中国の総合家電メーカーXiaomi(シャオミ/小米科技)の2018年フラッグシップ端末「Xiaomi Mi 8」にニューバージョン「Xiaomi Mi 8 Pro」がリリースされました。
「Xiaomi Mi 8 Pro」は、正式には屏幕指紋版(mi8 Fingerprint Scanner Edition)の名称となっており、Mi 8をベースにインディスプレイ指紋認証ができるマイナーモデルチェンジ版となっています。
Mi8 Proでは新たに中が透けて見える特別仕様モデル(Mi 8 Explorer Edition)も加わりました。
Xiaomi Mi 8 Pro
【Xiaomi Mi 8 Pro 仕様】
OS | MIUI 9 Android 8.1 ベース |
---|---|
SoC | Snapdragon 845 |
RAM | 6 GB / 8GB |
ROM | 128 GB |
ディスプレイ | 6.21 インチ 2248*1080 pixels |
カメラ | フロント:20 MP リア:12 MP + 12 MP |
Bluetooth | 5.0 |
Wifi | 802.11 a/b/g/n/ac |
インターフェイス | USB Type-C |
バッテリー | 3,000 mAh |
対応バンド | 3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B8 TD-SCDMA B34/B39 CDMA 1X/EVDO BC0 4G: TD-LTE B34/B38/B39/B40/B41 FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7 /B8/B12/B17/B20 |
サイズ | 154.9 x 74.8 x 7.6mm |
重さ | 171 g |
その他 | NFC,GLONASS, BDS GALILEO, QZSS |
筐体レビュー
画面はMi 8と変わらず6.21 インチ、アス比18.7:9のAMOLED(有機EL)ディスプレイを採用しています▼
Explorer Editionはガラスボディを生かした半透明のスケルトンボディを採用しています。画像ではNFCコイルやバッテリー、SoCなどのコンポーネントが透けて見えています▼
他のカラーはミッドナイトブラックとトワイライトゴールド。中国では赤と金色が本当に好まれますね▼
なるほど!ボディ背面の指紋認証部が省略できたのでスケルトンボディが実現できたのですね▼
内部パフォーマンス
SoCにはSnapdragonシリーズの最上級グレードのSnapdragon 845を搭載しています。Mi 8のAntutuベンチマークでは 26万超えでした。
間違いなく今現在ではトップクラスの処理性能を持つAndroid端末と言えるでしょう。メモリー(RAM)は6GB と8GBの2モデルで、内部ストレージは64GBモデルが無くなり128 GBのみとなっています。外部ストレージ(MicroSD)には未対応です。
バッテリーは3,000mAhとMi8より400mAh 減っていますが、誤差の範囲内な気がします。バッテリーの充電には最新のQuick Charge 4+の高速充電をサポートしています。QC4+は下位互換性もサポートされているので、充電器がQC 2.0 / 3.0の場合でも相応の充電速度が得られます。
この端末のウリは何と言ってもインディスプレイの指紋認証!ディスプレイに埋め込まれた指紋センサーをタッチしてスキャンします。
一度試してみたいものです▼
基本的にはFace Unlock(顔認証)によるロック解除を使うと思います。インディスプレイ指紋認証は少し贅沢な気もします▼
ノッチ部にはあらゆるセンサーが内臓されています。さすがにMi 8はシャオミが総力を挙げて開発したフラッグシップ端末です▼
フェイスアンロック機能に関しても、ノッチ部に内臓されたドットプロジェクターにより33,000のドットを顔の上に投射して解析し、顔の深度マップを作成して、顔の正確なデータを読み取っています。同時にIr(赤外線)レンズによって、顔の赤外線画像も同時に捕捉します。
そのためMi 8のフェイスアンロックをハッキングできる確率は100万分の1と公表しています。低価格スマホの「なんちゃって顔認証機能」とはモノが違います。ちなみに無印版 Mi8はIRによるフェイスアンロックのみを採用していました。
カメラ性能
リアカメラには、SONYのイメージセンサーIMX363採用の広角12MPカメラ (F/1.8)を搭載したデュアルカメラ仕様。サブレンズには、F/2.4の12MPのS5K3M3望遠レンズを採用しています。2倍の光学ズーム、デュアルオートフォーカス、OIS(光学手ぶれ補正)、AIスタジオ照明モード、AIシーン検出、ビデオ編集、4K UHDビデオ撮影、240fpsでのフルHDスローモーション録画など、カメラ性能が非常に充実しています。
