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SOUNDPEATS Air5 Pro+実機レビュー!MEMSドライバー搭載で音質が大幅にアップ!強力ANCワイヤレスイヤホン

サウンド機器メーカーSOUNDPEATS AUDIO(サウンドピーツ・オーディオ)から発売された、完全ワイヤレスイヤホン 『Air5 Pro+(エア・ファイブ・プロ・プラス)』が手元に来ましたので、使用感を共有したいと思います。

SOUNDPEATS Air5 Pro+は、 今年3月に発売されたLDAC コーデック対応の完全ワイヤレスイヤホン「Air5 Pro」の進化上位モデルです。
 Air5 Proをベースとしたデザインとなっていますが、新たにMEMSドライバーを搭載しており、専用設計された高効率パワーアンプIC「XAA-2000 Aptos」で駆動することで、繊細で正確な音表現を可能にした大幅なグレードアップモデルとなっています。

 

ざっくりレビューフラッシュ

お勧めポイント
 ケースがコンパクト 
 イヤホンをマップから探す機能搭載
 MEMSドライバー × 10mmダイナミックのハイブリッド構成
 高効率パワーアンプIC「XAA-2000 Aptos」で繊細な音表現
 全音域で輪郭がハッキリした苦手のない万能音質
 Ai適応型(Adaptive ANC)に対応
 高級感ある落ち着いたデザイン
 状況に応じてノイズ低減レベルが変動するAI適応型
 SOUND+通話ノイズキャンセリングでクリアな音声通話
 装着したまま外音が聞こえるパススルー機能搭載
 ゲームなどにも使える低遅延モード実装 
 ANC機能は可聴域で最大55dBのノイズ低減効果
 マルチポイント対応
 1回の充電で最高 6時間の使用が可能
 10分の充電で2時間の再生が可能
 アプリでイコライザー調整が可能
 LDAC/aptX Losslessにコーデック対応 
 LE AudioとLC3コーデックに対応
 IPX5の防水レベル対応で汗や雨からガード

 

残念な点
 装着検出機能が未対応
 

SOUNDPEATS Air5 Pro+スペック

イヤホンタイプ カナル
Bluetootthプロファイル HFP、HSP A2DP、AVRCP
対応コーデック SBC/AAC/LC3/LDAC/aptX
aptX Adaptive/aptX Lossless
再生周波数帯域 20Hz~40kHz
音楽再生時間 6時間(充電ケース併用30時間)
Bluetoothバージョン  5.4
Bluetoothチップ QCC3091
防水等級 IPX 5
ドライバーユニット xMEMS製「Cowell」MEMSドライバー 
10mm径ダイナミックドライバー(デュアル銅線、PU+PEEK)
通話ノイズキャンセリング 通話ノイズリダクション マイク内蔵
ノイズキャンセリング Adaptive ANC
低遅延モード 対応(60ms 低遅延)
ANC機能 最大55dB低減の適応型ANC
マルチポイント機能 あり
イヤホン充電時間 約 1 時間
ケース充電時間 約 2 時間
ケースサイズ (L*W*H):66.86×48.33×26.92mm
ケース重量 約  54グラム
イヤホン重量 約 5 グラム

 

開封の儀

【パッケージ内容】

  • Air5 Pro+イヤホン x 1ペア
  • イヤピース:6 (S/M/L各2)
  • 収納充電ケース x 1
  • USB-C充電ケーブル x 1
  • 取扱説明書
  • キャラステッカー

 

 

製品レビュー

イヤホン本体

イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetooth接続のカナルタイプのTWSです。

イヤホン本体は、Appleの AirPodsシリーズに代表されるスティックタイプ。
艶ありブラックで落ち着いた質感とデザイン。ハウジング部のフェイスプレートが特徴的で、スティックの下の方まで長く配置されています。またプレートには同社ロゴマーク「S」が入ってます▼

 

フェイスプレートはゴールドに光ってます▼最近のSOUNDPEATSのイヤホンは、下位モデルがブロンズ、上位モデルがゴールドのプレートになっているようです。
同社のハイエンドモデル「Capsule3 Pro」シリーズでもPro とPro+で同様の色分けがされていました。

グリル部もゴールドで楕円形▼

 

イヤーチップはS / M / Lの3サイズが用意されています。

 

防水等級はIPX5に対応しています。雨や汗程度の水に対して有効です。※ケースは防水ではありません

 

重さは実測で片側 約 5グラム▼

 

チャージケース

充電ケースは一般的なサイズ。握ると全て隠れてしまうサイズです▼

 

背面のヒンジ部には、ゴールドの淵をあしらったロゴプレートが配置されています。

ケースのサイズは、実測で 幅66.86 x 高さ 48.33x 厚さ26.92 ミリ

 

いつものようにリップクリームと並べてみます▼

 

技適マークはケースのフタの内側。すごく見難いところにあります▼

 

イヤホンを格納したケースの重さは約 54グラム▼

 

充電ポートはUSB-C。ケースにはバッテリーのインジケーターは付いていませんが、1灯ついているLEDの色で残量を確認できます。また、リセットボタンはココに配置されています。

 

