サウンド機器メーカーEdifier(エディファイア)からスタジオモニタースピーカー 『MR5』が発売されました。
実機が手元にやって来ましたので、使用感を共有したいと思います。
MR5は、 モニタースピーカー「MRシリーズ」の最新・最上位モデル。Bluetooth, 有線両用のアンプ内蔵スピーカー。
前モデルのMR4では2ドライバーでしたが、3ドライバーの新設計に変更。サイズ、性能共に大幅にスペックアップしています。
Edifier MR5スペック
Bluetooth | 6.0(LDAC対応) |
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ドライバ | 1インチ径ツイーター 3.75インチ径ミッドドライバー |
最大出力 | 110W RMS R/L(高音): 10W+10W R/L(中音): 15W+15W R/L(低音): 30W+30W |
再生周波数帯域 | 46 – 40,000Hz |
インターフェイス | RCA/XLR/TRS/AUX |
STNレシオ | ≥85dBA |
サイズ | (W)140x(D)170x(H)228mm(メイン側) |
重量 | 約10.4 Kb |
開封レビュー
【セット内容】
- MR5スピーカー本体(パッシブ / アクティブ)
- 取扱い説明書
- RCA ケーブル x 1
- 3.5mmオーディオケーブル x 1
- スピーカー接続ケーブル(2.4m)
- 電源ケーブル
取扱説明書は英語のみですが、ネットに日本語の取説があります▼
製品レビュー
グリルやサランネットなどは無く、ドライバーむき出しのデザイン。つや消しブラックをベースとしたブロンズが特徴的です▼
上部はレザー風でシックな質感があります▼
新色のカラーバリエーションはホワイトとブラックの2色展開。ホワイトは全く違う印象に仕上がっています。
サイズ幅35.9 × 高さ15.9 × 奥行23.5 cm。重さも約 5,170 グラムあり、バッテリーが搭載されていませんので常設タイプです。
ブックシェルフ型というだけあって、高さ15.9と文庫本の縦のサイズとほぼ同じ。奥行が23cmある本棚なら収まります▼
操作ボタンとつまみは、上面に配置されています。高音・低音・ボリュームの調整が可能となっています。
入出力ポートはRCA、AUX入力、XLRと豊富です。
また、10kHzの高周波をブーストする「High」と125Hz付近の低周波をブーストする「Low」の2個のつまみがあります。
Edifier ConneX アプリ
Edifier の独自アプリ「Edifier ConneX 」を利用する事で、イコライザー機能などが可能となります。
Edifier ConneX
開発: BEIJING EDIFIER TECHNOLOGY CO.,LTD. 評価 無料 |
音質
低音レスポンスを可能にする2x10.2cm(4インチ)のウーファーと、微調整されたサウンドを生み出す2x19mmのツイーターを採用モニタースピーカーなので、原音に忠実なサウンドを再生する特性を持っており音量・バランス・定位・エフェクトのかかり具合は正確です。
合計110ワット(RMS)から生み出される自然できめ細かいサウンドが特徴です。出力があるので、音圧が強く音量を上げても歪むことなく低音も強くて安定したサウンドです。
全ての音域に抜けた透明感が感じられます。左右のスピーカーを1.5m程度離して使いましたが、分離型のスピーカーならではの音の広がりを感じる事ができました。
大出力がありますが、低音域は強調されすぎず丁寧に楽器の特徴をしっかりとらえて聴こえます。ヴォーカルの中音域が他の楽器にかき消されてしまうような事もありません。ヴォーカルは目の前にしっかり定位します。特に印象的な音の特徴はヴォーカルの声。特に女性ボーカルの声が前に出て際立って聴こえます。
ハイトーンボイスの女性ヴォーカルの声がキンキンした金切り声に聞こえる事もありません。Adoの曲を聴くと、独特のハイトーン声が、高い所がスッキリ伸びて行って、その先のブレスがセクシーに聴こえました。
歯擦音が気になる曲、いわゆる「サ行が刺さる曲」を聴いてみましたが、これも全く問題ありませんでした。
安いスピーカーでは聞き取れないような、トランジェントなどもしっかりと聴き取る事ができます。
専用アプリのEQ機能を使う事で、音の傾向を変える事もできます▼
Edifier MR5レビューまとめ / 価格
Edifier MR5は、木製エンクロージャーを採用しているだけあって、暖かい音質で解像度も音楽鑑賞レベルまで達しています。
価格は¥39,900(税込み) Amazon・楽天の公式ショップで購入可能です。日本での取り扱いを記念し、20%OFF限定セールも同時に開催します。
※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
タカシ

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