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【実機レビュー】「Edifier W800BT Pro」低価格でハイレゾ対応のANCワイヤレスヘッドホン

オーディオ機器ブランド「Edifier」から新たに発売された、完全ワイヤレスヘッドホン 『W800BT Pro』が手元に来ましたのでご紹介します。

W800BT Proは、強力な「ANC(アンチノイズキャンセリング)機能」と「アンビエントサウンド(外音取り込み)機能」を併せ持ち、ハイレゾ ワイヤレス認証を取得したエントリーモデルのBluetoothヘッドホンです。

 

Edifier W800BT Proスペック

外箱は日本の90年代のポップなイラスト風のデザインが印象的です。ちなみにこれは「ギフトバージョン」となっており、通常バージョンもあります▼

対応コーデック  SBC, AAC
マイク感度
Bluetoothバージョン  5.4
Bluetootthプロファイル A2DP, AVDTP, HFP
ドライバユニット φ40 mm
再生周波数帯域 20Hz~40kHz
音圧感度 91dB ± 3dB(A)
インピーダンス 32Ω
低遅延モード 0.06秒
接続端子 3.5mm 
充電時間
15分の充電で8時間再生
連続再生時間 最大45時間
26時間(ANCオン時)
バッテリー容量 非公開
サイズ
重量 約  253 グラム

 

開封の儀

【パッケージ内容】

  • Edifier W800BT Proヘッドホン x 1
  • USB-C ケーブル x 1
  • ステッカー(ギフトバージョンのみ)
  • 取扱説明書 x 1

 

ざっくり感想

お勧めポイント
 自然な装着感で長時間装着しても痛くなり難い
 ハイレゾ音源対応
 コンパクトに折り畳んで収納ができる
 外音取り込み(アンビエントサウンド)機能つき
 高性能なANC機能
 クリアで伸びのある中高音の音質
 AI通話ノイズリダクションでクリアで自然な通話
 テレワーク用途に使える音声通話品質
 ゲームでも使えるレベルの低遅延モード実装
 15分の充電で8時間の再生が可能
 イコライザー機能搭載で自分好みの音質に調整可能
 2台のデバイスに同時接続が可能(マルチポイント)
 専用アプリを使うとボタン機能を変更する事ができます

 

残念な点
 有線接続はUSB-Cのみステレオジャックなし
 電池寿命がヘッドホンとしては少し短め

 

筐体

Edifier W800BT Proは耳を完全に覆うタイプのオーバーイヤーヘッドホン。
全体的に艶消しアイボリーを基調としたスベスベボディ。左右のハウジングの付け根にEdifier のロゴマークが1箇所にあるだけのシンプルデザインです▼

 

シックな無印良品風の落ち着いたデザインです▼

 

ヘッドバンドは頭に当たる部分はレザー風▼

 

ヘッドバンド裏側はフワフワ。頭に負担が掛かりません▼

 

本体は折り畳みが可能で、ペッタンコに潰れてにコンパクトになります。

 

カバンなどに入れる時は「なつめ型」にも折り畳んで収納します▼

 

本体重量は実測で約 255グラム▼

 

イヤーパッドは低反発素材を使っており、かなり柔らかいです▼

 

充電用インターフェイスはUSB-Cを採用。連続再生はANCオフで最大45時間です

 

付属品のアクセサリー類はUSB-Cケーブルのみ。充電兼有線接続にも使えるので長めです▼

 

操作・機能

右側のハウジング部の下側に操作ボタンが格納されており、ボリューム調整(+/-)、電源(ボリュームボタン中央部)、マルチボタン(M)の3つのボタンが配置されています。
ヘッドホン本体から音楽・通話の操作が可能です。音楽に関しては、フル操作が可能です。再生 / 停止、ボリューム調整、音楽コントロール(前後スキップ)に対応しています。

 

【操作コマンド】

  +ボタン -ボタン
音楽操作
電源(中央)ボタン 再生/一時停止
短く押す 音量下げる 音量上げる
2秒長押し 次の曲(動画) 前の曲(動画)
通話
中央ボタン1回 通話/電話を切る
中央ボタン2回 携帯電話に切り替える
電源ボタン2秒押し 通話拒否

【Mボタン】
・音声アシスタント機能:2秒長押し
・サウンドモード切替:2回クリック
・ANC/アンビエント機能切替

※ANC機能はMボタンで「ハイノイズキャンセル」、「アンビエントサウンド」、「ノイズキャンセルオフ」の順で切り替わります。
※サウンドモードは、「音楽モード」、「ゲームモード」、「スペシャルサウンド」の3種類。

電源を入れると軽いメロディーが流れた後、バッテリー状態を音声で知らせてくれます。

ヘッドホン本体から音楽・通話の操作が可能です。音楽に関しては、フル操作が可能です。再生 / 停止、ボリューム調整、音楽コントロール(前後スキップ)に対応しています。

専用アプリを使うとボタン機能を変更する事ができます

 

音質・機能

ハイトーンボイスの女性ヴォーカルが映える音質

約27時間エージングした後、数日間使い倒しての感想です。
チタンコート振動版40mmダイナミック型ドライバーを採用しており、クリアでバランスの取れた中高音域を実現しています。全体的な音の印象は、透明感があり原音の忠実性を感じます。整ったバランスでクセの少ない、とても聴きやすい音質です。
特にクラッシックを聴く際には、ヘッドホンでの色付けがなく自然な印象です。

