Amazonの完全ワイヤレスイヤホン『Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代』を発売日に購入しました。1ヶ月以上使ってみましたので、私の使用感を共有してゆきたいと思います。
初代Echo Buds (エコーバッズ)は、日本で公式に発売されませんでしたので登場と同時に第2世代となっているのが不思議な感覚がありますね。
Echo Buds 第2世代は、アクティブノイズキャンセリングやヒアスルー機能が搭載された、Alexa(アレクサ)対応のワイヤレスイヤホンです。
ページコンテンツ
ざっくりレビューフラッシュ
耳から外して一時停止・再生機能が便利
音漏れが少ない
1回の充電で最高 5時間の使用が可能
アレクサ対応
繊細でても目立たないデザイン
ウイングチップでフィット感を調整可能
デバイスを探す機能が実装
アプリからイコライザー調整が可能
ノイズキャンセリング機能が控えめ
防水機能がiPX4どまり
重低音が弱い
Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代スペック
チップセット | Realtek RTL8763C |
---|---|
対応コーデック | 非公表 |
再生周波数帯域 | 不明 |
音楽再生時間 | 約 5時間 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
ノイズキャンセリング方式 | – |
防水等級 | IPX 4 |
ドライバーユニット | φ5.7 mm |
マイク | 片側3つ 外側:2つのビームフォーミングマイク 内側:1つのマイク |
イヤホン充電時間 | 約 1.5 時間 |
ケース充電時間 | 約 2.5 時間 |
バッテリー容量 |
不明 |
ANCとハンズフリーでAlexaがオンの状態: :最大5時間 NCとハンズフリーでAlexaがオフの状態: 1回のフル充電で最大6.5時間 |
|
重量 | イヤホン: 5.7 g 充電ケース: 44.4 g (ワイヤレス充電機能付きは47.6 g) |
サイズ | 充電ケース: 66.8 mm x 28.6 mm x 39.1 mm イヤホン: 20.0 mm x 19.1 mm x 19.1 mm (イヤーチップ、ウイングチップを含まず) |
開封の儀
【パッケージ内容】
- Echo Buds 第2世代 x 1ペア
- イヤーチップ:XS/S/M/L 各1ペア
- ウイングチップ:S/M/L 各1ペア
- 収納充電ケース x 1
- USB-C充電ケーブル x 1
- 取扱説明書などの紙類
製品レビュー
イヤホン本体
Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代は、イヤホンとデバイス間がワイヤレスで接続し、なおかつ左右が完全に独立したBluetooth接続のカナルタイプのTWSです。
イヤホン本体は丸型で、いわゆる「お団子型」。薄っすらとAmazonのロゴが入っています。
本体カラーは艶消しブラックで高級感があります▼
重さは片側約 6.1グラム▼
イヤーピースとは、 XS / S / M / Lの 3種類のサイズが用意されています
ウイングチップも3種類のサイズが用意されており、耳に合わせて調整ができるようになっています▼
イヤーピースの穴は、スピーカーグリルのような穴があいています。耳垢やゴミが内部まで入り難いのが良いですね。
イヤーピースを外したベース部は円形▼
防水等級はIPX4に対応しています。IPX4は耐汗仕様。いわゆる生活防水レベルです。
※ ケースは防水ではありません
チャージケース
充電ケースは横長の小型サイズ。ポケットにポンと入ります。
リップクリームと並べるとサイズ感が分かりやすいですね。最近のTWSケースの一般的な大きさですね。▼
ケースのサイズは、実測で 高さ 39.2 x 幅 66.7 x 厚さ28.6ミリ▼
イヤホンを格納したケースの重さは約 55.3グラム。ちなみにワイヤレス充電に対応したケースと非対応のケース版が販売されていますが、手元にあるのはワイヤレス充電に非対応のモノです▼
充電ポートはUSB-C。ケースにはバッテリー電池残量のインジケーターは、1灯だけついているLEDの色で確認できます。
緑点灯:40%以上 / 黄色点灯:40%以下 / 赤点灯:残量わずか(要充電)
1回の充電で約 5時間使えます。ケースでの充電を含めると合計 15時間。通勤・通学の往復で使用するには十分な電池の持ちでしょう。現地に到着したらケースに戻せば充電されますしね。ケース本体への充電は3、4日に1回程度で間に合いそうです。
また15分の充電で最大2時間音楽を再生可能です。
Amazon Alexaアプリ
初期設定にはiOS/Android用の「Amazon Alexaアプリ」とAmazonアカウントが必要です。直接Bluetoothペアリングしてもアレクサアプリを使ってくれとアナウンスが流れ、接続できませんでした。
イヤホンのファームウェアアップデートのため、初回のみAlexaアプリが必須となっているようです。
開発:AMZN Mobile LLC
評価:
無料
イヤホンケースを開けると、アレクサアプリに「Echo Budsが見つかりました」と表示されます。
後は指示に従ってセットアップするだけです。
通話テスト
Echo Buds 第2世代はイヤホンにマイクが内蔵されており、ハンズフリー通話機能が実装されています。
片側3つ (外側に2つのビームフォーミングマイク、内側にも1つのマイク)が搭載されており、かなり自然な会話ができます。
使い方
操作方法
イヤホンの背中側をタップする回数で操作を行います
左(L) | 右(R) | |
---|---|---|
音楽操作 | ||
1回タップ | 再生 / 一時停止 | |
2回タップ | 次の曲へスキップ | |