ケースの開き方が変わりました。スティックの足元まで見えるようになってカッコイイ。

バッテリー残量は、緑点灯:100-70% /  黄色点灯:69-20% / 赤点灯:20%以下

充電時は、緑:100% / 緑点滅:99-70% / 黄色点滅:69-20% / 赤点滅:20%以下

Qiワイヤレス充電には非対応です

バッテリーについて

1回の充電で約 6時間使えます。ケースに戻しての充電を含めると合計 30時間。通勤・通学程度でしか使わないのであれば、ケース本体への充電は数日おきでよさそうです。また10分の充電で2時間使えます。

 

 

使い方

ペアリングはケースを開けるだけ。初回はペアリングモードで起動します。

後はスマートホンの 設定を開き、Bluetoothから選択するだけで完了▼

 

操作方法

イヤホンの背中側のロゴ部分をタップする回数で操作を行います

  左(L) 右(R)
音楽操作
1回タップ 音量下げる 音量上げる
2回タップ 再生 / 一時停止
1.5秒間長押し ノイズキャンセルモード
ヒアスルーモード
ノーマルモードの切替
次の曲へスキップ
3回タップ 低遅延ゲームモード切替 音声アシスタント
Siri、OKグーグル起動
通話
2回タップ 通話 / 電話を切る
3回タップ 通話切替
1.5秒間長押し 通話拒否

※ リセット:ケースに戻してケースのボタンを10秒間長押し。LEDが白と赤に点滅したらリセット完了。

 

専用アプリ

PeatsAudio

開発:yong yang
評価:⭐⭐⭐3
無料

icon-itunes
 

 

専用アプリからは、イヤホンのファームアップデート、ノイズキャンセリング機能切替、パススルー機能・イコライザー最適化機能などを利用できます。

 

操作・装着感

操作性について

イヤホンを充電ケースのフタを開くだけでイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。

ケースから出した瞬間に「パワー・オン」と音声が流れデバイスと接続されると「コネクト」と音声で伝えます。私のタイミングだと、急いで耳に入れても「コネクト」の音声を聞く事が少ない程素早く接続されます。

またケースに戻すと自動的に充電が開始され、ペアリングが解除されます。デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは必要ありません。

イヤホンの操作感については、背面のハウジング部を軽くタッチ(ノック)すれば受け付けてくれます。ロゴのついたプレートはスティックの下の方まで伸びていますが、ロゴ付近の丸い部分のみがタッチに反応します。

SOUNDPEATSの定番の操作方式です。使い慣れている人は戸惑う事はないでしょう。
また、1回タップで音量調整なので、手に持った時などに音量が変わってしまう事があります。スティック部を持つ癖をつければ誤操作を避けられます。
また設定アプリから1回タップ機能をオフにする事もできます。

 

装着感

イヤホンサイズは多機能な分、SOUNDPEATSのエントリーモデル製品より一回り大きいです。でも気になる程ではありません。
装着した感じは自然で、圧迫感や違和感はありませんでした。装着を忘れる程ではありませんが、フィットしており落としそうな不安はありません。

運転中以外は、一日中装着して音楽やラジオ、朗読サービス(オーディブル)を聴いていました。バッテリーが減ると片耳ずつケースに戻して使い続けていました。違和感や痛みはありませんでした。
ジョギングやトレッドミル(ランニングマシーン)でも使いましたが、落ちたり緩んだりする事はありませんでした。

 

ゴールドのフェイスプレートですが、耳に装着すると大人しくてお洒落です▼

 

正面から見ても耳からハミ出る事もなく自然な感じです▼

 

斜め前から見た様子▼

耳から外すと一時停止される「装着センサー」には対応していません。

 

音質

ドライバーは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)とダイナミックのハイブリッド方式を採用しています。
MEMSドライバーはxMEMSの「Cowell」を採用しており、中高音域を担当。
10mmダイナミックドライバーはPU+PEEK複合振動板を採用しており、低音域を担当しています。
高効率パワーアンプIC「XAA-2000 Aptos」で駆動しており、繊細で正確な音表現が可能です。
音質は、10mmダイナミック振動板のみだった無印の「Air5 Pro」とは全く別物です。MEMSドライバーが搭載された事で、深みのある高解像度なイヤホンへと進化しています。

音質の特徴は、全音域で音の輪郭がハッキリしており、クリアで伸びがある抜けのより音です。
明らかにアンダー1万円台のイヤホンとは違う「ワンランク上」の音質です。

低音は弱くも強くも無く、楽曲の原音を再現したような良質で、楽器の特徴をしっかりとらえて抑揚が感じられます。
EDMでは、キックドラムがズンズン鳴っているのに、脳が揺れるような不快感がないので長時間聴いていても疲れません。

解像度が高いので、ヴォーカルのブレスが聴き取れますし、ジャズなどはウッドベースの弾むような低音のボンボン音に加え、弦をはじくカタカタ、コトコトというトランジェント(Transient)が心地よく聴こえます。