XiaomiはMi 8がDxOMarkの撮影ベンチマークで105点を獲得したと公表しています。
フロントカメラには20MPのセルフカメラがノッチ内に配置されています。3D顔認識とは別に3Dビューティー、10種類のAIシーン検出、ミラー機能、HDRなどの機能を有しています。
デュアルGPS
Mi 8は デュアル周波数GPSを搭載した初のスマートフォンです。L1 、L5の両方の信号を同時に使用することにより、位置情報制度が従来より格段にアップします。
MI8 Proの位置情報計測システムはGPS, A-GPSに加え、中国の北斗衛星導航系統(BDS)ロシアのGLONASS、EU採用のガリレオ(GALILEO),に対応しています。更に位置情報の精度が飛躍的に向上すると言われる衛星システム「みちびき(QZSS)」に対応しているので位置情報システム精度は抜群です。
デュアルバンドを使って 世界中のGPS衛星を全部捕まえる勢いですね。呆れるほどGPS精度に拘っています。
対応バンド / SIM
Mi 8 Pro はDSDS(デュアルSIM / デュアルスタンバイ)に対応しており、SIMカード2枚挿しでの運用が可能です。
ドコモ:プラチナバンド4G帯のBand19に対応していませんが、主要バンドのB1およびB3に対応していますので都会での使用は可能です。
SoftBank(Y!モバイル) : LTEバンドB1, B3, B8 に加え WCDMAバンドB1,B8にも対応していますので、日本国内での使用は問題はありません。
AU:LTEの主力周波数帯 B18(B26)には未対応です。AUの3G通話バンドCDMA BC0に対応していますが、実際に接続できるかどうかは不明です。AUのSIMを挿しての利用は厳しいでしょう。
3G: WCDMA
B1/B2/B4/B5/B8
TD-SCDMA
B34/B39
CDMA
1X/EVDO BC0
4G: TD-LTE
B34/B38/B39/B40/B41
FDD-LTE
B1/B2/B3/B4/B5/B7
/B8/B12/B17/B20
まとめ / 価格
無印の「Xiaomi Mi 8」は、トップクラスの処理能力を持っていながら$410から買える超高コスパ端末でした。新モデルが登場して改めてスペックを見直しても素晴らしい仕様でお得感が凄いです!
今回ご紹介したMi8のニューモデルは、ECサイトによって表記が異なります。GearBestではカラーモデルが「Xiaomi Mi 8 Pro」半透明モデルを「Mi 8 Explorer Edition」、Geekbuyingでは一律「Xiaomi Mi 8 In-Display Fingerprint」と表記されています。
シャオミ公式サイトでは「Mi 8 Explorer Edition」としていますが、「Explorer Edition」は半透明ボディのモデルのみを指しますので、これも少し違和感が残ります。ちなみにGeekbuyingで 半透明モデルは「Transparent(透明な)」と表示されています。なんだか?とっても紛らわしいです。
Xiaomi Mi 8 Proの標準価格は6GBモデルが$ 794.99、8GBモデル$ 886.99に設定されています。
ECサイトのGeekbuyingとGearBestではプリセールが開始されています。ちなみに透明ボディ版(Explorer Edition)は、RAM が 8GB版のみとなっています。Mi 8 PROは、最安値で6GB版のトワイライトゴールドが$499.99で販売されています。
【Geekbuying】
→ Xiaomi Mi 8 In-Display Fingerprint(8+128GB / Transparent)
→ Xiaomi Mi 8 In-Display Fingerprint(8+128GB /Twilight Gold )
→ Xiaomi Mi 8 In-Display Fingerprint(6+128GB /Black)
→ Xiaomi Mi 8 In-Display Fingerprint(6+128GB /Twilight Gold )
【GearBest】
→ Xiaomi Mi 8 Explorer Edition
→ Xiaomi Mi 8 Pro (6+128GB)
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タカシ
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