Apple Watch(アップルウォッチ)を愛用するようになって、生活習慣がガラリと変わりました。
カバンからiPhoneを出さずに、手元で音楽操作やLINE、メールの確認・返信ができるのは本当に便利♪
先日、玄関のカギに導入したスマートロック「Sesame3」もウォッチから解錠できるので、手ぶらでコンビニやジョギングに出かけられるようになりました。
また、口元に持っていって「xx買う 覚えて」と話しかければリマインダーにセットされますし、「タイマーセットxx分」と話しかけるだけで、ゲームのイベント開始時間や料理タイマーに使えます。
特に健康面に関しての意識改革が凄くて、アクティビティで毎日リングを完成させてバッジを集め、ワークアウトの記録も意識してチェックするようになりました。
何より睡眠ログの結果が最大のカルチャーショックでした。深い睡眠が 0分、心拍数の平均が96という恐ろしい日もありました。
眠っている間に、心臓がバクバクいって死んでしまうんじゃないかという数値です。
そこで行きついた結論が「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」。何となく思い当たる節があります。
私は中肉中背(170センチ/59キロ)で、そこそこ運動をしているので、筋肉質で贅肉は付いていません。しかしながら、家族から「昨日はお酒たくさん飲んだからイビキが凄かった」「夜中に呼吸が止まっていて怖くなった」と言われる事はありました。
しかし“SASは肥満気味の人の疾患!自分は大丈夫” と笑い飛ばしていました。酒量を減らせば、イビキも止まるし問題ないだろう程度。
結論から言えば、軽度の睡眠時無呼吸症候群でした。生活を見直す事で、日中のポテンシャルが見違えて向上しました。
表題どおり、アップルウォッチに寿命を延ばしてもらったと感じています。
ページコンテンツ
AutoSleep
私が睡眠ログで使っているのは「AutoSleep」というアプリ。Apple Watchのキラーアプリとも言われている定番のアプリです。
AutoSleep 開発: Tantsissa 評価 ¥490 コンプリケーション登録:○ |
AutoSleepは、24時間オートで睡眠を記録し、あらゆるデータを分析する事ができるアプリです。
通常、Apple Watchを装着して眠ると、iOS純正の「ヘルスケア」の睡眠項目に記録されます。AutoSleepは、もう一歩踏み込んだ情報を記録してくれる睡眠ログアプリで、睡眠時間、良質な睡眠、深い睡眠、心拍数、入眠までの時間、中途覚醒、睡眠効果、環境騒音(イビキ)、翌日の快適度など、あらゆる睡眠データを記録・分析してくれます。
朝は腕のバイブで優しく起こしてくれますし、睡眠バンクという機能では、合計睡眠時間を貯金・借金という形式で確認する事ができます。
AutoSleep を毎日チェックしていると、疲れを取るには「良質な睡眠」と「深い睡眠」が大切だと実感できます。
睡眠の深さや心拍数、イビキの音量までグラフで参照できます▼
アップルウォッチは簡易SAS検査装置!?
Apple Watchは、心拍数と加速度センサーを利用して睡眠ログを記録します。また、Apple Watch Series 6では、新たに「心電図機能」「血中酸素ウェルネス機能」が実装されました。これにより血液中に取り込まれた酸素のレベルを測定できます。
イビキの音量+心拍数+血中酸素濃度が分かれば、まさに家庭で簡単にできる簡易SAS検査装置(SASスクリーニング)として活用できますね。呼吸の項目がありませんが、これだけでも十分にSAS疾患の目安にはなると思います。
ただしウォッチの血中酸素ウェルネスは、Appleの見解では「医療用ではなく、一般的なフィットネスとウェルネスの目的でのみ設計されている」として参考にすべきとしています。
ちなみに私は、心電図、血中酸素ウェルネス機能が搭載されていない、Apple Watch SEを使っています。
実際、私が深い睡眠とイビキ、異様な心拍数の高さでSASが判明したので、Apple ウォッチの精度の高さが伺えます。
SAS発覚から改善までの時系列
慢性の睡眠不足?
