中国の Xiaomi(シャオミ、小米) より新端末『 Xiaomi Mi Mix 3』が発表されました。
Mi Mixシリーズは、同社のフラッグシップモデル「Xiaomi Mi」と並び同社のハイエンド端末シリーズです。Miシリーズがノッチを採用しているのに対して、MIXシリーズは激狭ベゼル路線を貫いていました。最新モデルMi Mix3では、ついに非ノッチディスプレイのベゼルレス端末化を遂げました。フロントカメラと各種センサー類をコンポーネント化し、使用時のみスライド起動するギミックが最大の特徴です。
また同シリーズは最上位モデルのみ日本のキャリアの全バンドに対応しておりましたが、Mix3も上位モデルはグローバルバンド対応となっています。
端末のスペックや旧モデルとの違いについて仕様をレビューしてみます。
Xiaomi Mi Mix 3スペック
【Xiaomi Mi Mix 3 仕様】
OS | MIUI 10 Android 9 (Pie)ベース |
---|---|
SoC | Qualcomm Snapdragon 845 Octa core |
GPU | Adreno 630 |
RAM | 6 GB / 8 GB / 10 GB |
ROM | 128 GB / 256 GB |
MicroSD | 非対応 |
ディスプレイ | 6.39インチ 2340 x 1080 pixels AMOLED |
カメラ | フロント:12 MP + 12 MP リア:24.0 MP + 2.0 MP |
認証形式 | 指紋 / 顔 |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 5.0 |
インターフェイス | USB-C |
バッテリー | 3,200 mAh |
対応バンド ( 通常版 ) |
WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 8 TD-SCDMA: B34 / 39 CDMA EVDO BC0 FDD-LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 17 / 20 TDD-LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 |
サイズ | 15.79 x 7.47 x 0.85 cm |
重さ | 218 g |
その他 | NFC / ワイヤレス充電 QC 4.0 GLONASS, BeiDou |
【グローバルバンドサポート】
通常モデルの他にグローバルバンドをサポートしたモデルも販売されます
3G WCDMA
B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B6 / B8 / B9 / B19
TD-SCDMA
B34 / B39
4F FDD-LTE
BL / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B13 / B17 /
B18 / B19 / B20 / B25 / B26 / B28 / B29 / B30 / B66
TDD-LTE
B34 / B38 / B39 / B40 / B41
筐体レビュー
画面は6.39インチ2340 x 1080 ピクセルで、サムソン社製の有機ELディスプレイ(AMOLED)を採用しています。
画面占有率93.4%のリアルベゼルレス端末です▼
筐体はセラミック製のボディを採用▼
フロントカメラはコンポーネント内に格納されており、磁力によるスライドして出てくるギミックを実装しています。
少し前に話題になったOPPOの「FIND X」のようにカメラがスライドして出てきます。FIND Xはリアカメラもスライドコンポーネント内に格納されていましたが、MIX3はフロントカメラとセンサー類のみで、リアカメラは格納されていません。スライド機構はモーターなどをしておらず手動式となっています。
スライドする感覚はフリスクケースのような感じですね▼
最上位モデルの「Xiaomi Mix3 故宮特別版版」は、RAM 10GB +内部ストレージ 256GB。背面に狛犬(こまいぬ)風のマークが付いています。
内部性能
処理性能スペックは、プロセッサ(SoC)はハイエンド端末の多くに採用されているSnapdragon 845。同SoC採用の端末を参考にするとAntutuベンチマークスコア総合で約26万程度と予想されます。
メモリー(RAM)と内部ストレージ、対応バンド、カラーの構成が少し込み入っていて、ROM 256GBモデルのみがグローバルバンドサポートに対応しています。
- 6GB + 128GB 版 (ブラック)
- 8GB + 128GB 版 (ブラック、サファイアブルー、エメラルド)
- 8GB + 256GB 版 (ブラック)
- 10GB + 256GB 版 (Mix3故宮特別版モデル)
