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EarFun Air Pro4+実機レビュー!ハイブリッド・デュアルドライバーに進化したワイヤレスイヤホン

サウンド機器メーカーEarFun (イヤー・ファン)より、完全ワイヤレスイヤホン 『EarFun Air Pro 4+(エア・プロ・プラス)』の先行予約が開始されました。

サンプル端末を入手しましたので、使用感を共有したいと思います。

EarFun Air Pro 4+は、 「Air Pro 4」のアップグレードモデルです。独自開発の業界最小クラスというBAドライバーと、10mm径ダイナミック型ドライバーを組み合わせたハイブリッド・デュアルドライバー仕様を採用し、全帯域にわたり、純度の高いサウンドとバランスの取れた音響表現を実現しました。
また、アクティブノイズキャンセリング機能は、独自の「QuietSmart 3.0ハイブリッドANC技術」を搭載。フィードフォワードマイクが外部の騒音を、フィードバックマイクが耳の中に残ったノイズを検知し、20Hz~20kHz以上の幅広いノイズを効率的に低減します。

ざっくりレビューフラッシュ

お勧めポイント
 EQ & タッチ操作の機能変更に対応した独自アプリ
 10分の充電で120分の再生が可能
 有線・ワイヤレスの2種類の充電対応
 aptX Adaptive・Losslessコーデック対応
 ANCの強度を4段階で調整可能
 ケースを開けただけでペアリング完了
 全音域で苦手のない透明感のある音質
 入眠用のホワイトノイズ機能搭載
 50msの低遅延モード搭載でゲームでも使える
 2台のデバイスに同時接続が可能(マルチポイント)
 1回の充電で最大 12時間の使用が可能
 cVc 8.0 ノイズキャンセリングでクリアな通話が可能
 20Hz~20kHz以上に対応したANC強力な機能
 IPX5防水で汗・シャワーでの使用も可能
 風切り音軽減ノイキャン性能が優秀
 AURACASTに対応
 装着検出に対応

 

残念な点
 ケースのバッテリー残量が大雑把(アプリから確認可)
 

EarFun Air Pro 4+スペック

チップセット Qualcomm QCC3091
Bluetootthプロファイル HFP、A2DP、AVRCP
対応コーデック AAC、SBC、aptX、aptX Adaptive
aptX Lossless、LDAC
再生周波数帯域 2.402GHz-2.480GHz
通信距離 約 15 m
音楽再生時間 最大約 12時間
ANC ON:最大 8 時間
Bluetoothバージョン 6.0
低遅延モード 50ms
防水等級 IPX 5
ドライバーユニット φ10 mmダイナミック型
+バランスド・アーマチュア型
AI通話ノイズキャンセリング 6基マイク+cVc 8.0 
イヤホン充電時間 1時間(イヤホン单体の場合)
ケース充電時間 有線:約 2時間
ワイヤレス:約3.5時間
バッテリー容量
60mAh(イヤホン片側)
600mAh(ケース)
ケース重量 54g
ケースサイズ 60 x 50 x 28mm

開封の儀

 

【パッケージ内容】

  • EarFun Air Pro 4+イヤホン x 1ペア
  • イヤーチップ:XS/S/M/L/XL 各1ペア 
  • 収納充電ケース x 1
  • USB-C充電ケーブル x 1
  • 掃除用綿棒 x1
  • 取扱説明書などの紙類

 

製品レビュー

イヤホン本体

イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetooth接続のカナルタイプのTWSです。

イヤホン本体はAirPodsのような「スティックタイプ」。本体カラーのベースは艶ありブラックでスティック外側はシルバーメタリック。薄っすらと「earfun」のロゴが入っています▼

ちなみにベースモデルのAir Pro4はブルーメタリックでした

重さは片側約 5グラム▼

 

イヤーピースは、 XS / S / M / L/XLの 5種類のサイズが用意されています▼

 

イヤーピースを外したベース部は楕円形▼内側は丸っこくなっており、耳の形にフィットしやすく遮音性が高いデザインです

防水等級はIPX5に対応しています。IPX5は「噴流に対して保護」という規格レベル。水中での使用はできませんが、水洗いやお風呂・シャワー程度では使う事ができます。
※ ケースは防水ではありません

 

チャージケース

充電ケースは平たいシェル形状のタイプ。最近のイヤホンのテンプレートサイズですね。

 

いつものようにリップクリームと並べてサイズ感をお伝えします▼

 

充電ポートはUSB-C。リセットボタンも底に配置されています。

ケースのサイズは 奥行 50 x 幅 60 x厚さ 28 ミリ

PSEと技適マークはケースのフタについています▼

 

イヤホンを格納したケースの重さは約 54グラム▼

 

