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【実機レビュー】realmeの新ミドルハイレンジ端末「realme GT Master Edition」グローバル版

中国メーカーOppoのサブブランド「Realme」の新スマートホン「realme GT Master Edition」が発売されました。
さっそく実機が手元に来ましたので、レビューしたいと思います。

realme GT Master Editionは、Qualcommの新プロセッサーSnapdragon 778G を搭載、最大65Wの急速有線充電に対応したミドルハイレンジの端末です。
「若者と一緒に歩んでいくブランド」としているrealmeのコンセプトどおり、価格もスペックも魅力的な端末に仕上がっています。

ちなみに上位モデルには、「Realme GT Master Explorer」エディションがあります。

realme GT Master Editionスペック

※ メーカーさんの方からサンプル品をご提供頂いてのレビューとなります。金銭の授受などはありませんので、公正な視点で製品をレビューします。
モデル名 realme RMX3363
OS realme Ui 2.0
Android 11
SoC Qualcomm Snapdragon 778G
ディスプレイ 6.43 インチ
2,400 × 1,080(FHD+)
RAM 6 GB / 8 GB
ROM 128 GB / 256 GB
外部ストレージ 非対応
リアカメラ 6,400万画素(F/1.8):広角
800万画素(F/2.3):超広角
200万画素(F/2.4):マクロ
フロントカメラ 3,200万画素(f/2.5)
SIM NanoSIM + NanoSIM
認証方式 指紋 / 顔
Wi-Fi 802.11 b / g / n / ac / ax
Bluetooth 5.2
バッテリー 4,300mAh
防水 非対応
おサイフケータイ / NFC
NFC対応/Felica非対応
対応バンド GSM:
850/900/1800/1900mhz
3G:
B1/2/4/5/6/8/19
FDD-LTE:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28A
TD-LTE:
B34/B38/B39/B40/B41(2515-2675MHz)
5G:
SA NR:n41/n78/n1/n3/n5/n8/n28A
NSA NR:n41/n77/n78
GPS GPS / Beidou / GLONASS / GALILEO / QZSS 
インターフェイス USB-C
 サイズ 高さ: 159.2 mm
幅: 73.5mm
厚さ: 8.0mm /8.7 mm
 重量 184 g / 174 g
カラー Voyager Grey /Daybreak Blue/Cosmos Black

 

開封の儀

【セット内容】
realme GT Master Edition本体、USBアダプタ、USB-Cケーブル、TPUケース、シム取り出しピン、クイックガイドなどテキスト一式

 

 

ざっくりフラッシュレビュー

メリット
 最大65W急速充電
 約33分でフル充電が可能
 120Hz対応のAMOLED画面
 画面内指紋認証システムの反応が良い
 自撮り・ポートレート機能が充実
 多層ベイパーチャンバーで冷却性能が高い
 Game Spaceでゲームプレイが快適
 ドコモのプラチナバンド、プラスエリア対応

 

デメリット
 おサイフケータイ(FeliCa)非対応
 ナイトモードがモタつく
 ワイヤレス充電非対応
 シングルスピーカー
 

 

筐体

ディスプレイ

フラットタイプのディスプレイで 、ディスプレイは6.4インチ2,400×1,080(FHD+)で、画面占有率は91.7%。画面にはSamsung社製の AMOLED(有機EL)液晶を採用しており、1000nitsの輝度に対応するなど、鮮やかで明るい画面を実現しています▼

 

ベゼル幅を計ってみると画面の上・左右が 約3mm・左右は約 2mm、下部は約6mm

 

フロントカメラは水滴型ノッチ内に格納されています。液晶保護ガラスは購入していませんが、最初から貼り付けられていました▼

 

リフレッシュレート120Hz駆動に対応。自動/60Hzの駆動設定ができます。 360Hzのタッチサンプリングレートは、OTAアップデートを通じて間もなく提供予定です。

ご提供頂いた筐体はDaybreak Blue。“夜明けの青”です。
見る角度でオーロラカラーに見えます。ブルーというより青み掛かったシルバーの方が近いかも▼
ちなみにこのカラーは公式サイトでは、Luna White(ルナホワイト)となっています

 

端末サイドはメタルフレームで保護されています▼

 

voyager Glayは、プロダクトデザイナー深澤直人によるメタルフレームとレザーを合わせたスーツケースの様なデザイン(旅行箱 灰)が特徴のモデルです。

 

カラーバリエーションは、Voyager Grey /Daybreak Blue/Cosmos Blackの3色展開▼

 

端末の重さは約174グラム。保護フィルムが貼ってあるので、実測では176グラムでした。スーツケースモデルは180グラムです。

 

