※最初に、大阪地震で被害に遭われた地域の方々、心よりお見舞い申し上げます。
先日の大阪の地震でも問題となっていますが、災害発生直後には電気・ガス・水道などのライフラインがストップしてしまう事が予想されます。
中でも電気は比較的早く復旧されると言われていますが、2016年の熊本地震では電力の 応急復旧までにで1日~4日間を要しており、最高で7日間後に開通したという地域もありました。また東日本大震災では市内全域が復旧するまでに約10日間も掛っています。
電力が止まった時の深刻な問題は スマートホンの電源確保 に関してだと思います。スマートホンは通信手段としてだけでは無く、情報入手や何もない状況での娯楽としても使えますので、電源が確保できないと不便さが何倍にも増幅してしまいます。
そこで今回は、電力が止まった時に役に立つ「スマホの電源確保ガジェット」と「ソーラーチャージャーの常設方法」をご紹介します。
モバイルバッテリー
電源確保で一番手っ取り早いのがモバイルバッテリーでしょう。今では小型で大容量のモバイルバッテリーが主流になっていますので、家族全員が各々1・2個ずつ持っているご家庭も多いと思います。それらが全て満充電されていれば、節約することで3・4日は持たせる事が可能だと思います。
使わなくなった古いモバイルバッテリーは、満充電にして保管しておくと緊急時に役に立ちます▼※ 満充電しておいても自然放電されますので、半年に1回は充電しておくと良いでしょう
私は災害用に 20,000mAh以上の大容量のモバイルバッテリーを数本備蓄しています震災用に買ったのですがキャンプやレジャーなど、野外での電源確保に役に立っています。
モバイルバッテリーが空になったとしても、自動車のシガーソケットから充電できることもお忘れなく!
ソーラーチャージャー
少し前までバッテリーに充電する独立型太陽光発電(オフグリッド)と言えば、車などの12V(24V) バッテリーに充電する本格的な太陽電池ばかりでした。しかも高価で設置には電気の知識が必要な事から一般的ではありませんでした。
しかし最近では、誰もが簡単に充電する事ができる「USB出力付きのソーラーチャージャー」という太陽電池が人気で、手頃な価格で入手できるようになりました。
市販されているソーラーチャージャーは15W~25W程度の出力の製品が主流です。私が使っているのは 21WモデルでUSBポート出力が2個あるタイプです。晴れている日なら四季を問わずパワフルに発電してくれます。コンセントに差して使うUSB電源アダプターと同等の電力が得られます (最大で5V / 1.8A程度)
折り畳むとA4サイズになりコンパクトです
2ポートのソーラーチャージャーを2枚用意していますので合計4ポート同時充電できます
自立スタンドが付いているタイプもあります▼
リュックに引っ掛ければ歩きながらの充電も可能▼
ソーラーチャージャーの常設方法
ソーラーチャージャーは便利ですが、震災時に庭やベランダの陽の当たる場所を探して移動するのは大変です。そこで家の中で一番日当たりの良い窓に常設してしまう方法がお勧めです。
百均などで吸盤式のフックを買ってきます▼
ソーラーパネルを外側に向けてチャージャーを引っ掛けるだけです。
太陽が出ていない曇りの日や太陽に面していない窓でも微弱ですが充電は可能です▼※ 私がチェックした時には、曇りの日でしかも太陽に面していない窓で4.8 V / 0.3A~0.5A 程度で充電できていました。
ソーラーチャージャーを1・2箇所に常設しておけば、緊急時の充電ステーションとして活躍してくれると思います。
フックに掛けているだけなので、本当に電源が足りなくなった時には 取り外して太陽の当たっている場所に設置する事もできます。
ソーラー付きモバイルバッテリー
ソーラーパネル付きのモバイルバッテリーが多数販売されていますが、所詮このパネルは気休めで全く実用的ではありません。
例えばパネルの出力を大きめの 0.7 Wと見積もったとしても、最大で 5V / 0.14Aでしか充電できません。実際に幾つかの製品で空の状態から充電してみた事がありますが、晴れの日に何日間置いても全く充電できない物ばかりでした。
それどころか太陽の熱でバッテリーが膨れ上がってしまい、危険なのでそのまま破棄した製品もあります。
中には1日でインジケーター1個分充電できる製品もありましたが、結局のところ炎天下にモバイルバッテリーを晒し続けるのは好ましく無いのでコンセントから充電しています。
災害時のスマホ電源確保まとめ
住宅用の太陽光発電システムを設置してある家庭や、ハイブリットカーなどは災害時に非常用電源としても使えて便利ですね。しかし我が家のようにどちらも無い家庭では、何とかして緊急時の電源を確保しておきたいところです。
モバイルバッテリーは言うまでもありませんが、太陽しか無い環境でも電気を起こせる「ソーラーチャージャー」を持っている安心感は凄いです。実際に大阪の地震発生以降「ソーラーチャージャー」の販売数が数倍に増えています。
最近ではライトやLEDランタンなど、LED製品も電池式からUSB充電式に変わりつつありますので USB電源は頼りになりますね。
キャンプではUSBポートから給電するタイプのLED電球なども人気で、テント内でモバイルバッテリーに挿して使っている方も増えています。
私はAukeyのソーラーチャージャーを使っていますが、残念ながら今は販売されていないようです。Amazonのレビューや口コミで「発電効率が良い」と売れているのがRAVPower製のソーラーチャージャーで、安心のAnker製も人気です。
タカシ
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