3回タップ | 前の曲へスキップ | |
長タップ | ANC切替 | |
通話 | ||
2回タップ | 通話/電話を切る |
操作の挙動に関しては、アレクサアプリから変更可能です。
操作・装着感
操作性について
充電ケースかを開けるとイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されています。
収納時はケースに戻すと、ペアリングが解除され自動的に充電が開始されます。デバイスとの接続に関しては、余計なプロセスは一切必要ありません。
イヤホンの操作感については、背面のハウジングを適当に叩けば受け付けてくれます。また耳から片方だけでも外すと曲が一時停止され、再装着すると再生される機能が実装されていますので、レジでの支払いの時なんかに便利です。
残念な点は、ボリューム調整がイヤホンから出来ません。アレクサに「ボリューム上げて」と指示するか、スマートホンから直接調節するしかありません。
装着感
耳の形に合わせた設計(エルゴノミクスデザイン)で、イヤホンも軽くフィットするので装着していても違和感はありません。
付属のウイングチップ(イヤーフック)を付けると↓のようになります。私はウイングチップを付けなくても外れませんが、付けた方がよりフィット感が増して落ちにくくなりました。
スポーツジムに持って行きましたが、ピタッとフィットして落ちたり緩んだりする事はありませんでした。長時間装着していても痛みはありませんでした。
まんまるのイヤホンが耳に詰まっているように見えます▼
正面から見ると▼
斜め前方から見るとスタイリッシュ。Amazonマークが薄すぎて見えませんね。
音質
5.7 mm径ダイナミックドライバを搭載しています。
エコーバッズ 第2世代のファーストインプレッションは、澄んでいて解像度が高いという印象でした。
音にムラがなく、低価格帯のTWSイヤホンでは聴こえないような音も聞き取れます。
しかしながら、音圧が弱く「安全レベル以上に音量を上げますが?」と表示されるまでボリュームを上げなくては音が遠く聴こえます。
だからといって音が籠ったり抜けが悪い訳ではなく、ボリュームを上げれば問題なく鑑賞できます。
ヴォーカルの声が弱い曲でも、しっかりとバンドに打ち消される事なく声が際立って聴こえます。例えばギターの音にかき消されガチなメレディス・ブルックスのBitch(ビッチ)でも、彼女の呟くようなヴォーカルが思いっきり前にでて聞こえました。
どちらかと言えば中高音寄りの音が得意で、繊細な音もしっかりと拾いますが、それが極端にフューチャリングされてしまいキンキンと耳障りに聞こえる曲もありました。
ピアノの楽曲なんかは、音が小さいからとボリュームを上げるとキンキンして疲れてしまいます。
また低音域が得意ではないようで、重低音でお馴染みのビリーアイリッシュの bad guyでは、「ズンズン」聴こえるバスドラムが「ポンポン」という感じに聞こえてしまい、曲の良さがあまり引き出せませんでした。
ヴォーカルが目の前に定位され、声が際立って聴こえますので、ポップスやアニソンなどのヴォーカルを楽しみたい人には良いチューニングだと思います。ただし前述したとおり、音楽のジャンルを選ぶイヤホンなので注意が必要です。
音切れ・音飛び・遅延
スマホに通知が届いた時に一瞬途切れる事がありますが、それ以外は途切れたり音飛びはありませんでした。また左右のイヤホンの接続も強固で、右耳側を手で覆っても左側のイヤホンが切れる事もありません。
遅延に関しては、動画を観ても人の口の動きと音(声)のズレを目を凝らして見ても分かりませんでした。
ノイズキャンセリング機能
Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代は、外の騒音を抑える ノイズキャンセリング機能が実装されていす。色々と試しましたがエントリーモデルのTWSと同程度のノイキャン性能だと思います。
交通量の多い通りでの車の騒音、電車のガタンゴトン音は消してくれますが、人の話声などはスルーして聞こえてしまいます。
Alexa機能・アプリについて
Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代は、アレクサに対応しています。Echo系のスマートスピーカーや、アレクサ対応のスマートプラグなどIoT機器を活用している方には本当に便利だと思います。
しかしながら、それ以外の方にはSiriやOKグーグルと同じ。単なる音声アシスタント機能でしかありませんね。
またアレクサアプリを使えば、イヤホンを探す機能が便利です。イヤホンを見失ったら、片耳だけから音を鳴らして探す事ができます。
また最後にスマートホンと接続した位置を記憶しており、マップ上に位置を示してくれます。
それ以外にもイコライザー機能や、イヤホンのフィット感を調整する機能も搭載されています。この機能を使って左右の耳穴にあったイヤーチップ、ウイングチップを選べるようになっています。
まとめ・価格
愛用の AirPods 3をお休みして、しばらく Echo Buds (エコーバッズ) 第2世代を使って音楽を聴いていましたが、私は色々なジャンルの音楽を聴くので都度ボリュームを調整する必要がありました。
総括としては、アレクサを含めた機能モリモリのエントリーモデルのノイズキャンセリングTWSという感覚です。
ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM4とは、比較する対象ですらありません。ノイズキャンセリング機能やヒアスルー機能に期待をしているのであれば、あまりお勧めできません。
通話音質が良いので、テレワークやWEB会議には良いイヤホンだと思います。アレクサを活用しているのであれば、PCデスクでの仕事や作業が捗りますね。
タカシ
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