充電ポートはUSB-C。ケースにはバッテリー電池残量のインジケーターが1灯ついています。最近はLED一灯の色で判別するタイプです。
バッテリー残量は、緑点灯:30-100% /  黄色点灯:10-30% / 赤点灯:10%以下

バッテリーについて

1回の充電で約 12時間(ANCオン:5時間)使えます。ケースでの充電を含めると合計 54時間。通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は週に1回程度で間に合いそうです。
さらに10分の充電だけで 120分間の使用が可能になります。ピンチの時でも、少し待つだけで使えるのが嬉しいですね。

 

ケースへの充電は、置くだけ充電のQi(チー)ワイヤレス充電にも対応しています▼

 

EarFun Audioアプリ

EarFunの独自アプリ「EarFun Audio」を利用する事で、イコライザー機能やイヤホンのファームウェアアップデート、タッチ操作の再配置などが可能となります。
以前はアプリの使用にはアカウントを作成する必要がありましたが、現在はログインをスキップできるようになりました。

EarFun Audio

開発: Earfun Technology (HK) Limited
評価[star rating=”0″ max=”5″ numeric=”no”]
 無料

icon-itunes
 

使い方

操作方法

イヤホンの背中側の○部分をタップする回数・長さで操作を行います

  左(L) 右(R)
音楽操作
1回タップ 音量下げる 音量上げる
2回タップ 再生 / 一時停止
3回タップ 前の曲へスキップ 次の曲へスキップ
2秒間長押し ANC,ヒアスルー切替 Siri、OKグーグル起動
通話
2回タップ 通話/電話を切る
3回タップ 通話切替
2秒間長押し 通話拒否

※ リセット:ケースを開いてケースのボタンを8秒間長押し。LEDが点滅したらリセット完了。デバイス側のBluetooth登録を削除します。

アプリからイヤホン操作の設定変更が可能です

 

操作・装着感

操作性について

ペアリングはケースを開けるだけ。初回はペアリングモードで起動します。

後はスマートホンの 設定を開き、Bluetoothから選択して接続します▼

 

充電ケースを開けただけでイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
デバイスと接続されると「connected」と音声で伝えます。

収納時はケースに戻してフタを閉めると、ペアリングが解除され自動的に充電が開始されます。デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは一切必要ありません。
スティック部をつまんで持てるので、誤操作で音量を変えてしまうような事もありませんでした。

デバイスへの接続や電源のオンなどは、音声で教えてくれます。この音声は専用アプリから変更が可能です(英語、日本語、中国語)

Google Fast Pair にも対応しています。

『装着センサー』
Air Pro4+には“装着センサー”が内蔵されており、耳から外して一時停止、再装着で再生再開する機能が搭載されています。
レジなどの時、耳から外して一時停止・装着で再生再開されるのが便利です。

 

装着感

イヤホンサイズは多機能な分、Earfunのエントリーモデル製品より一回り大きいです。でも気になる程ではありません。
耳に入れた感じは自然で、圧迫感や違和感はありませんでした。装着を忘れる程ではありませんが、フィットしており落としそうな不安はありません。ジョギングやトレッドミル(ランニングマシーン)でも使いましたが、落ちたり緩んだりする事はありませんでした。

また長時間装着していても痛みはありませんでした。

 

装着図はスティックタイプの平均的な感じです。暗めの大人しいメタリック色なので、シックで悪目立ちしません▼

 

正面から見ると少し出っ張って見えます▼

 

斜め前方から見た様子▼

 

音質

音の出力に関しては10mm多層振動板ダイナミックドライバーと高音域をカバーするBAドライバーとのハイブリッド仕様。

ら2種類のドライバーを、11度という理想的な角度で組み合わせることで、全帯域にわたった純度の高い音響表現を実現しています。

音質は、10mmダイナミック振動板のみだった前モデルの「Air Pro4」とは全く別物です。Baドライバーが搭載された事で、深みのある高解像度なイヤホンへと進化しています。

情報量が多くクリアーで透明感が高く曇りや篭りが無いというのが第一印象です。
アコギやヴァイオリンなどの弦楽器の伸びも綺麗で、強く弾けば弦と弓の擦れる音(トランジェント)も聞き取れる解像度があります。
高音域は透明感と広がりがあります。前モデルでは中音域が弱く、楽器に埋もれて聞こえにくい曲もありましたが、この弱点は完全に克服されていました。強いて欠点を探すと、抜け感が少し弱い気がします。

ヴォーカルの中音域が他の楽器にかき消されてしまうような事もありません。ヴォーカルの押し出しが強く、声量の弱い女性ヴォーカルの声でも明瞭に聞き取る事ができます。
「歯擦音が気になる曲」いわゆるサ行が刺さる事もありませんでした。前モデルは結構女性ボーカルのサ行が刺さり、気になりましたので、この改善は嬉しいです。
透き通った透明感がある音質ですが、ハイトーンボイスの女性ヴォーカルの声が、キンキン耳障りに聞こえる事もありません。
音場の広さに関しては狭いと感じます。その分、アーチストが近く感じる事ができ、迫力があります。