この端末の最大の魅力は8mmの薄型ボディ。実測では8.2mmでしたが、これも保護フィルムが貼ってあるので厚みが出たのでしょう。

 

端末右側には現減ボタンのみを配置▼

 

端末左側面は、ボリュームボタンとSIMスロット▼

 

2枚のNanoSIMに対応しており、MicroSDカードスロットはありません▼

 

端末底面には最近排除されがちの3.5mmステレオジャックを配置。インターフェイスはUSB-Cを採用しています▼

 

付属のTPUケースには、realmeのロゴがはいっています。

 

内部レビュー

デフォルトの状態では、専用のアプリストアをはじめ、TwitterやFacebookなど基本的なアプリが大量に入っていました▼

 

生体認証機能について

指紋認証システムは、画面内のインディスプレイ方式を採用しています。

反応レスポンスは非常に高く、触れた瞬間にロックが解除されます▼

また簡易的な顔認証システムも搭載しており、顔を向けてロック画面で上にフリックしただけで解除されます。指紋認証システムと併用可能です。

 

バッテリー・充電

バッテリー容量は4300mAh。付属のUSB充電アダプタは10V / 6.5A(65W)の急速充電(SuperDart Charge)に対応しており、わずか33分で満充電する事ができます。USプラグなので変換アダプタ不要です。

 

 

バッテリー容量が 4,300mAh 積んであるという事もあり、レビュー用に激しく使っても電池の減りは緩やかでした。あまりいじらない人で丸 2日弱。普通に使っていれば朝満充電で出かけて、音楽を聴いたりLINEをする程度なら、夜(20時)の帰宅時に50パーセント以上余っています。
当然ですがリフレッシュレート120Hz駆動に固定して、ゲームを遊んだりすると、さすがにバッテリーの持ちは目に見えて悪くなります。

 

内部スペック

プロセッサーには、Qualcomm のミドルハイレンジ向けSoCのSnapdragon 778G を搭載。6世代目のAIエンジンとして「Hexagon 770」を搭載しており、Snapdragon 768Gと比べて処理性能が2倍向上しています。
また前世代からグラフィクスレンダリング性能が最大40%向上した「Adreno 642L GPU」を搭載し、より快適なゲームのプレイが可能となっています。

メモリーは6/8 GB、ストレージ容量は128 / 256GB。 拡張用の外部ストレージ(microSDカード)には非対応です。
また仮想RAMに対応しており、128GBモデルが3GB、256GBモデル5GBの仮想RAMが利用可能となっています。

 

AnTuTuベンチマーク

AnTuTu Benchimark (v9.1.1)を使って処理能力をテストしてみます。ちなみにテスト機はRAM 8 GB、ROM 256GBモデルです。

ベンチマーク総合スコア: 542,652 ポイント

CPU: 162,826 ポイント
GPU: 156,412 ポイント

 

Geekbenchベンチマーク

Geekbench5.4.1でのベンチマークスコア

シングルコア性能: 787ポイント
マルチコア性能: 2,790ポイントミドルスタンダードよりは上、ミドルハイレンジの下に手が届きそうな処理性能です。

 

ゲーム性能テスト

RealMe のGame Space(ゲームスペース)アプリがバンドルされており、ゲーム中の通知をブロックしたり、通話を拒否、CPU / GPUパフォーマンスの調整など、よりゲームを快適にプレイできる環境を構築できます。

 

「PUBG mobile」をプレイしてみましたが、ヌルヌル快適にプレイできました。

 

大きな面積のベイパーチャンバーと、ヒートシンクの多層構造により冷却しているので、カクつく事もなく、長時間プレイしても熱でアツアツになる事もありませんでした。

 

またゲームプレイを立体的に感じられるよう、リニアモーターの触覚エンジン(バイブレーション)も搭載されています。このバイブをオンにしていると、ゲームの没入感が凄い。楽しさがワンランクアップします。

 

カメラ

リアカメラは、 6,400万画素(F/1.8)標準レンズのメインカメラ、800万画素(F/2.3) 119°の超広角レンズ、200万画素(F/2.4)のマクロの3眼構成となります。

【アウトカメラの構成】

  • 6,400万画素(F/1.8):広角
  • 800万画素(F/2.3):超広角
  • 200万画素(F/2.4):マクロ

 

撮影モードについて

撮影モードは「夜景」「動画」「写真」「ポートレート」「64M」「その他」の 6種類

 

その他からは、プロ(マニュアル)やパノラマ、スローモーション、タイムラプスなど、さらに多くの撮影モードを選ぶことができます。

 

「ストリート」の項目は、ストリートフォトモード。多くのプロストリートフォトグラファーと協力して、エモーショナルでストーリー性のあるストリートフォトの作り方を議論し、世界中の膨大なストリートフォト作品を研究することで、「速い」「リアル」という2つの特徴を抽出したとしています。

