中国のタブレットメーカー Teclast の新製品 『Teclast M89』 が手元に届きましたので、実機をレビューしてみたいと思います。今回は 海外通販サイトの「GearBest」より端末をご提供頂きました。
こちらの端末は、いわゆるiPad Miniクローンモデルと呼ばれる7.9インチ画面のタブレットです。このタイプのタブレットは、片手で持てるコンパクトサイズで 動画・ゲーム・ブックリーダーなどの用途の マルチメディア機 として1台持っているとあらゆる場面で便利です。
ページコンテンツ
Teclast M89スペック
【Teclast M89 仕様】
OS | Android 7.0 |
---|---|
SoC | MediaTek MTK8176 Hexa Core 1.7GHz |
GPU | IMG PowerVR GX6250 |
ディスプレイ | 7.9 インチ 2048 x 1536 (QXGA) |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
カメラ | フロント: 5.0MP リア: 8.0MP |
microSD スロット |
最大 128GB |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n |
Bluetooth | 4.0 |
バッテリー | 4,840 mAh |
インターフェイス | USB Type-C |
サイズ | 19.90 x 13.60 x 0.74 cm |
重量 | 344 g |
その他 | Gorillaglass |
開封の儀
【セット内容】
・Teclast M89本体
・USB充電アダプター(日本コンセント対応)
・USB Type-C ケーブル
・取扱い説明書(日本語あり)
・MicroSDカード取出し用ピン
筐体レビュー
シャンパンゴールドのメタルボディ▼
端末底はマイクの穴のみ▼
左側面にはMicoSDカードスロット▼
SIMカードのようにピンを挿し込んで取り出すタイプ▼
端末上部には3.5mmステレオジャック、USB-C、Micro HDMIコネクタ、スピーカー2つ▼
端末右側面はボリュームと電源ボタン▼
リアカメラは左上にシングルカメラ▼
ベゼル幅は左右が約9mm, 上下約19mm▼
重さ約345 g。海外通販サイトなどでは 400 gと表示されていましたが誤表記だったようです。2種類のキッチンスケールを使って確認しましたので間違いないと思います。大きめの4,840 mAh のバッテリーを搭載しているので重いのだと考えていましたが、これは嬉しい新情報でした 🙂
内部レビュー
ホーム画面
ホームボタンを含めナビゲーションキーは、物理ボタンが存在しないオンスクリーンキーになっています。
左側にはスクリーンショット用のアイコンと右端にはアプリ設定アイコン▼
端末を横にした時にはボリューム調整アイコンも表示される▼
上部のステータスバーには転送速度が表示されます▼
日本語化
日本語ロケールが入っていますので、設定から選択するだけで日本語化できました
バンドルアプリ
OSは完全なピュアAndroidでバージョンは7.0 。最低限のGoogle系のアプリとPlayストア以外は一切インストールされていません。YouTube公式アプリですら自分でインストールする程にクリーンな状態でした。唯一入っていたメーカーのアプリは「Teclast OTA」というシステムアップデート用のものでした。
バンドルアプリはカメラアプリと ↓ これだけ▼
ストレージ
内部ストレージの容量は32GBで、初期状態では 163 MBしか使っていませんでした▼
MicroSDカードは内部ストレージとしてマウントする事が可能です▼
ベンチマークテスト
AnTuTu Benchimark (v 7.0.9)を使って処理能力をテストしてみます
スコア 97,532 ▼SoCにMediaTek社製の MTK8176 を採用しておりミドルハイクラスに分類されます。ベンチマークスコアで 97,000も処理性能があれば、ほとんどのゲームがプレイできますしビジネスアプリはサクサク動きます。
各種センサー情報
カメラ性能
フロントに 5.0MP(f/2.0)、リアカメラ はSonyIMXセンサー搭載の8.0MP(f/2.0)のカメラを採用しています。
カメラの機能は限定的で、HDR撮影とグリッド表示と程度です▼※ 画像サイズ設定や動画 画像切り替え、手動露出設定はナビゲーションバーの設定アイコンから行えます
室内・野外で平均的な露出で撮影する事ができて、タブレットとしては悪くないカメラだと思います。
マルチメディア
このサイズのタブレットはマルチメディア機として重宝します。画像解像度が 2048 x 1536 (QXGA)でアスペクト比 4:3なので、HD(フル) 映像を表示する場合には、アスペクト比が16:9 となり上下が切れてしまいます▼ディスプレイはIPS液晶で、発色が鮮やかで綺麗な映像を楽しむ事ができました。また2つのスピーカーが搭載されており、ステレオ音声で鑑賞できます。しかしながら画面を横向きにすると一方向からの音になってしまうのが少し残念です。
ゲーム性能をチェックする為に、端末性能が必要とされているゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)」をインストールしてみました。ライブ画面まで勧めると、お客様の端末に最適な表示設定は「3D軽量」となっていました。搭載されるSoCのMTK8176は、GPUにImagination PowerVR GX6250 (700MHz)を採用しており、ゲーム・動画などのマルチメディア機として活躍できそうです。
ブックリーダー
Teclast M89で採用しているQXGA 画面のアスペクト比 4:3というのは、紙の雑誌や本に近いアスペクト比なのでブックリーダーとして都合の良いディスプレイです。
※ 文庫は白銀比(1:1+√2)、新書や女性誌がスタンダード(4:3)など、本の比率は一定ではありません
コミックビューワ(PerfectVewer)でマンガを単ページで開いてみます▼
この比率なので横にして「見開き」表示でも左右が切れる事なく読書に耐え得るレベルです▼
雑誌もピタッとフィットしていて画面を分割・拡大する事なく読む事ができます▼購入した電子書籍・自炊した漫画や小説など、最高のブックリーダーだと思います。
Teclast M89 価格 / まとめ
最初に Teclast M89のスペック表を見た時、重さ約400 gと書かれていたのを見て「ブックリーダーには厳しい」と考えていました。しかしながら実機が届くと 344 gしかなく、長時間片手で読書していても疲れない重さでした。
デザインもiPad Mini風でスタイリッシュで気に入っています▼端末を横にしてキーボードを使ってオフィス文書を作成するには少し小さいですが、それ以外の用途は1台で全てカバーできてしまいそうです。
Teclast M89は標準価格 21,300円。海外ECサイト GearBest では発売記念セールが開始されており、記事掲載時点での価格は17,099 円で販売されています。最近発売された他の 8インチタブと比較すると、新型の「Xiaomi Mi Pad 4」が3万円前後ですので、ミドルハイクラスのタブレットが1万円台で買えるのはお得だと思います。
【GearBest】
Teclast M89
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タカシ
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