ゲーム用途においても正確な定位感により、目を閉じていても敵の位置を把握できます。FPSなどのゲームにも使えますね。

私はiPhoneを持ち歩いているので、通常はAACコーデックで聴いてみました。試しにAndroidでLDACコーデックで聴くと、音の解像度と音圧がグィーンと一回り大きく広がる感じです。LDACが聴ける環境の時は活かしたいですね。

専用アプリのEQ機能を使えば、低音を弱めてヴォーカルを活かすといった、好みの音域を強調する事ができます

 

ノイズキャンセリング、ヒアスルー機能

ノイズリダクションは、左イヤホンのを2秒間長タップする事で切り替わります。スマートホン用の専用アプリからでも切り替えが可能です。

独自のQuietSmart3.0により外部のノイズを逆位相の波型で打ち消し、20Hz~20kHz以上の幅広いノイズを除去します。
ノイキャン性能は前モデルでも十分に強力でしたが、さらに強化されています。街の雑踏では孤独を感じるほどの静寂です。

Adaptive ANCに対応しています。「Adaptive ANC」は、気密性に依存せずにANC機能を提供します。頭を動かすなど、ユーザーの動きによってイヤフォンをつけている状態が変化しても、イヤフォンがどのように耳についているかを判断し、周囲の音によって、リアルタイムにパフォーマンスを動的に変化させる技術です。

ノイズキャンセリング時の音質に関しては、ノイキャン時でもノーマル時の音に近く、楽曲の音が変質してしまう事はありませんでした
ホワイトノイズが入って気になるという事もありませんでした。

風切り音軽減モード(Wind noise cancellation)の機能をサーキュレーターの前でテストしてみましたが、ザーっという風切り音は全く無くなりました。

外音取り込み機能(アンビエントサウンド)についても、使えるレベルの性能だと感じました。両耳のイヤホンを外しながらネックスピーカーで聴いているような錯覚に陥るくらい外音が聴こえます。デジタル変換されて撮りこまれたた音という事も感じないくらい自然な音が聞こえてきます。

 

音切れ・音飛び・遅延

買い物・仕事に1週間持ち歩いていました。途切れたり音飛びで気になるようなことはありませんでした。ただし、スマートホンに通知が届く時は途切れる事がありますが、他のイヤホンでも良くある現象なので気になりませんね。

遅延に関しては「ゲーミングモード」を実装しています。しかし低遅延モードにするまでもなく、ノーマルモードでも遅延が少なく、動画を観ても人の口の動きと音(声)のズレを目を凝らして見ても分かりませんでした。FPSなどコンマ何秒を争うゲーム以外では使う事は少ないと思います。

一般的に低遅延モードは伝達距離が短いので、動画視聴やゲームプレイ時以外は、オフにしておく事を推奨されています。低遅延モードはセンシティブなようで、外出時に使うと音が途切れる事がありました。

 

マルチポイント機能

マルチポイント接続とは、2台の機器と同時接続し、それぞれで通話も音楽も受信できる機能。
例えば、PCでオンライン会議を終了した後、スマートフォンで音楽再生を始めるだけで再生機器を切り替えられます。スマートフォンが電話を着信した際には自動でスマートフォンの通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話をすることも可能。2台の機器でイヤホンを使う場面で接続の切り替えがいらず、使用する事が可能です。

 

まとめ・価格

中音域が弱かった前モデルの欠点が無くなり、更に音質が向上しています。また、ケースのデザインが一新されており、スティックの足元まで見えるようになりました。無印Ari Pro4のユーザーは、買い替えを考えても良いかもしれません。

今回のレビューでは、日中ずっと装着しており、音楽やラジオ、朗読サービス(オーディブル)を聴いていました。Air Pro 4+ は超ロングバッテリーなので仕事中ずっと装着していても充電不要でした。

CVC8.0ノイズキャンセリング機能マイク、長時間再生、aptX Adaptiveコーデック対応、Qi(チー)ワイヤレス充電対応など、機能的にはTWSの必要要件は全て満たしています。

カラーバリエーションは、今回紹介した「ブラック」と「ホワイト」の2色展開です

EarFun Air Pro 4+ の発売日は 11月17日。価格は¥13,990。
EarFun公式サイトとAmazon公式ショップにて先行予約すると9,793円で購入可能です。
予約クーポンコードの利用期間は、11月17日0時01分~11月20日23時59分まで。

▶︎先行予約はこちらから

 

※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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