内蔵バッテリーは3,200mAh。USB Type-Cを使った有線での充電はQuick Charge 4.0に対応しており。さらにQC3.0対応の 最大10Wのワイヤレス充電も可能です。
カメラ性能
カメラの構成は フロントカメラ 12 MP + 12MPのデュアルレンズ仕様。1,600万画素のSonyのイメージセンサーIMX363(f /18) +SAMSUNGイメージセンサー S5K3M3 を搭載しています。AIポートレートモードやAIスタジオライト効果機能といった美しい盛った自撮り画撮影に主眼を置いて開発されています。
その他にも、ナチュラルメイク風のフィルターを掛ける「AIヌードメイク」機能、撮影シーンを12に分類し美しい写真を撮影する「AIシーンカメラ」機能、ファンタジー風に画像をぼかす「AIファンタジーボカシ」など、インスタ映え女子が好きそうなカメラモードが盛りだくさんです。
リアカメラには2,400万画素(f/2.0)のSonyのフラッグシップのイメージセンサーIMX576採用のメインカメラ + 200万画素のサブカメラを搭載しており、960フレームスローモーション撮影や光学2倍ズーム、AIスタジオライト効果、ボカシ撮影など、スマホカメラの最新トレンドは抑えた高精細のカメラ仕様となっています。
対応バンド / SIM
「Mi Mix 3」は、DSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。
この端末は「通常バンドモデル」と「グローバル バンド対応モデル」の2タイプが販売されます。ここではグローバル対応バンド端末を使用した場合の 携帯キャリアの対応状況を解説します。
ドコモ:プラチナバンド4G帯のBand19に対応していますので、山間部や郊外でも電波を拾えます。3G帯のプラスエリア(B6)には対応していないのが残念です。
SoftBank:バンド(LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8)にも対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTEの主力バンドB1、プラチナバンド18(26)ともに対応しています。 VoLTE SIM、通話に3G帯(EVDO BC0) を使用する非VoLTE SIMともに利用可能です。
Globalバンド | 通常バンド | |
---|---|---|
対応バンド | 3G WCDMA B1 / B2 / B3 B4 / B5 / B6 B8 / B9 / B19 TD-SCDMA B34 / B394F FDD-LTE BL / B2 / B3 B4 / B5 / B7 B8 / B12 / B13 B17 /B18 / B19 B20 / B25 / B26 B28 / B29 / B30 B66TDD-LTE B34 / B38 / B39 B40 / B41 |
WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 8TD-SCDMA: B34 / 39CDMA EVDO BC0 FDD-LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 7 / 8 / 12 /17 20TDD-LTE: B34 / 38 / 39 40 / 41 |
Mi Mix 3 まとめ / 価格
同様のスライド式カメラを採用した「OPPO Find X」では、コンポーネント化したカメラとセンサー類をオートリフト式で露出していました。Mix 3では手動スライド式という事に少し驚きましたが、価格を抑えて動作を安定化させるためにはモーターを内臓するチョイスは無かったのでしょう。
Mi Mix3 の発売日は中国国内で11月1日。価格は3299人民元(約5万 4,000円)からとなっています。Find Xは同じSoCのスナドラ845を搭載しているにも関わらず、標準価格は11万円超えの高級端末でした。その点Mix3は、手に届く価格で上手に完全ベゼルレス化を果たせていると思います。
- 6GB + 128GB 版 :3299元
- 8GB + 128GB 版 :3599元
- 8GB + 256GB 版 :3999元
- 10GB + 256GB 版 (Mix3紫禁城特別モデル):4999元
海外ECサイトでも取り扱いが開始されています。
【GearBest】
→Xiaomi Mi Mix 3(Global版 / 6+128GB )
【Geekbuying】
→ Xiaomi Mi Mix 3 (Global版 /8G+256G)
クーポンコード:FOTPTJBL
有効期限:2018/11/21まで
→ Xiaomi Mi Mix 3 (6+128GB)
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タカシ
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