喫煙者には、する・しない、に関わらず「禁煙」という文字が付きまといます。禁煙グッズやHOWTO本など、カット・アンド・トライを繰り返している人も多いと思います。日本でも日増しに喫煙者の居場所が無くなり、目の敵にする嫌煙家も増えてきました。筆者は以前、1日20本以上吸っていましたが 、禁煙アプリを使って卒煙開始して現在7年半が経ちます。「ほんとに禁煙アプリは効果あったの?」と聞かれますが、私は喫煙衝動を乗り切る時、アプリの「禁煙本数カウンター」を眺めているだけで励まされました。
今回は禁煙アプリを使って禁煙する方法と、重要ポイントについてエントリーしてみます
禁煙アプリの選び方
禁煙アプリは幾つもありますが、ずばり余計な機能は不要です。禁煙した時間・本数、節約した金額のカウンター機能だけで十分です。私が禁煙した時に利用した禁煙アプリは「卒煙式」というPCソフトで、実にシンプルで今でもパソコンに入っています▼
禁煙開始から7年5か月15日0時間54分経過
節約できた金額:1,258,043円
吸わなかった煙草:57,183本
※タバコの値上げ時に修正を加えていませんので、実際にはもっと節約できています
スマホ用に同様のシンプル禁煙アプリを探してみました▼
iPhone禁煙アプリ
Android禁煙アプリ
禁煙のポイント
筆者が禁煙に成功してから、周りの喫煙者達から禁煙方法を良く聞かれるようになりました。私も実際、禁煙に関して色々調べて実践しましたが、今になって思い返すと大切な意識すべきポイントは、数点だけで良かったと思います。
禁煙で意識するポイント
- 少しずつタバコを減らす方法は無意味、禁煙は一発スタート
- 禁煙初期は副流煙で喫煙衝動が激しくなるので、お酒の席に行かない、また深酒は禁止
- 煙草はコーヒーとの相性が良いので控える
- 「一本だけ」でも吸ったら初日に逆戻り、一本だけオバケに注意
- 夜眠れるように太陽を浴びる
- 喫煙衝動は3分乗り切る事だけを考える
- 吸うための理由は、全てニコチンが言わせている詭弁だと気がつけ
2番は特に重要で、お酒の力で気が大きくなって吸ってしまう危険もありますし、同席者に一本だけ勧められたり良いことがありません。とにかく、副流煙を多く吸ってしまった日は、帰宅後に吸いたい気持ち(喫煙衝動)が激しく辛くなります。7番は、「会社の喫煙所での会話が大切」「落ち着いて考えをまとめるためにタバコが必要」などがニコチン言動の典型だと言われています。
この項目を踏まえる事と次に挙げる「禁煙開始のタイミング」を考えるだけで十分です
計画禁煙のススメ
当然ですが、禁煙するとイライラします。イライラして仕事が捗らない上に、集中力も散漫になります。ウィークデーに禁煙をスタートすると、仕事に支障がでてしまい仕方なく吸ってしまうという事になりかねません。
禁煙開始を大型連休の少し前からスタートすると、初期の禁断症状をプライベートに過ごすことができます。偶然私は、年末のクリスマス前にスタートしましたので、正月を耐えて過ごして、ほんの少し楽になったところで仕事始めを迎えました。
こんな始め方がベストです▼
禁煙には「16時間、3日、7日、14日、30日に大きな山がある」と言われています
喫煙衝動を乗り切る方法
禁煙時には、口寂しいのでガムやタブレット(フリスク)を用意すると良いと言われていますが、実際に気を紛らわす為に有効でした。私は、尿がミントの香りになる程フリスクを舐めていました。酷い喫煙衝動でイライラした時には、禁煙掲示板や禁煙ブログなどで、禁煙同志や成功した先輩の書き込みを読む事で救われました。当時、禁煙成功した先人達が神様に見えて、将来の自分も成功者として 掲示板に書き込む事を夢みながら過ごしていました。ストーカー並みに一日何度も読みに行ったり、過去ログも数年前まで遡っていましたね。また、セロトニンとニコチンの関係を調べて、セロトニンを増やす方法論に辿り着くのが「禁煙あるある」です。自分もセロトニンサプリを調べまくりました。禁煙の睡眠障害は日光浴とメンタルサプリとサイクリングで乗り切りました。
卒煙式掲示板 -禁煙コミュニティ-
喫煙衝動を耐える時「禁煙アプリ」が大活躍しました。タクシーカウンターのようにカチカチと、常に増え続ける禁煙本数・日数を眺めることで落ち着く事ができました。
禁煙ウォッチより
「一本だけしか吸ってないから」と吸ってしまってもリセットしない方が居ますが、一口でも吸ったらリセットするルールは大切です。一本吸っただけでも、ニコチン衝動は初日に逆戻りだという事を忘れずに。
喫煙衝動は3分
16時間、3日・・・30日・・100日・・1年と、先のことを考えると、気が遠くなってしまいます。しかし、禁煙は、喫煙衝動の山を乗り切る作業をするだけです。その喫煙衝動も3分で納まりますので、3分間だけ気分転換したり何かを口に入れたりして耐えます。
最初は1日何度も来る喫煙衝動が、日が経つにつれ間隔が長くなります。それに比例して「煙草のこと」を忘れている時間も長くなってゆきます。
「とにかく3分だけ」と考えて頑張って乗り切ってください
雑記
「禁煙セラピー」を読んで成功したという方も多いですね。どんな事が書かれているのか、今更ながらに気になります。
今日現在、筆者の周りに喫煙者は2人だけ残っています。彼らは嫌煙ブームの影響もあり、タバコの匂いで色々辛い経験をしているようで、しきりに禁煙したがっていました。しかし、流行している「アイコス」という電子タバコに切り替えてから、禁煙する気持ちが無くなったそうです。また、禁煙外来も考えていたようですが、処方される「チャンピックス」という禁煙治療薬の副作用が怖いという理由で諦めたようです。
私の喫煙衝動が続いた期間ですが、日常生活上では7か月くらいまでは、毎日一度は衝動に耐えました。禁煙してから4年以上経っても、タバコを吸ってしまい後悔する夢を何度も見ていました。しかも、7年経った今でも禁煙してから初めての行動をすると、喫煙衝動に襲われることがあります。例えば、学生時代から行っていなかったスキーに行った時、スキー後の一服の美味しさを思い出して喫煙衝動に驚きました。良い想い出とニコチンが脳内で連動しているのでしょうね。
また、7年経っても私は、禁煙続行中で死ぬまで非喫煙者には戻れません。1本でも吸ってしまったら、スモーカーに逆戻りする自信があります。
タカシ
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