 

撮影画像

カメラアプリの設定は、AI、HDRともにオンにして撮影しました。露出はデフォルトのままで、ピントを合わせただけのガシャ撮りです。

撮影画像

カメラはピント合わせも早く、起動して即撮影が可能です。フィルターが多数用意されておりますが、フィルター無しでも鮮やかな印象です。

 

ポートレートモードは、背景をぼかしての撮影が可能です。境界線がハッキリしていて、被写体側がぼけてしまうような事もなく自然な一眼レフで撮影したような画像が撮影できます。

 

カメラの画角を紹介します。

等倍撮影▼

 

119°超広角撮影▼

 

2倍ズーム▼

5倍ズーム▼

 

セルフィカメラ

インカメラは3200万画素のポートレートカメラを搭載しており、AI ビューティー機能を搭載しており、顔に補正(盛る)を入れた写真撮影ができます。

美肌、小鼻、顎痩せ、小顔、美肌、目を大きく、など、一通りの補正機能が搭載されています。

 

夜景モード

夜景モードは少し癖があり、「AIモード」ではあまり綺麗に撮影できません。プロ夜景モードをオンにすると、露出やホワイトバランスを調整できますが、デフォルトのままでも綺麗に調整して撮影してくれます。ちなみにマニュアル撮影モードは、夜景のProモードと兼用のようです。

このAiモードでの撮影に関しては、OTGアップデートで改善されると良いですね。

 

最近のスマートホンは、夜景モードにせずともある程度の暗所撮影は可能ですが、realme GT Master editionは、明示的に夜景モードに切替えて撮影する方が格段に綺麗です。

 

動画撮影

動画は4K/30fpsまで対応しています。光学式手ぶれ補正 (OIS)をオンにすると、自然で歪みとブレのない動画撮影が可能です。

 

対応バンド

「realme GT Master edition」は 2枚の物理SIM(nano)でのデュアルVoLTE待ち受けが可能です(DSDV)

ドコモ:4G帯(LTE)主要バンドであるB1、東名阪の高速通信バンドB3に対応していますので、都市部での使用は問題ありません。またプラチナバンドB19にも対応しているので、高い建物の影や地下、郊外での電波も強力につかみます。また3G帯のプラスエリアB6にも対応しているので、僻地や山間部での電波も掴みやすくなります。5G帯に対しては、Sub6のn77、n78に対応しています。ミリ波は非対応です。

SoftBank:バンド(LTEバンド1,3,8 / WCDMAバンド1,8)にも対応していますので、日本国内でも快適に使えます。
5G帯に対しては、Sub6のn77に対応しています。ミリ波は非対応です。

AU:LTEバンドB1とプラチナバンドB26(18を内包)に対応しており、 VoLTE SIMが利用可能となっています。また通話に3G帯 BC0(CDMA2000) を使用する非VoLTE SIMには未対応です。5G帯に対しては、Sub6のn77/n78対応しています。ミリ波は非対応です。

楽天モバイル:主要バンドLTEのB3、パートナー回線のプラチナバンドB18、B26の全てに対応しています。5G帯に対しては、Sub6のn77対応しています。

【対応バンド】

GSM:
850/900/1800/1900mhz
3G:
B1/2/4/5/6/8/19
FDD-LTE:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28A
TD-LTE:
B34/B38/B39/B40/B41(2515-2675MHz)
5G:
SA NR:n41/n78/n1/n3/n5/n8/n28A
NSA NR:n41/n77/n78

realme GT Master editionまとめ・価格

「realme GT Master edition」は、SNS、ウェブ閲覧、動画視聴などの普段使いに使うにはオーバースペックと思えるほど快適で、ある程度の処理性能が必要なゲームプレイにも対応できるバランスの取れた端末に仕上がっています。

Aliexpressのrealme Official Storeでは、2021年8月23日 16:00より 「 realme GT Master Edition 」 のワールドプレミアセールを実施します。

  • 6GB+128GBモデル $299(約3.2万円)
  • 8GB+256GBモデル $339(約3.7万円)

また更にメーカーの方から、数量限定割引クーポンが発行されています。

割引:$10オフ
クーポンコード:GTMEJP10

realme GT Master edition
realme Official Store
 

 

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タカシ

iPhone/Androidをはじめ最新家電が大好きなWebエンジニアです。あまり優等生な記事では面白くないので、少し際どい皆が本当に知りたい情報を記事にしてゆきたいと考えています。二次情報を転載するだけの「スマホ情報ブログ」にならないよう役に立つ情報を発信してゆきます。

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