また中音域では、ヴォーカルの押し出しがしっかりしており、声量の弱い女性ヴォーカルの声でも明確に聞き取る事ができます。
ハイトーンボイスの女性ボーカルの曲を聴くと、高い所がスッキリ伸びて行って、その先のブレスがセクシーに聴こえたりします。高音の刺々しさがないです。
女性ヴォーカルの声の視察音(サ行が刺さる)も気になるような事はありません。

音の定位感も正確に表現できているので、オーケストラの楽器の位置がしっかりと把握できます。

正確な定位感により、目を閉じていても敵の位置を把握できるます。FPSなどのゲームにも使えます。

私はiPhoneを持ち歩いているので、通常はAACコーデックで聴いてみました。試しにAndroidでLDACコーデックで聴くと、音の解像度と音圧がグィーンと一回り大きく広がる感じです。

 

ノイズキャンセリング、パススルー機能

イヤホンの左耳を1.5秒間タッチする事で、ANCオン ➡ノーマルモード(ANCオフ)➡ 外音取り込み(パススルー)の順で切り替わります。最大55dbまでの音量に対して効果があります。集音用に左右2つずつのマイクを搭載したハイブリッド方式(フィードバック/フィードフォワード)を採用。

通常エントリーモデルのノイキャン機能では、低音域のみに対応しており「男性の声」の音域レベルがギリギリ消せないと言われています。
しかしながら、Air5 Pro+では「男性の声」どころか、「女性の声」も打ち消すほどの強力なノイキャン性能です。
無音にすれば微かに聞こえますが、軽く音楽を流すと回りの女性の声は聞こえなくなります。
賑やかなカフェでノイキャン機能を試しましたが、サウンドノベルを聴いていても周囲の会話が気になりませんでした。

適応型、室内、屋外、屋外交通にそれぞれ最適化されたANC機能を切り替えられます

電車の中でノイズキャンセリング機能をオンにすると「ゴーガタンゴトン」という音が「サー」っという音が聴こえる程度までカットされます。交通量の多い道沿いでも自分のブレスの音が聴こえる程静かです。

【Adaptive ANC】
今モデルはAdaptive ANCに対応しています。「Adaptive ANC」は、気密性に依存せずにANC機能を提供します。頭を動かすなど、ユーザーの動きによってイヤフォンをつけている状態が変化しても、イヤフォンがどのように耳についているかを判断し、周囲の音によって、リアルタイムにパフォーマンスを動的に変化させる技術です。

電車での通勤・通学では電車のノイズが消えるので、自分の世界に入れます。
ネカフェなどでは、音を流さないで電子耳栓として使う事もできますね。ノイキャン時でもノーマル時の音に近く、楽曲の音が変質してしまう事はありませんでした。ホワイトノイズが入って気になるという事もありませんでした。

外音取り込み機能(パススルー)についても、使えるレベルの性能だと感じました。両耳のイヤホンを外しながらネックスピーカーで聴いているような錯覚に陥るくらい外音が聴こえます。パススルーでデジタル変換された音という事も感じないくらい自然な音が聞こえてきます。
人の声を強調するモードもありますが、会話時も通常モードでも十分だと思います。

 

音切れ・音飛び・遅延

仕事に10日間近く持ち歩いていましたが、途切れたり音飛びで気になるようなことは滅多にありませんでした。
ただし、スマートホンのロックを解除した時や、電子レンジ使用時、通知が届く時など、軽く途切れる事がありました。この程度の途切れは、どのイヤホンでも良くある現象なので気になりませんね。

遅延に関しては、左耳のイヤホンを 3回タップする事で、遅延を抑えた「ゲーミングモード」に切り替わります。低遅延モードで、動画を観ましたが人の口の動きと音(声)のズレを目を凝らして見ても分かりませんでした。ほぼ体感できるレベルでは遅延がありませんね。

 

マルチポイント機能

マルチポイント接続とは、2台の機器と同時接続し、それぞれで通話も音楽も受信できる機能。
例えば、PCでオンライン会議を終了した後、スマートフォンで音楽再生を始めるだけで再生機器を切り替えられます。スマートフォンが電話を着信した際には自動でスマートフォンの通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話をすることも可能。2台の機器でイヤホンを使う場面で接続の切り替えがいらず、使用する事が可能です。
※マルチポイント接続時にLDACは使用できません。

まとめ・価格

SOUNDPEATS Air5 Pro+を数日使った印象は、音質の良さが際立ってます。
解像度が高く、余計な味付けをしていないので原音に忠実な音楽を楽しむ事ができます。
ノイズキャンセリング性能に関しては、 無印Air5 Proと同等程度ですが強力です。55dBまでの音量に対応しているだけでなく、幅広い音域の音を「Adaptive ANC」機能で動的にカットしてくれます。

SOUNDPEATS Air5 Pro+の価格は¥15,380。Amazon、公式ショップで購入可能です。
今回は発売を記念してメーカーの方から割引クーポンが発行されています。

10%OFFクーポンコード:LABOREZV
対象商品: SOUNDPEATS Air5 Pro+
利用期間: 2025年10月27日(月)09:01 ~11月20日(木) 20:00
※本クーポンコードは、Amazonのセール価格やクーポンと併用可能です。

 

SOUNDPEATS Air5 Pro+
MEMSドライバー ハイレゾ
 

※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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