今回は、裏面がE-ink(電子ペーパー)画面のAndroid端末『YotaPhone2』をご紹介します。実は私は『YotaPhone2』が、ヨーロッパのクラウドファンディングサービスで資金集めをしている時から目を付けていましたが、発売当初の価格が9万円弱!しかも、ヨーロッパと中国でのみの発売でしたので諦めていました。
ところが先日、海外通販の大手GearBestから、レビュー用のサンプル品ををご提供頂けるというお話がありましたので、喜んでお受けいたしました。調べてみると最近では価格も$140前後まで降りてきているようです。
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『YotaPhone2』 (YD206)スペック
CPU | CPU MTK6753 Octa Core1.3GHz |
OS | Android 4.4.3(KitKat) Android5.0にアップデート可 |
RAM | 2GB |
ROM | 32GB |
画面サイズ | 5.0インチ, 1920×1080/FHD |
E Inkディスプレイ | 4.7インチ、解像度:960×540 |
カメラ画質 | リア:800万画素 フロント:210万画素 |
micro SD スロット | x |
SIMカード | nano ×1 |
Bluetooth | v4.0 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n/ac |
バッテリー | 2,500mAh |
入出力端子 | MicroUSB |
サイズ | 69.4 × 144.9 × 9mm |
重量 | 145g |
ネットワーク | 2G: GSM 850/900/1800/1900MHz 3G: WCDMA 900/2100MHz 4G: WCDMA 800/1800/2100/2600MHz |
その他 | NFC、VoLTE、Qiに対応、MicroSDスロットなし |
LTEのBand 1(2.1GHz)が使用可能
『YotaPhone2』開封レビュー
大きめな立派な箱に入って到着▼
スマホのみならず、箱のギミックも合体ロボのようで変わってます▼
付属品はイヤホン、USBアダプター(中国仕様)、MicroUSBケーブル、SIMピン▼
イヤホンの装着部も変わっています、これはオマケ程度ですね▼
Simカード取出しピンもユニーク仕様▼
スマホ本体の表面?Android側▼
電源を入れるとスグに言語設定画面が表示されます。有機LEDなので発色が鮮やかでゴリラガラス3が採用されています。
裏面E-ink画面▼
E-ink画面は画面切り替えの時のみ電源を必要としますので、この画面が表示した状態で到着
E-ink画面は曲面▼
電源ボタンとボリュームボタン▼
ボリュームボタンにピンを挿し込んでSIMカードを挿入します
SIMの仕様はNanoSIMでDMMモバイルを使ってみました▼
LETバンドで問題なく使えます
バンドルアプリ
バンドルアプリは、E-ink画面を活用するアプリ以外は一切インストールされていません。ブラウザはChrome/カメラはGoogleカメラ/Googleフォトなど、ほとんど素の状態のAndroid端末となっています。
カメラを起動すると、背面にSmileの文字や目などが表示される▼
ベンチマークテスト
AnTuTu Benchimark (v6.2.7)を使って処理能力をテストしてみます
4回テストした結果、55,000~56,500の間。3Dスコアが約8400でした▼
ミドルレンジクラスど真ん中の端末ですね。デモの3D描画もスムースに描画されますので、ほとんどのゲームで遊ぶ事ができると思います。
『YotaPhone2』の操作方法
YotaPhoneは特殊な端末のため、背面の切り替え切り替えや設定は独自アプリを使用します。
基本となる操作方法は、ディスプレイのホームボタンを長押しで、3つの操作アイコンが表示されます。左からディスプレイ切り替え(ミラーリング)、Google検索、スクリーンショット
ミラーリングを使うと背面でもAndroidが操作可能。「X」でミラーリング終了▼
背面画面の操作方法
背面(E-ink画面)での操作方法は、左右でアプリ切り替え、真ん中アイコンで「戻る」
この画面でも「戻る」長押しで、同様に「ミラーリング」「Google」「スクリーンショット」を表示する事が可能です。
YotaSnap
最初、スクリーンショットをホームボタン上に配置する意味が理解できなかったのですが、撮影したスクリーンショットを背面E-ink画面に表示し続けるための機能でした。
これが意外と便利で、スマホの電源を入れずともGoogleマップを
確認できたり、WEBサイトのレシピや情報ページを表示し続ける事ができます。
YotaPanel
背面にはヴィジェットを配置する事ができ、自由に組み合わせる事が可能です
Android画面で専用アプリのYotaHubから右側のパネルをタップ▼
基本セットから選択も可能▼
自由に組み合わせる事もできます▼
音楽操作、電話、メール、SMS、カレンダー、時計、YotaGame、など
しかし、背面は独自のプログラムで動いているので、メールやメッセージで日本語入力はできません(Androidをミラーリングしている時は使えます)
YotaReader
最初からインストールされている背面起動が可能なブックリーダーアプリ
コレクション内には英語の本ばかりですが、epub形式に対応しているので自炊した本を取り込んで読む事も可能です
その他、YotaCover(背面の壁紙)やYotaGame(チェスや数独などのゲーム)、YotaEnagy(独自バッテリー節約モード)など、背面活用の為のアプリが充実しています
『YotaPhone2』の活用法
YotaPhone2の魅力は、スマホとKindleの2台持ちする必要がなくなる事。その上、AndroidアプリをE-Ink画面で操作する事ができれば、大幅なバッテリー節約になるはずです。そこで色々チェックしてみました。
ブックリーダー、コミックリーダー
私は、自炊本、自炊コミックリーダー、掲示板リーダーとして『YotaPhone2』がを使ってみたかったので使い倒してみました。
付属のYotaReaderでは無く、Kindleアプリを使用する事にしました▼
快適に読書をする事ができ、長時間 読み続けてもほとんどバッテリーを消費しません▼
PerfectViewrで自推マンガも読んでみます
4.7インチ画面でも何とか読む事ができました▼
私の場合、たまに細かい文字は拡大する必要がありました▼
中高生達は、拡大せずそのまま読む事ができていました。ただし、細いタッチの作品や注釈が多いマンガは疲れて読む事ができませんでした。コミックビューア専用端末としては、少し厳しいと思います。
E-ink画面でAndroidアプリ使用
背面のE-ink画面でもゲームをプレイする事ができてしまいます
少しカクカクするがポケモンGOもプレイ可能▼
YouTube動画も白黒再生▼
何より一番使えるのが、自転車に取り付けたGoogleマップナビ▼
E-ink画面なので、太陽の下でも問題なく観ることができますし、バックライトなども使っていないのでバッテリーの持ちが良い。ただし、バックグラウンドではAndroidが稼働していますので、若干端末も熱を持ちます。この用途に使えたのは嬉しい副産物でした。
まとめ
背面E-ink画面の有無にかかわらず、バッテリー容量が2500mAhありますので普通のスマホ端末としての電池の持ちも優秀でした。
また、気になる「ケース問題」ですが、Amazonなどでもバンパーのみ売られています。※金属バンパーはGPSが使えなくなるとほ報告がありますので注意
Android OSが4.4と少し古いですが、ファームをヨーロッパ向けモデルYD201に書き換える事でAndroid5(Lolipop)にアップデートする事が可能です。
関連リンク:GeareBest販売ページ
Yotaphone 2 5.0 inch 4G Smartphone – BLAC【GearBest】
GearBestで買い物する方法のエントリー(記事内「GearBest」での購入方法について)参照
海外通販『GearBest』で高スペック激安Androidの1.2万円端末をMVNO用に購入 | スマホLABOホンテン
また、海外通販に関するトラブルシューティング方法はこちら▼
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タカシ
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