観た記憶がありませんでした。そこで意識してCMチェックしてみましたが、やはり Fire TVでYouTube動画を観ると、動画広告が大幅にカットされる仕様になっていると思われます。
試しにFireTV(Silkブラウザ)とスマホで同じ動画を観てみました。
するとCMが挿入されているはずの位置にFireTVでは入っていません▼
またYouTubeの冒頭のCMもゼロではありませんが、スマホ視聴に比べて大幅に少なく 滅多に流れません。黄色いCM挿入位置に達しても動画広告が流れる確率が非常に少なく感じました。これはブラウザの仕様なのか、Amazonが意図的にカットしているのかは判断ができません。
しかもその上AmazonはApple社のSTB(AppleTV)に対して、突如Amazonプライム・ビデオアプリの提供を開始しました。
それにしてもAmazonはGoogleに対してライバル意識をむき出しですね。
追記:その後、ブラウザを使って動画を視聴しても、通常どおりCM動画が入るようになりました。
まとめ
キャストのCMカット裏ワザを知っている人達は、リモコンでFireTVインターフェイスを使わずに直接スマートホンからキャストしてYouTube動画を視聴していました。
実はYouTube動画は、FireTV, Chromecast, HDDレコーダー, WiiUなどスマホからデバイスにキャストした場合にはYouTube広告が入らない仕様です。
参考記事▼
FireTV+ブラウザでは大幅に動画CMがカットされますが、スマートホンのアプリからキャストする事はできなくなりました▼
「プライム・ビデオ」と「YouTube」でSTBを2台使い分けて試聴する時代が来るかもしれません。
Googleはブラウザに対しても、技術的にYouTube動画の視聴を制限する事は可能です。このままGoogleが黙っているとは思えませんし、今後の動向に世界中の注目が集まっていますね。
タカシ
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