常に充電器に接続されているイメージのスマホやタブレット端末ですが、実際どれくらい電気代を使っているのか気になりますよね。そこで今回は、最新のスマホやタブレット端末を1回充電して幾らかかるのか計算してみました
スマホの電気料金の計算式は?
スマートホンのバッテリーには「定格 3.8V 2600mAh 9.88Wh」などのように表記されています
Galaxy Jの純正バッテリー▼
電気料金の算出に必要な数値は、電力(ワット)で求める計算式は下のようになります
電圧[V]×電流[A]=電力[W]
「Galaxy J」のバッテリーにあてはめてみると▼
3.8(V) x 2600(mAh) = 9,880(mWh) =9.88(Wh)←これが使用電力量
※これは中学の科学の授業で習う電力の計算式です
電気料金について
電力自由化で、各社段階的に電気料金を設定されていたり、夜間の電力を割り引きがあったりと複雑になっています。
しかし、今回はシンプルに東京電力の「従量電灯Bプラン」の最初初の120KWhまでの料金19円52銭/1kWhで算出する事とします
この電気料金で「Galaxy J」のバッテリーを満充電にしたと計算すると
(9.88/1,000)x19.52 =0.1928円
リチウムイオン電池の充電ロスは極めて少ないので10%としてみます
0.1928 x 1.1 = 0.21円
一度の充電で0.2円かかる計算になります
一度の充電にかかる電気料金リスト
スマホのバッテリーの電圧は一般的に3.7Vなので、一律3.7Vで計算するものとします
機種名 | バッテリー容量 | 充電料金(年間) |
---|---|---|
iPhone 6 | 1,810mAh | 0.14円(51円) |
iPhone 6s | 1,715mAh | 0.13円(47円) |
iPhone 6s plus | 2,759mAh | 0.21円(76円) |
Xperia X Performance | 2,570mAh | 0.2円(73円) |
Galaxy S7 edge | 3,600mAh | 0.28円(102円) |
iPad mini 4 | 5,124mAh | 0.4円(146円) |
iPad Air 2 | 7,340mAh | 0.58円(211円) |
Xperia Z4 Tablet | 6,000mAh | 0.47円(171円) |
毎日バッテリーを空っぽにしたとして、iPhone6Sで年間47円しか電気料金が掛かっていないんですね。
ただし、これは理論値なので、実際には充電しながら使用したり、充電器が熱を持つことによる充電ロスなども考えられます。
今回の記事を書いたのには理由がありまして・・・
先日、知人が節約好きな奥さんから「スマホ用品がいつもコンセントに刺さっていて電気代がバカにならない」と指摘されたと苦笑いして話してくれました。
彼の奥さんは、待機電力の報道などを観て「出来る事なら冷蔵庫のコンセントも外したいくらい」と言う程の倹約家なので、コンセントに大量の機器が充電され続けている事が気になって仕方がないようです。
彼も実際の電気料金がどれくらいなのか見当もつかなかったようで、上の計算式を教えてあげたところ奥さんも納得したとの事でした。
余談になりますが、そのご夫婦のお宅では、古いタイプの温水洗浄便座を使っているので、そちらの年間電気代が莫大な金額になる事を告げると、あわてて次の日曜に夫婦でホームセンターに新しい便座を買いに出向いていました。古いタイプの温水便座は、24時間ずっと便座と水を温め続けるので、強烈に待機電力を消費します。倹約家の奥さんは使えるモノを捨てないので、家族の新便座の買い替え案に反対していて、逆に莫大な待機電力を使い続けていたという皮肉なオチですね。
タカシ
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