中国のスマートホンメーカー Vivo より新端末『Vivo NEX Dual Display Edition 』が発売となりました。
この端末はリアルベゼルレス端末「NEXシリーズ」の最新モデルです。Vivo NEXのフロントカメラは、取り出し式のギミックを採用した全画面スマホでしたが、NEXデュアルディスプレイ・エディション(以下NEX DDエディション)ではフロントカメラを完全に排除しています。
その代わりに前後2面のカラーディスプレイを搭載し、背面カメラをセルフィーカメラとして使える独特のデザインで登場です。
Vivo NEX Dual Display Edition
【Vivo NEX Dual Display Edition 仕様】
OS | Android 9.0 |
---|---|
SoC | Qualcomm Snapdragon 845 Octa-core |
ディスプレイ | 6.39インチ 1920 x 1,080 Pixcels(FHD) AMOLED |
RAM | 10 GB |
ROM | 128 GB |
カメラ | リア: 12.0MP + 2.0MP + TOF 3D back camera |
microSD スロット |
最大 256 GB |
SIM | NanoSIM + NanoSIM DSDS対応 |
認証方式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 |
バッテリー | 3,500 mAh |
対応バンド | 3G: WCDMA 1 /2 /5 /8 / 19 3G: TD-SCDMA 34 /39 4G: FDD-LTE 1 /3 / 5 /7 /8 /19 4G: TDD-LTE 38 /39 /40 /41 |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 15.72 x 7.53 x 0.81 cm |
重量 | 199 g |
その他 | – |
筐体レビュー
6.39 インチ、1920 x 1080(FHD)のAMOLED有機ELディスプレイ。
メインディスプレイ側にはカメラやセンサー類が一切なしのオールディスプレイ▼
背面はトリプルカメラと5.49インチ有機ELディスプレイを搭載▼
写真撮影時には被写体側にも同じ画面が表示され、鏡に写ったのようにポーズを決める事ができるとしています。裏返して使う事でセルフィーカメラとしても使えます。
トリプルカメラの構成は、メインに12MP(f/1.79)のソニーIMX363センサー採用レンズ。サブにはボケ効果用 2MPのカメラ、3つめは顔認証や3D奥行き認識、AR用のToF式の深度センサを搭載。
指紋はインディスプレイ認証を採用▼※ 顔認証にも対応していますが、背面カメラに裏返して認証する必要があります。
フロント画面使用時、バック画面は省エネモードで壁紙を写しておく事が可能です。さらにフロント画面と同時にタップする事も可能なので、ゲーム時にL / Rボタンとして使う事もできます▼
内部性能
NEX DDエディションは、SoCに Qualcomm の Snapdragon 845を搭載。AnTuTuベンチマークスコア(v7.0)は約26~27万のハイエンド端末です。スナドラ845 は「OnePlus 6T」や「Xiaomi Mi Mix 2S 」をはじめ、最新ゲーミングスマートホンなどにも採用されているSoCで、間違いなく現段階のトップクラスのプロセッサーです。
RAM 10GBの巨大なメモリーに対して、内部ストレージが128GBと少し控え目な仕様なのが不思議です。
対応バンド / SIM
NEX DDエディションはDSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。
ドコモ:プラチナバンド4G帯のBand19に対応していますので、山間部や郊外でも電波を拾えます。3G帯のプラスエリア(B6)には対応していない点だけが残念です。
SoftBank:バンド(LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8)にも対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTEのプラチナバンドB18(26)に対応していないので、 VoLTE SIM、通話に3G帯(EVDO BC0) を使用する非VoLTE SIMともに利用できません。
3G: WCDMA
1 /2 /5 /8 / 19
3G: TD-SCDMA
34 /39
4G: FDD-LTE
1 /3 / 5 /7 /8 /19
4G: TDD-LTE
38 /39 /40 /41
まとめ / 価格
メイン画面からノッチをも排除する「フルディスプレイ化」のアイデアとして2画面端末が登場し始めました。
表裏2画面スマートホンと言えば「Nubia X」が先行発売されています。Nubia Xは背面画面はあくまでサブ扱いでベゼル幅が大きく小さい画面でした。またスリープ時でも時計表示などができるAlways On Displayに対応していました。
NEX DDエディションの背面画面は大きく、活用範囲も多そうですがAlways On Displayへの対応は不明です。
またNubia Xは、背面画面ベゼル部にプロテクターのようなケースを付けられましたが、NEX DDエディションではケースを付ける余地すら見当たりません。ケースは付属していないようなので、後に専用のメタルバンパーでも発売されるのかもしれません。
Vivo NEX DDエディションの価格は、中国で4998人民元(約8万2000円)。中国本土では12月29日発売ですが、なぜかGearBestでは27日の時点で既にグローバル・バージョンが先に発売されています。
価格は10万 4272円、発売記念セール価格で8万 4,729円で販売されています。
GearBest→ Vivo NEXデュアルディスプレイ版 (10+128GB / Global版)
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タカシ
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