特にドライバが得意とする中高音域の解像度は迫力があり、ハイトーンボイスの女性ボーカルの曲は聞きごたえがあります。
ただ、その分低音域に物足りなさを感じてしまいます。音の抜け感も少しモヤモヤします。

女性ヴォーカルの声も「サ行が刺さる(視察音が気になる)」ような事はありません。

音の定位感も正確に表現できているので、オーケストラの楽器の位置がしっかりと把握できます。

正確な定位感により、目を閉じていても敵の位置を把握できるます。FPSなどのゲームにも使えます。遅延が気になるようなら、USB-Cケーブルで有線モードでも遊べます。低遅延のゲーミングモードも実装されています。

 

Edifier ConneX アプリ

Edifier の独自アプリ「Edifier ConneX 」を利用する事で、ヘッドホンのファームウェアアップデートやイコライザー機能、ゲームモード(低遅延)の切替などが可能となります。

Edifier ConneX

開発: BEIJING EDIFIER TECHNOLOGY CO.,LTD.
評価
 無料

icon-itunes
 

 

アクティブ・ノイズ・キャンセリング(ANC)

ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能は、ハイブリッドノイズキャンセリング技術を採用しています。外部のノイズを44dB以上低減します。

Mボタンで、ハイノイズキャンセル ➡アンビエントサウンド➡ ノイズキャンセルオフが切り替わります。なお、低レベルのノイズキャンセリングモードは、専用のアプリから設定できます。ノイズキャンセリング機能特有の耳への圧迫感はあります。でも他の製品と比べて特に強いという感じではありません。

ノイズキャンセリングのノイズ(騒音)をキャンセル(打ち消す)性能は、低音域を強烈にカットしますが中高音域にはあまり効きません。電車のガタンゴトン音は小さくなりますが、車内のアナウンスの女性の声が微かに聞こえてくる感じです。
無音状態にはなりませんが、低価格レンジのヘッドホンとしては強力な方だと思います。

ノイズキャンセリング時の音質に関しては、ノイキャン時でも音が変質したりする事が無く自然に聴けました。私の耳では、ノイズキャンセリング時にホワイトノイズが入って気になるという事もありませんでした。

 

アンビエントサウンド(外音取り込み)

アンビエントサウンドは、ヘッドホンを外す事なく環境音をデジタル的に取り込む機能です。

W800BT Proの外音取り込み機能は、自然な音で外音を取り込むので、キンキンした耳障りになるような事はありませんでした。
レジでの会話など、一時的に使うには問題ないと思います。しかしながら強調した音で外音が入ってくるので、長時間使うと疲れてしまうと思います。

音楽を止めるとヘッドホンを装着したまま会話ができる程度まで取り込めます。しかしながら、外音を取り込みながら安全に音楽を聴くには、音量をある程度下げる必要があります。通常音量で聴いていて、車の接近に気が付く程の取り込み機能ではありません。

マルチポイント機能

マルチポイント接続とは、2台の機器と同時接続し、それぞれで通話も音楽も受信できる機能。
例えば、PCでオンライン会議を終了した後、スマートフォンで音楽再生を始めるだけで再生機器を切り替えられます。スマートフォンが電話を着信した際には自動でスマートフォンの通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話をすることも可能。2台の機器でヘッドホンを使う場面で接続の切り替え不要で、使用する事が可能です。

 

通話機能

W800BT ProにはAiアルゴリズムと高性能マイクによって、ユーザーの声を正確に抽出し、クリアな音質で音声通話機能が利用できます。屋内で使用していましたが、声を張り上げずとも普通の大きさの声で話せます。

家族が騒いでいたりテレビが付いていても雑音をカットしてくれるので、仕事の通話でとても役に立ちました。オンライン授業やテレワークなどでも十分に使える性能だと思います。
通話しながら散歩した時は風が強い日だったのですが、風切り音も気になりませんでした。

 

操作・装着感

装着感に関しては、メガネを掛けていても干渉して痛いような事はありませんでした。個体差があるかもしれませんが、側圧が強いという事もありません。もしかしたら頭が大きい人は圧迫感があるかもしれません。

オーバーイヤーヘッドホンなので、オンイヤー型のように側圧による痛みを感じるような事はありません。ヘッドホン全般の問題ですが、耳を覆うので暑い日は蒸れます。

 

サイズ調整の可動域は広いので、あらゆる頭のサイズにフィットすると思います▼

 

頭のカーブにフィットするよう、ハウジング部の付け根が自由に角度を変えられます▼

 

まとめ・価格

W800BT Proを使った感想は、通話用マイクの性能が高いので、テレワークやゲームチャットにも使えます。雑音をカットした自然な会話が楽しめます。
特に気に入ったのは「無印良品」をイメージさせるような、落ち着いたアイボリーのデザイン。女性のアイボリーのコーデに似合いそう。

カラーバリエーションはブラックとアイボリーの2色展開

価格は¥7,980円(記事執筆時)。この価格でしっかりとしたANC機能は嬉しいですね。

ECサイト(Amazon・楽天)で購入可能です。
どちらのECサイトも10~15%オフの割引クーポンの適用が可能です。

 

Edifier W800BT Pro ワイヤレス ヘッドホン
アクティブノイズキャンセリング
 

※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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