基準が分からないので、こんなもんかな?と考えていました。しかしネットでAutoSleepを使っている人のログを見ると、毎日 2時間から3時間眠れています。
私は緊急事態宣言以降、朝方生活にシフトしており、用事がなければ早く寝て長めに睡眠をとるようにしています。それでも毎日寝足りない。下手をすると20時に寝てしまう事もありますが、やはり寝足りない。
寝つきも良く、気絶するように一瞬で眠りに入れますし、平均より多く睡眠をとっているつもりでした。
生活改善
深い睡眠を得るための対策を調べて色々と実践しました。
野菜を摂る
体を動かす(適度な運動)
暴飲暴食の禁止
酒量を減らす
リラックスできる音楽を聴く
就寝3時間前には夕食を済ませる
就寝 2時間前には飲酒を済ませる
就寝90分前に入浴完了
温かい飲み物で眠気を促す
朝食はしっかり食べ夕食にはタンパク質
休日の生活サイクルを整える
👆かなりハードルが高いです。そこで一番手っ取り早く、運動と酒量を減らす(抜く)、野菜を摂る事を心掛けました。
すると効果が一目瞭然▼
一番悪い日のデータと、最近の平均的な眠りを比較しています。心拍数が96➡70へ。深い睡眠は0➡1時間
睡眠時間と良質な睡眠は減っていますが、深い睡眠が取れて心拍数が低い翌日は、パフォーマンスが全く違いました。
睡眠は時間ではなく質なんだと実感しました。
自分は浅くて質の悪い眠りなので、他人より長くベットに入っていただけでした。単なる時間のロスだったと考えると、とても損した気分です。
この時点ではSAS 睡眠時無呼吸症候群に関しては、疑うどころか考えてもいませんでした
睡眠時無呼吸症候群と判明
なかなか深い睡眠が取れず、試行錯誤している時、PTAでご一緒だった医師と話す機会がありました。
すると私の話を聞いて「軽度の睡眠時無呼吸症候群だと思うよ?」と一言
前述したとおり、私は肥満では無いので有り得ないと言うと。「君は顔が小さいだろ?顎が小さい人はSASにかかりやすいんだよ」との事でした。
早速調べてみると、まさに顎が小さい人が掛かりやすいとありました。
しかしながら重度のSASの患者は、呼吸が止まった後 に心拍数が 120前後まで上がる事もあるので、かなり軽度のSASとの事。
しかも現在は、生活改善によって心拍数が 70前後まで下がっているのであれば、今のところ心配ないとの事でした。
念のため専門の病院に行って、直接医師の判断を聞いてみて下さいと言われました。でも安心してしまい、病院には行っていません。
次に心拍数が高い日が続けば、受診するつもりです。
SAS対策
肥満によるSASではないので、ダイエットで改善する余地はありません。これがホントしんどい。
酒量を減らす事と運動、野菜(サラダ)を多めに食べること、夕方ベットに入るまでのプロセスを大切にする事に努めました。
今は寝ている時の脈拍の高さがショックで、飲酒に対する恐怖心すらあります。以前は毎晩、500mlのビール2缶とウィスキーをロックで2杯くらは飲んでいました。
しかしながら、最近は多い日でもビール500mlがリミット。基本的には、アルコール控えめのモヒートを1杯だけ飲むようになりました。
ノンアルコールのモヒートを飲んで、つまみを少し食べただけで「今日はお酒もういいや」となる日もあります。
しかしながらここで問題発生。以前はお酒の力を借りて寝ていたようです。お酒を抜くと寝つきが良くない。
そこで時間が許す限り、ヘトヘトになるまで運動量を増やしました。
ハードな日のスケジュール
- 12キロのザックを背負って、足に1キロのパワーリスト付けて45センチの踏み台昇降 1時間
- 太陽を浴びながら屋外ウォーキング 8キロ
- 筋トレ 2セット
- エアロバイク 40分
ウォーキング開始時にスタートをタップするのを忘れています▼
ハードな昇降運動は、登山の特訓のために続けているものです。346Kカロリーとありますが、負荷があるのでもっと消費していますね。
お風呂は、水を飲みながら長めに半身浴しました。1時間の半身浴で、1時間のウォーキングと同じカロリーを消費すると聞きました。
風炉から出て、ビールの代わりにボール1杯のサラダ。この日はこれでヘトヘト。布団に入る事しか考えられませんでした。
でも↓これだけ睡眠の質に違いがでますので、深い睡眠の追求はやめられなくなります▼
この日は21時に寝てしまっていますが、質の良い睡眠が得られるようになって、少ない睡眠時間でスッキリできるようになりました。
以前は、夜中まで用事で起きていると、睡眠時間が足りなくて焦っていました。しかし今では0時過ぎまで小説を読んで、まったりしながら寝る事もあります。
しかし、そうは言っても深い睡眠がゼロ時間の日がまだあります。それでも以前のように心拍数が80を超える日がなくなりましたので、身体への負担が少ないのが分かります。
酒好き・イビキをかく人はアップルウォッチがお勧め
私が『深い睡眠の追求』をスタートして、ストイックな生活を始めた時は、家族からアップルウォッチに支配されていると笑われていました。
しかしながら、酒量が減ってイビキが小さくなり、夜も意識がハッキリしている私を見て、家族からも支持を得られるようになりました。
特にお酒。「少しのお酒は身体に良い」と言われていますね。血行が良くなって、早く深い睡眠に入れると信じていました。
しかし缶ビール1本飲んだ日より、ゼロの日の方が圧倒的に睡眠の質が高いです。私がSAS気味なのが原因かな?
Apple Watchを買って本当に良かったと思います。お酒が好き!イビキがうるさいと言われる方は、是非Apple Watchで睡眠ログをとってみて下さい。
生活の質が変わりますよ。私のようにウォッチに命を救われるかもしれません。
まだまだ「深い睡眠」への追求の日々は続きそうです
今回ご紹介したアプリ
AutoSleep 開発: Tantsissa 評価 ¥490 コンプリケーション登録:○ |
タカシ
最新記事 by タカシ (全て見る)
- ARグラスが最大69%OFF「100台限定!XREAL開発者製品ラストセール」を実施 - 2024年11月21日
コメント